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第71話 事件の真相

★お知らせとお願い★

9月1日からアルファポリスさんで開催中の「第14回ファンタジー小説大賞」 にエントリーしました!

この期間中、大変申し訳ないのですが、アルファポリスさんでの投稿を優先させていただきます。


期間中、アルファポリスさんでの応援をいただけたらとっっても嬉しいです!


どうぞよろしくお願いいたします!!

男が下を向くと、白銀に輝く剣が自分の腹部を貫いている。



「なん…で?」



剣を抜き取り、男のそばからティナの方に移動するロック。



「残念だけど、そのスキルは僕には効かなかったみたいだね。」


「ば、バカな…。

 そのブレス…レットの色、C級冒険者だ…ろ。

 効かないはずが…。


 くっ…。


 [ミドルヒール]。」



男は【中級回復魔法】を持っているようだ。



(<スキルスナッチ>。)



『どのスキルを奪いますか?』


『【マインドコントロール】スキル

 【中級回復魔法】スキル』



(…これでミラやティナをおかしくしてたのか…。

 【マインドコントロール】。)



『【マインドコントロール】スキルを奪いました。どのスキルと入れ替えますか?』



(【中級回復魔法】。)



『【中級回復魔法】スキルは完全に消滅しますが、よろしいですか?』



(うん。)



『【中級回復魔法】スキルと【マインドコントロール】スキルを入れ替えました。』




男が自分を回復している間にスキルを奪ったロック。



スキルの効果を確認する。




++++++++++++


【マインドコントロール  ★★★★】・・対象を洗脳する。相手との魔力の差によって深さが変わる。


++++++++++++




(恐ろしい能力だな。

 相手の魔力が僕よりも高かったら終わってた…。)


ロックが男を刺した時から動きが止まっていた、ティナが気付く。


「…え?

 え?わ、私…?」


「ティナ大丈夫?

 こいつのスキルで操られてたんだよ。


 さて…。」


「いい気になるなよ?

 もう1度洗脳してや…」



男がそう言いかけたところで、ロックが相手に向けて手を向け、こう呟いた。



「【マインドコントロール】。」



「なっ!!?」



驚愕の表情を浮かべる男、…だったが、洗脳され虚な目の感情のない表情に。



「…どういうこと?」


「こいつの【マインドコントロール】っていうスキルで洗脳されてたんだ。

 ティナも、おそらく後ろに繋がれているミラやその隣の人も。

 

 今、スキルを奪って逆に洗脳状態にしたから、2人を助けよう!」



繋がれているミラともう1人の女性の元へ駆け寄るロックとティナ。


「鎖の鍵がいるわね。」


「そうだね。

 

 おい、鍵を渡せ。」


「…はい。」


無感情に返事をし、素直に鍵を渡す男。


「洗脳…、怖いわね…。」


「うん…。」



鍵で鎖を外し、2人を横に寝かせた。


2人は気を失っている。



「さて…。」


男の方を向くロックとティナ。


「聞かれたことに正直に答えるんだ。

 いいな?」


「…はい。」


「お前はスレッグ大佐か?」


「…はい。」


「なぜこんなことをしていたのか話せ。」


「…はい。」


スレッグ大佐は虚に話をし始めた。



大佐によると、ミラが最初に覚醒したのはユニークスキルだった。


その名は【スキルギフト】。


自分のスキルを人に与えるスキルらしい。


そのことを部下から報告され、すぐに無理矢理担当を変わった。


まずはミラの残りのスキル覚醒のため、マンツーマンで無茶な訓練を行った。


早くレベルを上げるために高ランクモンスターと1人で戦わせたのだ。


もちろん死なれては困るので、【マインドコントロール】でモンスターを洗脳してから。


ただ、深い洗脳は自分の精神力も消費する。


最低限の洗脳で戦わせたので、ミラは何度も死にかけたようだ。


ミラはスキル4つ持ち。


全てのスキルを覚えたのがLv25とかなり遅かった。


その当時のミラのスキルが




++++++++++++


【スキルギフト ★★★★★】・・対象へ自分のスキルを与える。与えられたスキルは入れ替えなくてもよい。与えたスキルを対象が受け入れなかった場合、そのスキルはなくなる。ユニークスキルは与えることができない。


【中級回復魔法 ★★★】・・中級までの回復魔法を全て使用できる。


【杖使い ★★】・・杖術が下級レベルになる。


【魔力30%UP ★★】・・魔力が15分間30%UPする。MPを6分の1消費する。


++++++++++++



(魔法よりの強力なスキル構成だな。

 ただ、ユニークスキルはミラにとってはプラスにはならなそうだ。

 逆に…、こんな悲劇を起こしてしまった。)



スキルを全て覚えた後、スレッグ大佐はミラを洗脳した。


そして、【スキルギフト】で【中級回復魔法】を与えさせ、自分の★1で弱かったスキルと入れ替えた。


残りのスキルも自分の腹心である部下に与えさせた。



…それで終わりではなかった。



スレッグ大佐は【スキルギフト】をなんとか他の冒険者に与えさせようとしたのだ。


だが、スキルの説明には『ユニークスキルは与えることができない。』と書いてある。


洗脳されていても、ミラには【スキルギフト】を与えることはできなかった。


それでも諦めなかったスレッグ大佐はミラを拷問し、隣に捕まっていた女性へ【スキルギフト】を与えることを強要していたのだ。


ここ数日は食事もまともにさせていなかったらしい。



スレッグ大佐はそこまで話すと、口を閉ざした。

次話、ロック、怒る。

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