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勇者の姉ですが、勇者パーティの胃袋を掴んでしまったようです。(本編完結済)  作者: なづきち
おまけ

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15/16

甘くて苦い

時系列は本編より後、前話より前です。

フレデリカ回。

「結構買ったな……さすがに、重く、なってきた」

「あ、気が利かなくてごめん。私が持つよ」


 腕がプルプルとしてきてつい弱音を吐いたら、ひょいと隣から手が伸びてきて、「あっ」と言う間もなく荷物がワタシの腕から消え去った。


「マリナ……だが、しかし」

「いいからいいから。私の能力スキルだと全然重さを感じないからね」


 そう言いながらマリナは、本当に重さを感じないことを示すように、手に持った、決して軽くはないはずの荷物を軽々と上げ下げする。

 むぅ……魔力の動きがやっぱり見えない。一体どういう仕組みになっているのだ?

 マリナのスキルは、何時ものことながらよくワカラナイ……だからこそ、興味深いのであるのだけれども。


xxx


 ワタシたちは旅の途中であり、通り掛かったこの町で今日は泊ることにした。

 シャルロットとフリードリヒ王子と、その護衛であるアルベルトは冒険者ギルドへと情報を仕入れに行き――手強い魔物が発生していたら率先して狩りに行くためと、そうでなくても道中の路銀稼ぎのための依頼探しだ――、トマスは教会があるからとお祈りをしに行き、残ったワタシ――フレデリカとマリナで買い出しを担当することになった。

 ……まぁ毎度の如く、シャルロットがマリナと行動したがって少しばかり揉めたのだけれども、そこは省略する。正直な所、我儘娘シャルロットにキッチリ言い聞かせることが出来るマリナには、それだけでも頭の下がる思いである。あ、いや、マリナのせいで我儘になっているのだから、差し引きゼロか……?


 シャルロットは、マリナという一点においてのみ、正常になり、異常になる。


 シャルロットは二年くらい前までは平民として育ったという話であるが……それでもその実態は典型的な貴族だ。

 表面上は笑顔で繕い、裏では自分の利益を追求する。

 ワタシは職場である王立魔法研究所で嫌と言う程に洗礼を食らったので、そういうことには敏感な方だ。

 フリードリヒ王子の同道の影響で、どう足掻いても貴族との遣り取りが発生するのだが、その時のシャルロットの仮面の完璧さは、いっそ寒気がする程である。

 あぁ、別にワタシはシャルロットが嫌いという訳ではないと言っておく。嘘を吐くことはあっても、陥れることはないからだ。そういう点では、貴族としては素直な方なのかもしれない。

 ともあれ、権謀術数渦巻く貴族社会においては、表立って邪険にすることもできないが、油断をしたら骨までしゃぶり尽くされるだけである。なので、表と裏の顔で乖離が出来るのは仕方のないこととも言える。


「フレデリカ、疲れてる? 休憩しようか?」

「エッ? い、いや、大丈夫だ。このまま買い出しを続けて、終わらせてしまおう」


 以前のことを思い出して無意識に顰め面をしていたせいで、勘違いされてしまったようだ。……顔を覗き込まれて、少しばかり驚いてしまった。

 詰まってしまったワタシの回答に「そう? だったらいいけど」と特に追及をせず、マリナは元通り前を向いて歩きだす。


 ……シャルロットが素直なのも、マリナの影響が大きいのだろうな。

 裏表のない(下手をすると『馬鹿』が付く)正直者で、真面目に役割をこなし、素直に人の話を聞き入れ、自分のことは二の次で、戦う力もないのに妹のためにこんな危険な旅にまで同行して。

