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No.8  作者: アスナ
3/3

入部テスト

『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』


しばらくの沈黙の後 歓声が起きる


「やられたな…まさか初球の変化球で芯をくわれるとはな…」


マウンドの上では上条が苦笑いしていた

……………………………………………………………


「以上が合格者だ」


入部テストでは70人近くが落とされ

30人弱になっていた。

猛田の顔もそこにあったため安心した


「中野、橘、樹多村」

「お前ら三人は明日から1軍に合流してくれ」


「!」


橘は入部テストで唯一ホームランを打った左打者である

天性のスラッガーという雰囲気が感じ取れる打者だった


樹多村も同じくクリーンヒットを打っていた

だが、樹多村の本職は投手であり

既に145キロはでていたし変化球もそれなりにあった


どちらも中学の時から名前を聞いたことのある選手だ


『ブルッ…』

武者震いというやつだろうか

今から明日が楽しみで仕方がない



各自が解散となった後

猛田が真っ先に声をかけにきた


「よかったじゃねぇか!

やっぱお前には追いつかねぇな…」


猛田は肩を落とした


『何言ってんだお前も地元じゃ

かなり名の知れたキャッチャーだろうが

諦めんのはまだ早いだろ』


猛田は顔を輝かせた

単純なやつである


だが、猛田がすごい捕手であることには

違いはないのだ。

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