NO MUSIC, NO LIFE. ④
【星色】
空を見上げて散歩していた
あの日のことを考えて、出かけたい気分
話す言葉に角がたって、形を忘れて
世界に頬ずりすれば、人生上手くいくのかな
はじめて会ったあいつみたいに、奏でてみようと決めたんだ
赤い色した、青緑、時間が立つと歪んでいく
黄緑色した、紫の日常が自分らしくて好きなんだ
あたりまえな日常と刺激的な日常なら、どっちをえらぶ?
部屋から見る夜の空
あの日のことを考えて、出かけたい気分
輝きだした未来に 音を忘れて
そんな自分は、生きていけるのかな
自分なりに、奏でてみようと決めたんだ
赤い色した、青緑、時間が立つと歪んでいく
黄緑色した、紫の日常が自分らしくて好きなんだ
あたりまえな日常と刺激的な日常なら、どっちをえらぶ
どうなってしまったとして、きっと出会える
遠くても距離を決めるのは自分だから
始まっていたことが、多すぎた
これからを願って、進んで行こう
きっとあの色になれるから
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この曲は、姫星が一から作った曲だった。
俺と話すことが少なくなった時、蓮弥達と作っていたそうだった。
「聞こえてるのかぁー?なぁ?」
姫星の声が響いて、歓声がこだまする。
「次でラストだー!!!!!!?だ…よね?」
姫星は、目を泳がせながら俺達を見た。
観客は、笑いながら俺達を観ている。
「というか、あんたさぁいいかげん、大人になりなよ?」
「は?なんだよ急に」
唐突に姫星が、俺を指差して話しだした。
「みんな!聞いてよ、最近こいつなんかおかしいんだよ」
「おいおい、どこがだよぉ。お前じゃあるめぇし」
「あぁー!強い言葉使うなとか、あーしに言っといて、こんなところでは、そんな口調になるんだぁー」
「いや、お前が常日頃だなぁ…」
そう言葉を繋げようとすると歓声の中から、
口笛の音や、俺達の関係を勘違いしている奴らの声で、俺は続きを言うのをやめた。
「お前ら!うるせー!でも、ありがとうー」
そんな言葉でも、歓声があがる。
俺の言葉を聞きにくれているのがうれしかった。
「次の曲で、ラストなんです!」
姫星がそう言うと不満の声援があがり、姫星は、ご満悦の表情だった。
「新曲なんです!」
蒼馬が、そう言うと観客ざわざわとしはじめた。
というのも、終盤の定番わ盛り上がる曲や、馴染みのある人気のある曲を入れるほうがいいと言われている。
決してないわけじゃないが、今の俺達が、そんなことをしても、最後によくわからん曲。
なんて言われて忘れ去られたら、こういうところに出演した意味も薄くなってしまうからだ。
それでも。
「俺達は、この曲でって決めました」
蓮弥の言葉で観客は、静まり返る。
俺は、俺達は最後をこの歌でかざろうと決めたんだ。
【ガウラ】
そう言い。
俺達は、奏で始めた。