 トマスも大概善人なのであるが、マリナはそれと同じくらい、ひょっとしたらそれ以上に善人である。

 この二人は良い。周囲に居てくれるだけで空気が和らいで非常に落ち着く……あぁ、思考が逸れてしまった。

 マリナの前で正常になる、と言うのはつまり、彼女の前では素を曝け出し、ただの少女として振る舞うことが出来る、と言うことだ。


 逆に、異常になる、と言うのは……まぁ、執着心が強すぎることだ。

 聞いた話であるが、勇者として旅に出るための条件として、王に不敬とも言える物言いでマリナの同行の許可を求めたらしい。貴族であればこそ、王に意見するなど以ての外だ。

 そして頻繁にマリナに構ってもらいたがる。座る場所は絶対に隣をキープするし、部屋が一緒なのはともかくベッドにまで潜り込んでいるし――女性組・男性組で宿屋の部屋分けをされるので、毎回目撃する羽目になるのだ――、戦闘中ですら気を取られることがある。

 食事などは最たるものだな。……いや、マリナの本気料理を食べた身としては、程度はともかくとして気持ちはわかるな。あのドラゴン料理は今までの人生で一番美味しい料理だった………ハァ、また食べたい。

 あと、ワタシがマリナと会話していると、やたらと割り込んでくる。……嫌われている、という程ではなさそうだが、胡乱な目で見てくるのはヤメテほしい。別にワタシは、狙ってなど……。


「おーい、フレデリカ? お店ここだよー。どこまで行くのー?」

「……ハッ」


 考え込んでしまっていたせいで、目的の食料品店を通り過ぎてしまったようだ。


「……本当に調子悪かったりしない?」

「……っ、だ、大丈夫だから、こんな、子ども相手のような、マネを……!」


 熱を測るように額に手を当てられ、その唐突な接触に慌てて思わず飛び退ってしまった。

 ワタシの大袈裟な反応に、マリナはきょとんとしてから苦笑をする。


「ごめん、ついついシャル相手と同じように手が出ちゃった」

「いや、えと、怒ったわけでは……」

「うん、その顔を見ればわかるよ。と言っても、わかるようになったのは最近だけどね」


 マリナそのようなことをあっさりと言いつつ、「お店、入ろうか」と先に行ってしまった。

 むぅ、何故わかるのだろう……。

 研究所の同僚には『何を考えているのか全くわからない』『顔は良いのに表情が無さ過ぎて人形のようだ』など散々に言われていた顔だし、自覚も大いにあるのだが……。

 ぐにぐにと自分の頬をこねてから触れられた額にそっと手をやると、確かにほんの少し熱い気がした。


xxx


「えーと、干し肉、干物、乾燥野菜に……調味料も切れかけてたから買い足しておくかな。それから……」


 食料に関してはワタシの出る幕はない。魔道具の良し悪しならわかるのだが、食材はサッパリだからな。

 買い物が終わるまでヒマつぶしにあちらこちらを見回していると、カゴに山盛りに積まれている大きな木の実?のような物が目に入った。

 何だろう、と近寄ってみると、店員がスススっと近付いてきて、頼んでもいないトークを始める。……放っておいて欲しかったのだが……。


「お客さん、どうです? この商品はずーーーっと南の方でしか採れない、非常に珍しい一品なんですよ」

「珍しい、ねぇ……」


 カゴの下を見ると、ずーーーっと南から入荷したとは思えない程の安値が付いていた。……本当に、珍しいのか?

 ワタシの疑わしい視線に店員が気付いたのか、焦って言葉を付け足してきた。


「じ、実はその……調理方法が伝えられていなくてですね……誰も食べ方がわからなくて、ですね、ハイ」


 買ってもらえなくて、仕方なく値下げしてもなお売れず、どんどん値下げして今に至る、と。

 全く……店員ですら調理方法がわからない、ひょっとすると食べ物かどうかすら怪しい物を売ろうなどと、よく言えるものだな?

