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プロローグ
はじめまして!よければお付き合いください!
俺の愛した人には記憶が無い。
全ての記憶が無いわけじゃない。
ある一部分の記憶が欠落してる。
期間にしておよそ三年弱。
つまり俺と彼女が出会い、そして別れるまでの期間
その間自分が何処で何をしていたのか、彼女は知らない。
当然、俺の存在も。
思い出せとは言わない。
その頃の記憶も、俺に対する気持ちすらも。
ただ、やり直す。
出会いからまた始めよう。
二度と別れなんて訪れないように。
彼女が知らない三年間を
彼女が知りたいと望むなら
俺は全てを語ろう。
例えそれが、到底信じられないような内容だったとしても。
それが事実なのだから。
どうせならあの頃彼女が話してくれた、彼女自身の視点も交えながら話そうか。
そう、これは俺とあんたとの
出会いと別れの物語
読んでいただきありがとうございます!本日は四話更新!明日も更新する予定です!