二十話 ごめんな?俺鎧なんだ
まずこんな意味分からんタイトルですいません。やっぱタイトル考えるのがが一番難しい。
あと、先に言っておきますが、ミカさんはリアルラックが半端ない子です。
そしてこの話で良い感じに切りたかったのでかなり長くなりました。
◆コメントに蜘蛛は虫ではないと指摘されまして、18話と20話に一部セリフ等を追加しました。指摘ありがとうございます!そして勉強不足ですいませんm(__)m
不自然ではない様に修正しましたので多分大丈夫かと。あとミカさんは蜘蛛好きですが、ちゃんと虫も大好きです!
「そう…ですか……」
「あっ、いや別にミカさんと組むのが嫌だから断った訳じゃないんだ。理由があるんだ」
「理由ですか…?」
「そうなんだ。実は――」
俺はこのゲームで蒐集家をしていて、魔物やボスを何回も倒すので、俺はその場からなかなか動けない事。だから冒険みたいな事をするのは難しいと掻い摘んで話した。
「そ、そうなんですか…」
凄い悲しそうにしている。本当に俺と組みたかったのだろう。だが、ボス周回とか俺の趣味にずっと付き合わせるのは申し訳ないからな。
「もしミカさんが良ければフレンドなんかはどうかな?離れていてもフレンドであるなら――」
「それですよ!離れていてもいいんです!」
「えっ?」
「私も虫の魔物を探して仲間にしたいという目的もあります。でもやっぱりソロだと淋しくてですね」
「うん?」
「ですので、お互いパーティを組んだままやりたい事をすればいいのではないでしょうか?」
つまりパーティを組みつつ俺はボス周回等の蒐集活動、ミカさんは大好きな虫探しをするという事か。…有りなのか?
「これのメリットはですね!お互いが離れていても話せるという事です!いつでも気軽に話しかけていいのですよ!」
なんかプレゼン始まったわ。
「それにもしお手伝いが必要なら、時間がある時は協力できるかもしれません!」
「お手伝いねぇ…」
「あ、えと、あの…そう!私のシルクちゃんは攻撃だけではなく、妨害も出来るんですよ!粘着質のある糸を出して動きを止める事も出来ます!」
「粘着質の糸、それは素晴らしい。しかしだねぇ、それだけじゃまだ弱いね。それじゃあ他の応募している蜘蛛達とあまり変わらない。他にシルクちゃんとやらのアピールがあるかね?シルクちゃんは他の蜘蛛とここが違うぞっていう」
「他の応募している蜘蛛?あっ…えっと…シルクちゃんを採用しますと、シルクちゃんの腹部の毛を堪能できます!」
「ほぉ、それは興味深い。少し堪能させてもらってもいいかな?」
「はい!シルクちゃん!」
その声と共にシルクちゃんは大きくなる。なんかサイズも俺が堪能しやすい大きさになってるし。本当に大丈夫か?怒らない?と恐る恐る腹部の毛に前から倒れ込む。
「ふわぁ〜」
うーんこのサラサラではなくふわふわという言葉があう短い毛は心地よい。ごわごわでは無く、ほんとふわふわという言葉がピッタリである。いや凄いな、俺鎧だけどちゃんと感触はあるんだよ。
「どうです?これがいつでも堪能出来るんですよ?」
「うーん採用!………あっ」
「やりました!これで私達はパーティです!」
いやなんかノリで言ってしまった。いやまぁいいんだが。俺もソロで周回する時は淋しかったし、周回の合間合間に、気軽にお喋りできる人がいるのもいいか。
「分かったよ。一緒に冒険する事は難しいかもしれないけどな」
「はい!大丈夫です!」
って事で正式にパーティを組む事になりました。まぁこれがイツメンってやつなのだろう。俺もパーティメンバーとして、エリアボスが倒せないとかそういうヘルプぐらいなら何時でも駆けつけようか。