 溜息を吐き、『結構だ』と断ろうとしたその時、背後からマリナの声が届いた。


「あれ、コキアの実だ。こんな北の方で見れるんだ」

「マリナ。コレ、知ってるのか?」

「あー、……知っていると言うか、今降ってきた・・・・・と言うか」


 ……ナルホド、マリナのスキルから得た知識か。と言うことは……食べ物であるのは間違いないようだな。


「うわぁ、こんなに安いんだ。……買っていいかな?」


 値札を見て目を丸くしてから、おずおずとワタシに許可を求める。

 今や食事全般に関してはマリナに全権が渡されているのだが、一応共有財布なので気が引けているのだろうか。


「料理、出来るのか?」

「もちろん。まぁ他にも材料が必要になってくるけど……」

「出来るなら、問題ないだろう」


 マリナの料理であれば皆喜ぶ。それが珍しい物であるなら尚更だ。追加材料が必要と言った所で皆快く許可すること間違いない。

 そうして、調理方法を知りたそうにしていた店員をスルーしつつ、ワタシたちは店での買い物を終えるのだった。


xxx


 宿屋に戻り、夕食の仕込みを手伝うという条件で厨房を貸してもらった。……まぁ手伝うのはマリナ一人になるが――他のメンバーが手伝おうとした所で戦力外だ――……申し訳ないな。


「さて、と」


 エプロンと袖まくりをしつつマリナがテーブルに用意したのは、先程の木の実と砂糖だけだった。


「……ひょっとして甘味か?」

「そうだよー」


 マリナは軽く言い、手の平サイズの木の実を手に取って包丁で割り始めた。

 中からヌルっとした白い物とネバネバした粒が一杯出てきて、思わず「ウワァ」と声を出してしまう。


「あはは……見た目はちょっと気持ち悪いね。えーっと、最初に必要なのは発酵と乾燥か。これはスキルで済ませちゃおう」


 木の実を全て割った後は、中身をボウルに入れてグルグル掻き回し始める。白い部分が見る見る消えて行き、粒の方も水分が抜けているようだ。

 ……実際にはとても時間の掛かる工程ではなかろうか。非常に不思議で便利なスキルだなぁ。


「その後は水洗いして汚れを取って……よし、次はフライパンでローストだ」


 マリナは竈の前に屈みこみ、薪を積んでいく。……おっと、手伝える部分だな。


「ワタシが点けよう」

「ん、ありがとう」


 ワタシは小さく「点火イグニッション」と呟き、薪へと火を点けた。


「いつも思うんだけど、魔法って便利だよねぇ」

「……オマエのスキルも十分便利だと思うぞ」


 「そしてひどく理不尽だ」と半ばやさぐれたように付け足すと「……アハハー」と笑って返し、目を逸らすように調理へと戻る。


「あ、そうだ。前からお願いしようと思って忘れてたんだけど……良ければ私に魔法を教えてくれないかな?」


 フライパンで粒を炒めながら、マリナはそんなことを言ってきた。

 むぅ……教える……か……。


「えっと……そんな顔をするくらい嫌なら、無理にとは……」

「む……」


 おずおずと言われて、自分の状態に気付いて目頭を揉み解す。またも嫌な過去を思い出してしまったことで、知らず知らずに皺が寄ってしまっていたようだ。

 同僚……だけでなく、上司にも部下にも『貴様の話は長ったらしい上に理解し難い。もっと要点を簡潔に話せ』だの『先輩は教えるのに向いてませんね。小難しくて凡人の僕にはさっぱり分かりませんよ』だの散々言われたのでな……元々魔法漬けの生活で会話が下手であったが、余計に億劫になってしまった。

