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花びらのように変わる君の表情を、ずっと見ていたい

桜が舞った

ザァっと音を立ててそのピンク色の花弁をたなびかせた

春一番はその一つ一つを撫でながら気に入った花びらを風に乗せて攫っていく

まだ冬だと言わんばかりの冷たい風と

春が来たよと告げる温かい風を織り交ぜて


「花びら付いてるよ」


僕の肩に乗った花びら1枚

摘んで見せて得意げな顔の君


「そっちもね」


頭に付いたピンク色を

お返しだとばかりに摘んで見せた

君は恥ずかしそうに照れ笑い


そんな君の表情を

そっと切り取るカメラのフレーム


「いきなり撮らないで!!」

怒る君


コロコロ変わるその顔を

いつまでもいつまでも見ていたくて


この時がずっと続けばいいのに

そう思った

秋なのに春を題材としましたが、季節も人も風景も、あっという間に移り変わりますが、変わらないもの、変わってほしくないものもあるよねって事で、ここから詩的な季節を4篇に渡ってお送りしていきます。


一先ず春編!!

春の色、春の息吹を少しでも感じていただければ…

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