NO MUSIC, NO LIFE. ①
暑い日差しが熱気と入り交じり、空気が重力がいつもよりも重い気がした。
俺はマイクの前に立ち、顔を上げた。
観客は自然と顔がほころんで、こちらを見ている。
俺達を知ってくれてる人、初めて知る人たくさんいるだろう。
目当てのバンドのついででもいい。
ただ自分達の音楽を聞いてほしいと、そう思いギターを構える。
みんなは、どうだろう。
蓮弥は、上を向いて深呼吸をしている。
蒼馬は前を向いて俺に、にこやかに微笑んだ。
姫星はというと嬉しさが顔にでている様だった。
ハニカミながら、俺を見た。
揃えたTシャツは、統一間があるが俺は少し恥ずかしくなってきていた。
俺は、声を上げる。
「flapです!!よろしく!!」
最初の歌、蒼馬のカウントで始まる。
【morning san】
I was sick of the repetitive days
Just spend your time as usual
I was hiding it by thinking that way
Shouldn't we wrap it up soon?
What will be
Lie to yourself
That's a very important thing
Strengthen one's resolve
It depends on you
It's starting now
I just stood there and didn't open the door
I wasn't certain if it was correct
I've been putting it off because of that
The music started
That's enough
Lie to yourself
That's a very important thing
Strengthen one's resolve
It depends on you
today begins
ギターの音が鳴り止むと、一緒に静かになる観客達。
誰かの言葉を待っている様だ。
どうしようもないことしか言えないかもしれないが、俺は口を開く。
「ありがとうございまーす。改めまして、flapでーす!」
熱気と歓声が空に響く。
今まで見たことのない数の人達が俺達を見ていた。
「今日は、見に来ていただいてありがとうございまーす」
静まりかえる観客、熱気も冷めてしまうのでわないかと言うぐらい、言葉が見つからない俺。
ああーやっちまったー
1曲目の流れは、かなりよかった方だった。
こんな所で足を引っ張ってしまうのかと、俺は、空を見上げた。
「おい!バカ!見るも見ないもこいつら次第だろうが!」
姫星だった。
観客を指さして、そう言った。
歓声が上がった。
ただ、それだけの言葉で、こいつは観客を、音楽を好きな奴を惹き付ける。
「ここにいる。っていうことは、そういうことなんだよな!!!」
さらに大きな歓声が上がる。
「次の曲!」
姫星は、みんなを一度見た。
ギターの音から始まっていく。
カッコいい奴だよ。ほんとうに。
歪んだ音が俺達の音に絡み合い、返ってくる。
それをたどって俺は、口を開いた。