 ……思えば、周囲には敵だらけだったな。

 大半が研究内容そのものよりも功績を重視し、他人の研究を邪魔するのは日常茶飯事、下手をすると盗んだあげく自分の物だと主張してくる魔境なのだから。

 ワタシはただ研究がしたかっただけだと言うのに、横槍ばかりでうんざりだった。でも、国で一番設備が整っているのも事実だったし……。


「ワタシの説明は、長くて、わかりにくい……らしくてな。上手く教えられる気が、しない。……そもそも、きちんと会話するのも、苦手だ」

「あー、そう言えばパーティになったばかりの頃は、私が話し掛けたらすごい戸惑ってたねぇ」


 ……そんなこともあったな。ちなみに、ワタシへの一番最初のセリフは『ご飯美味しいですか?』だった記憶。

 その時は、返事をするのも面倒で、でもご飯は美味しかったものだから、小さく頷いただけで済ませた。我ながら無愛想だったとつくづく思う。いや、今も愛想は良くないのだが。

 ただそれだけの反応でも十分だったのか、マリナは気にした風もなく『良かった』とにっこりと笑い、それからも何度も話し掛けてきたな……ワタシが言うのも何だが、よくもまぁめげなかったものだ。


「でも、フレデリカの魔法の話は面白かったよ? まぁ、私が全部理解出来てるか、と聞かれたら、全くその自信はないのだけれども」

「え、面白かったのか?」

「そだよ?」


 以前魔法について尋ねられて、最初は触りだけだったのだが段々熱が入り始め、基礎の基礎から延々と話し続け、後になって自分でも『これは駄目なのでは?』と引いたくらいだが?

 新入りに講義をした時は『長すぎて眠くなる』やら『長すぎてどこが重要なのかわからない』とまで言われたワタシの話だぞ……!

 そんなワタシの失敗談にマリナは「苦労してきたんだねぇ」と苦笑して。


「でも、必要な説明だと思ったからしたんでしょ? フレデリカ、無駄なことしなさそうだし」

「……それは、そうだが」


 粒のローストが終わったのか、パリパリと皮を剥きながら、何てことのないように言ってくる。

 …………駄目だ。これは駄目だ。今ならシャルロットの気持ちが、理解できてしまう。


「んー、良い匂い。今の所は順調だね」


 言われてやっと、粒から香ばしい匂いが漂っていることに気付いた。……どれだけ動揺していたのだ、ワタシは。


 皮剥きくらいなら出来そうだと手伝いを申し出たら、熱くて火傷しかけるやら、皮がなかなか剥けてくれないやらで、あまり手伝いにならなかった。むぅ。

 何が可笑しかったのか、マリナは笑いながら、皮剥きした中身を手早くゴリゴリと潰し始めた。馬鹿にされているのではなく、純粋に楽しそうであるから、まぁいいか……。

 とりあえずまた手持無沙汰になってしまったので、魔法を扱うためのあれこれを軽く説明していたら、やがて粒が粉へとなった。

 その後は湯煎をしながら混ぜ続け、今度は粉からペースト状に変化していく。……何と言うか、料理もある意味魔法なのかもしれないな。


「さて、もうちょっと。ねぇフレデリカ。甘いのと、甘さ控えめのと、どっちが食べたい?」

「むぅ……それは難しい質問だな……。どっちと言われても、どっちも食べたい」

「あははっ、フレデリカもシャルみたいなこと言うんだね」

「くっ……それは、オマエの作る物が、美味しいのがいけないんだ……」


 頬が赤くなっているのを隠すために、プイっと顔を背ける。これは、あの食い意地が張ったシャルロットと同列にされたのが恥ずかしいのであって、決して不意に満面の笑顔を見せられたからではない。ないったらない。


