第59話 魔武器を求めて⑦
★お知らせとお願い★
9月1日からアルファポリスさんで開催中の「第14回ファンタジー小説大賞」 にエントリーしました!
この期間中、大変申し訳ないのですが、アルファポリスさんでの投稿を優先させていただきます。
期間中、アルファポリスさんでの応援をいただけたらとっっても嬉しいです!
どうぞよろしくお願いいたします!!
「魔王の素材が手に入ったら…、面白いな…。」
「え?」
「…よし!
お前らに協力しよう!」
「本当ですか!?」
「そのかわり、魔王倒してこい!」
「ええ!?
でも魔王倒すとモンスターがいなくなって…。」
「知らん!
俺は今まで作ったことのない武器が作りたいだけなんだ!」
「でも、魔王倒したら武器いらないんじゃ…?」
「バカ!
そうだけど、武器を作りたいんだよ!
それと、それまでに必要な武器も作ってやる!」
神業師は子どものようにまくし立てる。
「あ…、ありがとうございます!!」
「そのかわり素材取ってこいよ!」
「はい!!
魔源武器の素材はなんですか?」
「ボスモンスターの素材だ!」
「ボ、ボスモンスター!?」
ボスモンスターとは、各モンスター生息域にいるモンスターのボスだ。
「ああ。
十何年前までは、たまーに冒険者が倒して素材が手に入ったんだ。
どうせ俺しか加工できねえから、俺のところに依頼が来てた。
だが、魔王が現れてからボスモンスターの方に手を回す余裕がなくなってきた。
そして全然素材も手に入らなくなったんだ。」
「そうだったんですか…。
ちなみに、ボスモンスターを倒すとそのエリアはどうなるんですか?」
「そこのモンスターは減っていく。
だが、しばらくするとまたボスモンスターが現れて、元に戻っていくんだ。」
「もしかして、魔王を倒してもまた復活する可能性が…?」
「その可能性はあるが、魔王本人が自分を倒したら全モンスターいなくなるって言ったんだろ?
それを信じるなら復活はしねえかもな。」
「なるほど…。」
「とりあえず、今の強さにあった武器を売ってやるよ。
今いくら持ってんだ?」
「…0です。」
「は?」
「すみません、一文なしです。」
「ワッハハハハハッ!!
ハハッ…、ハッ、ハ…。
あ〜、腹いてえ、苦しい…。」
突然爆笑し始める神業師。
「あの…、神業師さん?」
「イシュメル。」
「え?」
「イシュメルだ。
名前だよ。」
「あ、ああ!
イシュメルさんですね!
僕はロックです。」
「ティナです。」
「ロックにティナだな。
いやー、俺のところに来る奴らは最低でも数千万ゴル、大体億単位の金持ってくんだよ。
一文なしで来たのはお前らが初めてだ!」
「すみません…。
おいくらほどしますでしょうか?
今からゴーレム狩ってきます。」
「Cランクだとシルバーだろ?
あんなの狩ってても、金貯まんねえぞ!」
「ゴールドゴーレムなら倒せると思います!」
「なに?
お前らC級冒険者だろ?」
「はい。
でもスキルを使えばなんとか!」
再び考え込むイシュメル。
「…よし、お前らを手伝う条件だ。
これをクリアできたら今使える武器をくれてやる。」
「な、なんですか!?」
「A級のミスリルゴーレム倒してこい。」
「エ、A級ですか!?」
「神業師の能力で、しばらく相手を観察すれば、そいつの強さがわかる。
強さに合わせた武器や防具作んなきゃなんねえからな。
ロック、お前の強さならゴールドゴーレムは余裕だろ。
そんなの条件にならねえ。
自分より弱いモンスターばっかり倒してるやつに、先はねえからな。」
ヨムじいさんやカイルに教えてもらったことが2人の頭をよぎる。
「ロック、やりましょう。」
「大丈夫か?
ティナとかいう姉ちゃんは、ミスリルゴーレムに1発でも攻撃食らったら死ぬぞ。」
「大丈夫です。
これを乗り越えないと、魔王をどうにかすることはできませんから。
ロック、いい…?」
「うん!
もちろん!
ただ…、ティナは無茶しないでね。
君が死んでしまったら、何も意味がないから。」
「悔しいけど、後方支援に専念するわ。」
「…まとまったみてえだな。
じゃあ行ってこい!」
「行ってきます!」
次話、ミスリルゴーレム狩り?