「ところでルヴァンシュさんはボスの周回だけではなく、普通の魔物も狩るのですか?」
「ん?あぁ。まぁその魔物がレアを落とすのならな。このダンジョンでいえばロックタートルを周回する予定だ」
「あのデカい亀さんですよね?もし時間がある時は私も手伝いますよ!」
いやまぁ嬉しいんだけどな、ちょっと面倒な事があってだな。
「有り難いが、俺は魔物誘引持ちなんだ」
「魔物誘引ってなんですか?」
「そこら中にいる魔物を勝手に引き付けてしまうんだ。だから俺と狩りするのは大変だぞ」
そう、このスキルが面倒なのだ。今は雑魚だから一人でも何とかなってるけど、もっと先のエリアになってくるととんでもない事になるだろう。
それこそタンク役割の仲間とか、もはやボコボコにされるだろう。それに俺は隠密や隠蔽、遮断系があるから何とかなってる。もしミカさんが隠密系等を持ってないとしたら、俺の為に隠密系等のスキルを取得してくれなんて言えないし。
「なるほど……あっ!それ何とかなるかもしれませんよ!」
「えっどういう事?」
「そうですね…。一度見てもらった方がいいですね!」
って事で1階層上に戻ることにします。戻る道中に気になっている事を聞く。
「そういえばミカさんの種族はなんだ?あっ言いたくないのなら大丈夫だぞ」
「問題ないです!私の種族はハーメルンという種族です」
ハーメルンというのは、ハーメルンの笛吹き男からきたのかな?確か町長からネズミを退治してくれという依頼があり、笛を使ってネズミを退治したけど、町長が報酬を払うのを拒み、笛吹き男は怒って大量の子供を笛で操り集団失踪させた話だ。
で、このAWFのハーメルンの立ち位置は魔物使い。人族の種族に魔物使いがあるのだが、それの魔物版がハーメルンという事だ。笛吹き男と言われているが、当然女性もなれる。まぁこれでは笛吹き女という事になるが。
人族の魔物使いは武器が鞭だったりと、一緒に戦う戦法が多いのに対して、ハーメルンは完全なサポート役。ロックゴーレムを倒した時に見せたパワークラングという音色も、シルクちゃんの攻撃力を上げる魔法?なんだとか。
そして、人族の魔物使いとハーメルンという種族は少し特殊で、進化しないということ。人族の魔物使いで言えば二次職、三次職が無いってこと。
しかもレベル100になってもカンストではなく上がり続けるみたいだ。進化できないから弱くない?と思うが、進化できない代わりに従魔が進化できるのだ。従魔も魔物使役というスキルを上げれば、テイム出来る数も増えるみたいだし。
しかし、完全なサポート役ならシルクちゃんはどうやってテイムしたのだろうか?それとなく聞いてみると
「実はランダムスキル編成というのを私はやりましてね、サポート役でも何とか戦えるスキルを取得しまして」
なるほどそれで。どうやらミカさんはスキルとか、何が強い組み合わせなのか分からなくてランダム編成をしたのだとか。
つかそのサポート役でも何とか戦えるレベルのスキルでシルクちゃんテイムしたんでしょ?相当強力なスキルなんじゃないのか?もちろん深掘りする気はない。なんでそこまで聞いてくんの?パーティだからって距離の詰め方バグってない?みたいに思われるのも嫌だしな。
「そういえばルヴァンシュさんはどんな種族なんですか?」
「俺はリビングアーマーって種族だな」
ミカさんはリビングアーマーがどういう種族なのか分からないらしいので、俺が細かく説明してあげる。リビングアーマーの説明が終わる頃には3階層に辿り着いていた。おっ、早速気配察知が敵の気配を教えてくれる。もう集まってきてるな。