「そう言ってもらえるのは嬉しいものだね。じゃあ二種類作ろうか」


 マリナは未だクスクスと笑いを漏らしながら、もう一つボウルを用意してペーストを二つに分けていく。そして片方には砂糖をどっさり、もう片方にはその半分くらいに。

 それからまた、ひたすらにかき混ぜていった。器用にも片手ずつ二つ一遍にだ。これ、ワタシがやったら絶対にどっちも駄目にするやつだ……。


「よし、混ざったかな。後は型に流して冷やすだけ、っと」

「ん、ならば氷を出そう」

「ありがとう。……実はアテにしてたんだ」

「……まぁ、これくらいなら、軽いものだから……気にするな」


 研究所の連中はワタシを良いように使いまくってうんざりしていたものだが……マリナに使われるのは、不思議と悪い気は、しないな。

 むしろ、頼られてる感が、何となく……嬉しい。


「楽しそうな顔をしてる所に水を差すようだけど……固まるまで時間掛かるよ?」


 ……違う、そうじゃない。

 コヤツ、こういう点は、本当にダメダメすぎるな……! 鋭い所と抜けてる所の、この天地程の差は何なのだ!

 さすがのワタシも、シャルロットに同情してしまう……。


xxx


 部屋に戻り荷物を整理して、それでも時間が余って魔法について考えごとをしていたら、仕込みの手伝いを終えたマリナが戻ってきた。手に二つの袋を持って。


「あれ? まだ一人? 皆帰ってくるの遅いね」

「……そう言えば、そうだな」


 後に『視察に来ていた貴族と遭遇してしまい、長話に付き合わされてしまった』と愚痴られることになるが、それはさておき。

 マリナは袋の口をごそごそと開け始める。


「まぁ、味見ということで。フレデリカ、あーん」

「……エッ」


 言われたセリフが脳に浸透せずにポカンと口を開けてしまったら、その隙にすかさず突っ込まれた。


「っ!? ……あまっ、うまっ……!」


 ヒヤッと冷たい感触にまず驚き、続いて口の中に広がる甘さにもっと驚いた。

 口の中で溶けていくソレは舌触りも良く滑らかで、上品な香ばしさで、甘いけど甘すぎず、多幸感に満ち溢れてきそうな、優しい味だった。

 実の所、マリナの作る物に信頼はあったものの、あの茶色いドロっとした見た目に不安を抱いていたのだが……アレがこんなに美味いものだとは……。


「うんうん、失敗した感じはしてなかったけど、食感も甘さも良い具合だね。美味しい」


 マリナ自身も食べ、出来栄えに満足したのか何度も頷いている。

 ……幸せそうに食べる様は、姉妹そっくりだな。

 まぁ……マリナはシャルロットのような色気はないが、その分……。


 ぼんやりと見ていたら「もう一つの味も食べちゃおうか」と、もう片方の袋に入っていた物も渡してきた。

 さ、催促した訳ではないのだが……そういうことに、しておこう。

 さっきは不意を打たれてしまったが、今度はゆっくりと――


「うん、こっちもちゃんと美味しい。これならシャルも喜んでくれるだろうな」


 ふわりとしたその笑顔を目撃すると共に、口にしたソレは。



 ――あぁ、とても……甘くて、苦い。



「え、ちょ、フレデリカ? ひょっとして砂糖が足りなくて苦手な味だった?」

「いや……甘いのを食べた直後、だったから。ギャップで、ビックリ、してしまったみたい、だ。大丈夫、ちゃんと……美味しい」


 美味しいという感想に、嘘は全くない。

 そう……きっと、そう。ビターだったから、ビックリした、だけなのだ。

 ごくりと飲み込み、重くなったような気がする胸を誤魔化すように、ワタシは肩を竦めてこう言った。


「それよりも。……先に食べたこと、シャルロットに知られたら、文句を言われそう、だな」

「……あ、あははー……内緒にしててね?」


 あぁ……そうだな。

 内緒に、しておこう。




 ……そっと、蓋を、しよう。

言うまでもなくチョコレートです。(本当は去年にやろうと思ってた)時事ネタ。


きちんとキャラが書ききれてないのですが実はフレデリカが気に入っていて、IFルートを書いてみたい欲求に駆られます……。

あと、(うっかり忘れてなければ)活動報告に今更ながらフレデリカの絵を置いてみました。興味を持たれた方はどうぞ。

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