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~プロローグ~

 ある日、僕は小説の森へと迷い込んだ。

 小説を書く者ならば、誰しも1度はハマッてしまうと言われている森だ。


 真剣に小説と対峙たいじし、のめり込めばのめり込むほど、余計に奥深くへと入り込んでしまい、抜け出せなくなっていく。

 その代わりに、迷い人は、さらなる力を得るのだと。これまで思いつくことすらなかった発想がポンッと浮かんでくるようになり、それまでできなかった表現ができるようになる。この森を訪れた者は、それまで書けなかった小説が書けるようになる。

 ただし、永遠に森から抜け出せない者も数多く、たとえ森から戻ってきたとして、まるで廃人のようになり、その後一生をボ~ッとして何もできず過ごし続けるはめになった者もいるという。

 そのような伝説がある。


 何事にもリスクはつきものだ。

 大きな力を手に入れるには、それなりの“対価”というものを払わねばならない。


 僕は、その覚悟を持って、“小説の森”へと挑んだ。

 偶然に迷い込んだのではない。あえて、そうしたのだ。

 単なる迷い人ではなく、挑戦者である。

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