「もう集まってきているぞ。そろそろ敵が見える」
「わわっ!?凄い数ですね!」
「なんとか出来そうか?」
「大丈夫だと思いますよ!ルヴァンシュさん、すいませんが少しだけ時間を稼いで貰えますか?」
「まぁそれぐらいなら」
「シルクちゃん!お願いします!」
ミカさんがそう叫ぶと、シルクちゃんは象並に大きくなる。これがシルクちゃんの一番大きい姿かな?ミカさんはシルクちゃんの脚に触れて
「シルクちゃん、眷属!」
「ギチチ――」
眷属と叫ぶとミカさんから青白い光が出て、シルクちゃんに流れる。あぁくそ、見たいけど時間を稼げと言われているからな。
俺は数分、近付いてくる魔物を蹴散らしていると
「ルヴァンシュさん!もう大丈夫ですよ!」
「了解!」
俺は振り向き、ミカさんとシルクちゃんの方に顔を向けると
「えっ!?どういう事!」
なんとシルクちゃんの近くには大型犬並の大きさの蜘蛛が30匹ぐらいいる。
「眷属ちゃん達、お願いします!」
すると大型犬並の蜘蛛が一斉に、近付いてくる魔物達と戦い始める。近付いてくる魔物も俺より蜘蛛を優先して戦っている。魔物誘引で集まってくる敵は俺を優先的に攻撃するのではなく、自分に一番近い敵を攻撃するのかな?それにしてもこの蜘蛛達も従魔なわけ無いよな。流石にこんな数を従魔に出来るわけ無いだろうし。
「これは凄いな。従魔ではないんだろ?」
「はい!これはシルクちゃんが覚えている眷属召喚です!実はシルクちゃん、蜘蛛の女王なんです!」
「まじかよ…」
そりゃ強いわけだ。蜘蛛の種族はスカウトクイーンスパイダーという種族なのだとか。
眷属召喚はシルクちゃんの魔力の3分の1を消費する事で召喚出来るみたいなのだが、それをミカさんの魔力で補って召喚しているのだとか。
魔力を補わなくてもシルクちゃん単体で召喚出来るのだが、シルクちゃんは魔力が少ないみたいなので、ミカさんが補った方がより多く召喚出来るのだとか。しかもこれなにがヤバいのかっていうと、眷属召喚出来る数に制限がないってことだ。
召喚した眷属蜘蛛の強さは、シルクちゃんの3分の1のステータスで召喚されるのだとか。その蜘蛛が魔力が続く限り永遠に生み出せるのはもはやチートだろ。
ちなみにパーティは5人まで組めるのだが、ミカさんとシルクちゃんで1人分みたいだ。もしミカさんにもう一匹従魔がいた場合、パーティは2人分使う。つまりプレイヤー+従魔で1枠、それ以降は従魔が増える度に1枠ずつ増えていく。
あと、魔物使いの種族はモンスターリングという物をギルドで貰えるのだが、これは従魔を一時的にモンスターリングに仕舞える指輪らしい。例えば5人パーティで、従魔が二匹以上いると、一匹は戦闘に参加出来ないので、邪魔にならない様に仕舞う事が出来る。もちろん装飾品扱いではないので、装飾品枠を1つ埋めるなんて事はない。
で、この眷属蜘蛛が倒した魔物の経験値はしっかりシルクちゃんとミカさんと俺に配分される。パーティだからだろうな。まぁ一言で言うとチートだし俺と相性半端なく良くない?って事だ。
「どうですか?これなら魔物誘引も問題ないですよね?」
「あぁ、これは凄い。いやほんと…」
効率厨の俺としては正直めっちゃ有り難いんだよ。もちろんボス周回には使えないが、雑魚敵のレアドロップを狙うにはすごく便利!雑魚敵のレア狙う時は手伝ってもらおうか。
ほら、今でもロックタートルに眷属蜘蛛が5体以上群がって倒してるし。ミカさんとシルクちゃんはレベル上げになるし、俺は雑魚敵のレアを狙う効率が上がるし、お互いWin-Winじゃないか?
