屋上と純情
非常に拙いかと思われます。
そこには目をつぶって読んでもらえると幸いです。
屋上ーその言葉は憧れと希望、そしてある種の純情を有している。
こと、ここにおける“僕”もまたその言葉に魅了されていたのだろう。
そんな純情を携えて今日も“僕”は屋上へとつながるドアを開ける。
ドアの向こうには清涼さと美しさ、そして少しの非日常を伴って彼女がいた。
「綺麗だ...」 思わず“僕”はそうつぶやいた。
そのつぶやきが聞こえたわけでもないだろうが、彼女はこちらをチラと向いて笑ってみせた。
そんな昼下がりの屋上。