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第57話 魔武器を求めて⑤

★お知らせとお願い★

9月1日からアルファポリスさんで開催中の「第14回ファンタジー小説大賞」 にエントリーしました!

この期間中、大変申し訳ないのですが、アルファポリスさんでの投稿を優先させていただきます。


期間中、アルファポリスさんでの応援をいただけたらとっっても嬉しいです!


どうぞよろしくお願いいたします!!

4日目。


「お、いたかもしんねえ。」


お昼前になったところで、ウェスが何かに反応した。


「本当ですか!?」


「ああ。もうちょっと歩くぜ。」




「…あそこだな。」


ウェスが指さす方向。



…何もない。



「…どこですか?」


「わからねえだろ?

 気配を察知できる奴も、入口がわからねえから見つけられねえんだ。」


さらに近づいて、ウェスが壁を指さす。


「ここにうっすら切れ目があるだろ?

 これが扉になってるんだ。」


「…そう言われれば、何かありますね…。

 たしかに言われないとわからないですね。」


「そうだろ。

 よし!じゃあ馬車のとこまで送ってくれ!」


「わかりました!

 ありがとうございます!」



この日はDランクエリアの奥側で1泊。


ロックとしてはティナにウェスを近づけたくないので、早いとこ馬車まで送りたかったのだが…。


さすがにウェス同行でCランクから馬車のところまでは行けなかった。



「ティナちゃ〜〜ん。

 いつでも添い寝してあげるからね〜。」


「けっこうです。」


ウェスもなかなか折れない男だった。


(しつこいな〜!

 もう絶対頼みたくない…!

 もし今度来るときはなんとかして【気配察知】を覚えよう。)


ただ、ウェスのおかげでティナと密着して見張りができるので、密かに喜んでいるロックであった。




5日目。


夕方にさしかかった頃、ウェスを馬車まで送り届けることができた。


「じゃあ追加分のお代をいただこうか。」


結局予定より1日多く日数がかかってしまった。


「はい。

 現物になりますが…。」


ロックはシルバーゴーレムの鉱石を2つ、手渡した。


「現物でこの2つだとちょっと足んねえな〜。」


「え?1日あたりの金額で計算すると足りるはずじゃ…?」


「追加の場合は割増になっちまうんだよ。

 他の仕事にも影響してくるからな。

 

 その分はティナちゃ…」


「これで間に合わせてください!」


ロックは残りの現金をウェスに手渡した。


「これで足りますよね!?」


有無を言わさぬ勢いのロック。


「お、おお…。

 これだけあれば十分だ。


 じゃあ行くか。

 また依頼してくれよな!」


「もうけっこうです!」


つい本音がでたロックに苦笑いのウェス。


夕方だが、モンスター生息域近辺はリスクが高いため、少し離れて野営するようだ。


「じゃあな。

 ありがとよ。」



ウェスは馬車に乗って帰っていった。


「はぁ…。」


どっと疲れがきたロック。


(モンスターより疲れたよ…。)


「スケベ心丸出しのおじさんだったわね…。」


(スケベさで言えば僕もあんまり変わらないけどね…。)


「守ってくれてありがとね、ロック。」


ティナの眩しすぎる笑顔に、目が眩みそうなロック。


(次は僕の中のスケベからティナを守れるかどうか、だな…。)


無意識のうちに覗きをしそうになった前科のあるロックは、改めてティナを守ろうと決意した。




6日目。


ウェスと別れて、そのままその場所で野宿した2人。


スピードアップして、その日のうちにCランクエリアへ。


戦闘は全力で避け、1度も戦わなかった。




7日目。


ウェスに教えてもらった鍛治師の住処へ。


「こんにちはー!

 鍛治師さん、いらっしゃいますかー?」


何度か声を掛けるが、反応はない。


「すみません、入らせていただきますねー!」


言われないと気づかないであろう扉を開ける。



ギ…ギ…ギ…



どうやってこんな扉を作ったのか。


そもそもなんでこんなところに住んでいるのか。


いざ扉を開けると、不安が2人を襲ってきた。



「…すみませーん!」


中に入るが、誰もいないようだ…。


…いや、奥の方に人の気配がする。


「すみませーん!

 魔武器のことでお聞きしたいことがあって、案内してもらってきたんですがー。」







「チッ。」

次話、魔武器ゲットなるか?

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