ちなみに、もちろん眷属蜘蛛は敵にやられるし、あと街にも入る事が出来ないから、街に入る時は、眷属蜘蛛はシルクちゃんに食べられるのだとか。まぁ、一部の蜘蛛は産んだ子供を食べるとか聞いたことがあるし。
それと眷属召喚って、どうやって召喚してるのかな?と思ったら、普通にお尻からは大きい卵産んでたわ。
って事で確認も終わったし、またボス部屋に戻ってくる。
「改めてこれからもよろしくな、ミカさん」
「こちらこそよろしくお願いします!」
「で、これからどうする?」
「そうですね…もう良い時間なので街に戻ってログアウトしようかなと」
本当だ!もうこんな時間か。いつの間にか健康タイマーまで残り1時間もないか。
「なら一緒に街に戻るか。俺もそろそろログアウトしないといけないからな」
「はい!」
って事で、ポータルストーンでエンリットの街まで戻ってきました。宿屋は色んな場所あるが、結局どこでも一緒なので、同じ宿屋にする。2人で話ながら宿屋に向かっていると
「そこのお嬢ちゃん、俺達と次の街へいかねーか?」
前からゴツい山賊風の戦士が歩いていくる。その山賊風の戦士の後ろには見た目ヒョロガリの魔法使いの男とおかっぱ頭の僧侶?の様な男が付き従っている。
「俺達今から第四の街を守るエリアボスを倒しに行くとこなんだ。一緒にいかねーか?守ってやるぜ?」
この山賊風戦士も、後の奴等も下卑た笑みを浮かべながらミカさんに話しかけてくる。
ちなみにこの第二の街エンリットの次の街は第四の街になっている。第三の街は首都ノルジストから北、神聖ユースティア皇国方面にある街が第三の街になっている。
なので第二の街エンリットの次は第四の街となり、神聖ユースティア方面の、第三の街の次は第五の街になる。
「あの、大丈夫です」
「そんな連れない事を言うなよ。そこの鎧野郎よりは頼りになるぜ?」
「ほんと大丈夫です。誰と一緒にいたいかは私が決めることなので」
凄い、さっきまでよろしくお願いします!みたいな、凄くテンション高かったのに、今は冷淡で、冷ややかな目をしている。人ってこうも態度をガラリと変えれるのか。
いや、当たり前か。人が楽しく話してる時に、いきなり雰囲気ぶち壊して、しかも嫌がってるのに食い下がって、一緒にいる人の悪口だもんな。虫大好きニッコニコなミカさんでもこういう顔になるよ。
そんな事を考えていると、主人の嫌な気持ちか、雰囲気かを察して、背中にいたシルクちゃんが、ミカさんの肩に移動して顔を見せる。最初は驚いていたチンピラも
「ぶっ!こいつテイマーの癖に虫なんか従魔にしてやがるぜ!」
「女が虫好きって俺嫌ですよー!あはは!」
「もう行きましょうよ!こんな役に立たない虫をテイムしてるなんて、女の方も役に立たないっすよ!」
「くっ――!」
唇を噛み締めるミカさん。というかほんとお前らダセェな。ミカさんが絶対についてこないと分かったら捨て台詞に悪口か。挙句の果てにミカさんが好きな虫の事まで馬鹿にする。たぶんミカさんは我慢の限界だろう。だが――
「わた――」
「女性が虫が好きって言って何が悪いんだ?女性が虫を従魔にして何が悪いんだ?虫が大好きな女性がいてもいいだろ!人が大好きだと思う事に対して、お前らは一体何の権利があって否定しているんだ?」
「うっ…」
と言うだけで何も言ってこない。ミカさんも怒っているが、俺も我慢の限界だ。まだ言わせてもらうぞ
「お前らは自分の好きな事や好きな趣味を馬鹿にされたら嫌だろ?俺はお前らを許さない。人の好きな事を馬鹿にし、何より俺のフレンドを馬鹿にしたこと。謝れ」
なんだなんだ?と野次馬が集まってくる。だがそんなのは関係ない。このチンピラ三人衆も周りに野次馬が集まってきて、ヤバいと思ったんだろう
「ちっ…悪かったよ」
「す、すまない…」
「申し訳ない…」
「ミカさん、許してもいいですか?」
「は、はい。私はもう…」
その言葉を聞いてチンピラ三人衆はすぐこの場から立ち去ろうと踵を返す。俺はその背中に
「一つ教えておいてやる。人の好きな事や趣味が、自分にとってあまり好感が持てなかったとしても、まずは否定から入るのではなく、その好きな事や趣味を理解しようと努力するとこから入るんだな」
それを聞いた山賊風の男は少しこちらを振り返り、だが何も言わず立ち去っていく。
「あ、あの…ありがとうございます…」
「いやいいんだ。俺もムカついてしまったから。それより早くここから離れようか」
「そ、そうですね…」
周りの野次馬が煩いんだよ。俺とミカさんは早歩きでその場から離れる。
敢えてさっきの話は避け、他愛もない事を話しながら歩いていると早いもので、もう宿屋に辿り着いてしまった。
宿屋に入り店主に
「宿を取りたいのですが」
「おや、パーティを組んでいるのかい?なら二人部屋があるがどうだい?」
「いや流石にそれは――」
「それでお願いします!」
えぇ!?ミカさん!?
