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主人公になれない  作者: にゃんだお
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第2章色々な主人公


畠仕オギトの朝は早い。

午前5時起床。そして町を1周し朝食をとる。

"主人公たるもの体力が無くては勤まらない"

というのが父の口癖で俺はそれをいまでも真に受けている。

最近では

"ニートでも主人公になれる"

とか

"引きこもりでも活躍できる"

のようなタイトルの本をよく書店で見かける。


ニートで主人公とかできるのかよ笑。


話がそれた。

朝食後うちのメイドが新聞や手紙、チラシなどを持ってきてくれるので、それを適当に読みつつ?


あれ、なんか俺宛に手紙がきてる。仕事か?


たまに協会側からアニメのオファーが来るらしい。

目立った人だけだが…

小学生で主人公をした俺に目をつけたのか?


まあ、そんなことは一切なく主人公オフ会の招待だった。

このオフ会は連載終了した元主人公、元ヒロインだけで行われる、アニメの世界オリジナルの名前と容貌で参加OK(オリジナルじゃなくてもいい)という企画だ。


どうやら小学生のときのボツ作が連載終了とまちがえて送ってきたらしい。


そして開催日程はなんと今日だ…


いくか?

いやいや行ったところで会わせる顔がないが…

色々な主人公やヒロインに会えるのは嬉しいが。


というか、昨日から半裸なのでそろそろ服を着ようかな。





来てしまった…


うわぁー

知らない人ばっかりだわ。

こなければよかった


っと考えながら歩いていると


「うぬ?」


少女とぶつかってしまった。

膝までの黒髪に、愛らしさと凛々しさを兼ね備えた貌。

その瞳は、まるで水晶のようである。


「すまないのだ」


きたこれきたこれきたこれきたこれきたこれきたこれきたこれ!

きましたよーお決まりの展開!!

こっから恋に発展してー


「●香ー。いくぞー」

「待つのだ●道ー!」


ってこの子あの有名なヒロインその1じゃん!!


よく見たら、あそこでトランプやってる人って「 」じゃん!!


なんだこのハゲマント。


うわっ見たことあるわーあの青狸なんだっけ?てか、なんで首に鈴つけてるんだ?


「どーしたのじゃお主?何をさっきからぶつぶつ言っておる?」


っっっ金髪幼女!


ご…豪華すぎる…


ってさっきから何だよこの銃声は?

それにこのアニメ声の女の子、高校生男子を追いかけてたとおもったらこんどは巫女の姿で刀振り回してる奴と戦ってるし。


「よぉ!久しぶりだなオギト!」


「何だよ、いま幼女と少女に夢中なんだからーって良過じゃねーか!」


うっわーめんどくさいのに合ったよ…

こいつは運 良過ただの友達だ…


「ってかお前なんの主人公やってんだ?」


「グー●ョコ●ンタ●の中に入ってたんだよ!」


あれってアニメだっけ…?


「おい、オギト、知ってるか?主人公体験プログラムの噂」


「なんだよそれ」


すごく怪しい。そんな話1ミリも1ナノミクロンも聞いたことないんですけど。


「お前どーせこのオフ会知り合いいねーだろ?俺もだけど」


「ちょっとまったー!俺はいま幼女と少女に夢中なんだよ!」


「すいませーん!お巡りさん」


「うそうそうそうそ。やめてやめて」


「これからその主人公体験プログラムやってる会社に行ってみない?」


だから怪しいって。

しかも唐突だな。

グダグダになりそうだから無理やり話を進めようとしてる感じがするんだが。


「参加費は?」


「わからん。」


はぁ。

たぶん今まで生きてきて1番深いため息をついたきがする。

といいながらも、主人公を体験できるなんて滅多にない機会だ。

怪しいが行くか…


幼女と少女を眺める機会と天秤に掛けようとしたが、そんなことしたら絶対幼女と少女になる。

やめよう。

なにも考えるな。


俺は泣きながらオフ会を後にした…


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