表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
102/281

第100話 スキル封じのサソリ

ロック達と反対側の岩山では、A級冒険者が活躍し、犠牲者を出さずに鳥達を撃退した。


【ミラーシールド】の使い手がいたため、ヘルコンドルは何もできずに倒された。


ロックのパーティが片方の岩山を担当することで、反対側にA級冒険者を集中できたのだ。



続いてナマハゲワシが飛んでくるが、ロックは岩山を駆け降りる。


一本道を数体のA級モンスターが進んできているからだ。



ロックと一緒にミラが行動し、A級モンスターの場所を伝える。


素早く降りるため、ロックがミラを背負っている。


振動が激しく、胸の感触が感じられて集中を乱されるロック。



「ロック、わかってると思うけどキングスコーピオンには気をつけてね。」


キングスコーピオンは群れで出現するモンスターで、【人を呪わば穴二つ】というスキルを持っている。




++++++++++++


【人を呪わば穴二つ ★★】・・相手のスキルを封じることができるが、自分は一切動けなくなる。自分より高レベルの相手には効かない。


++++++++++++




キングスコーピオンはステータスがそこまで高いわけでも、レア度の高いスキルを持っているわけでもないが、手強い。


群れで襲ってきて、そのうちの数体がスキルを封じる。


そして、他のキングスコーピオンが【急所攻撃】でダメージを与えたり、急所に当たらずとも猛毒で冒険者を苦しめる。



「スキルを封じられたらヤバいもんね。

 気をつける。」



ロックとミラが一緒に行動する理由は【気配察知】の他に2つ。



1つは特殊魔法。


バフがあるのとないのでは大きな戦力差になるので、ロックのバフが切れないように。


それに、混戦になるのでバリアも重要だ。



もう1つはスキル。


【上級回復魔法】を使うモンスターがいるようなので、そのスキルを奪ったらミラに渡すためだ。



「いた!

 あそこ!」



ミラが示す方に、蛇のA級モンスター、ファラクがいた。


【上級回復魔法】に加え、【光輝の壁】という防御壁を張るスキルを持っている。




++++++++++++


【光輝の壁 ★★★★】・・ダメージを半減させる防御壁を作り出す。消費MPは守る仲間1人につき1/秒。


++++++++++++




持ち堪えていた前線がファラクの回復と防御壁により、一気に押され始めている。



ロックは一旦ミラを最前線の少し後方に下ろし、ファラクの元へ駆ける。


立ち塞がるモンスターは[武技]の範囲攻撃で蹴散らす。



しかし、【光輝の壁】によりダメージが半減している敵は先程のように一撃では倒せない。


ただ、ロックもステータス差により敵の攻撃でダメージを受けない。



強引に射程範囲内まで近づき、【スキルスナッチ】を発動。


移動しながらでも発動できるようになってきた。



ロックは【光輝の壁】を奪い、そのままファラクを一撃で仕留めた。



そしてミラの元へ戻ると、【光輝の壁】を渡した。


ミラは【起死回生】と入れ替えた。


これは作戦会議の時に敵のスキルを聞いてミラが希望したことだ。


犠牲者を1人でも少なくするための決断だ。



「あと、あそこにも!

 別のA級の気配も2体あるから気をつけて!」


「わかった!」



ここまで冒険者側は1人の犠牲も出ていない。


ロックがいなければ、上空からの魔法で大きなダメージを受け、【ミラーシールド】と【分裂】によりかなり押し込まれ、さらに【上級回復魔法】と【光輝の壁】により堅牢になったモンスター達に圧倒されていただろう。


魔族の思惑が大きく外れていることは間違いない。


だが、まだまだ油断はできない。



ロックはファラクに近づき、スキルを奪おうとする。



「うっ!?」



スキルが発動しない。



キングスコーピオンだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