「いやそれはちょっとまずいのでは無いのか?」
「大丈夫です!」
ってな感じで無理やり同じ部屋にされた。もちろん、寝込みを襲うなんて事はありえないし、襲ったらフレンドであっても即アカウント停止だ。
ミカさんが言うには、宿屋は常に運営?から管理されてるみたいで、何もしないならパーティ同士で問題無く宿屋を使えるそうだ。
自分のマイハウスを持ってない者や、クランハウスが使えない者達の為の仮拠点ということだ。今後の相談とかもこういうのがあるとしやすいだろうし。もちろんパーティでも個別で宿を取ることもできる。
部屋に入ると
「今日は色々ありましたけど、楽しかったです!」
「俺も楽しかったよ」
と、当たり障りのない返事を返すと、ミカさんは少し下を向く。
「あ、あの…さっきは本当にありがとうございます」
「いやほんといいんだ。さっきもいったけど、俺もムカついていたんだ。だから気にしないでくれ」
「…はい」
俺がそういうと分かってくれたのだろうけど、まだ下を向いている。まだ俺になにか言いたいことがあるのだろうか?
「それでですね…その…」
何か言いたそうなミカさんだが、言い辛いのか自分の言葉を言い淀む
「言いたい事があったら言ってくれ」
「分かりました…。ルヴァンシュさんは先ほど、あの三人組の人達に、相手の好きな事や趣味に好感が持てなくても、否定するのではなく理解する努力からと言ってました」
あぁ、チンピラ三人衆が去る直前に言った言葉。あれには嘘偽りはない。
「あぁ、言ったな」
「それは、私の虫好きにあまり好感が持てないって事でしょうか?好感が持てないけど、理解する為に、無理に一緒にいてると言うことでしょうか?その…虫が嫌いだけど我慢してパーティになってくれたのかなと。だから我慢しているのなら、我慢してまでパーティを組まなくてと思ってしまって…」
あぁーなるほど。そういう風に捉えちゃったか。
「確かに相手の好きな事や趣味に、自分が好感を持てなかったら理解しようと努力する事から始めるという言葉に嘘偽りはない」
「そ、そうですか…」
「だが、俺はミカさんほど虫が大好きではないが、虫が大好きという人に対して好感を持てるぐらいには虫は好きだよ。だから虫が嫌いだけど、我慢してパーティになったってのは間違いだよ」
「ほ、本当ですか…?」
俺はゆっくり、ミカさんの肩から降りてベッドの上で寛いでいるシルクちゃんの近くに行く。そして俺はシルクちゃんの前に手を差し出す。シルクちゃんがその手に乗ってくると俺はゆっくり持ち上げ、ミカさんの頭の上にシルクちゃんをゆっくり乗せる
「本当だ。これからもミカさんの好きな虫について、いろいろ教えてくれ。だから…その……泣かないでくれ」
「わ゙がりま゙じだぁ…グスッ…」
「改めてこれからもよろしくな」
「グスッ…よろしくお願いします!」
泣き止んだ彼女は、まるで花が咲いた様な綺麗な笑顔をこちらに向けてくる。俺もそれに満面な笑顔で応えてやりたいが、ごめんな?俺鎧なんだ。
言葉あってるか分かりませんがここで一旦区切ります。まぁあれです、一章の終わりみたいなもんです。ここから少し幕間を挟みます。
ちなみにもう分かっているかもしれませんが、ミカさんは主要メンバーになります。まぁメティスさんもですが。
今後出てくる主要メンバーの中でミカさんはぶっちぎりにヤバい能力です。あとめちゃくちゃ清楚ですね。
読んでいただきありがとうございますm(__)m




