ふしぎふしぎ???
少し、あたたかくなると、お母さんは、お庭の土を、ひっくり返して、はしで小さな、あなを、作ります。
ぼくが、見に行くと、 「 バジルの種よ、においが、するでしょう ? 」
と、ぼくの鼻に、近づけます。
( うん、 いいにおい ! )
お母さんは、それを、3コずつ、ていねいに、あなに落として、そっと、土をかけました。
今度、ちがうふくろを、あけました。
ぼくは、また、見に行きました。
「 これは、サラダ・ロケットの種。 これはねー、ごまの、においが、するのよ。 」
( うーん、 びみょー )
それも、あなに落として、少し、土をかけました。
イタパセ、 スープセロリ、 ボリジ、 ・・・・・色々な、においの、種を、まきます。
「 ほんとは、秋にまくの、コリアンダー、でも、忘れちゃったから、ついでに、まいちゃおっと ! 」
( う ! これって、 ぼくが、つかまえると、ブヒッとする、スカンクのにおい ! )
「 種まき、終わりー ! さあ ! 水を、あげましょう ! 」
きのう、ハピちゃんの、ベビーバスの時に、使っていた、カランカランが、こわれてしまいました。
それで、水道の近くに、ホースを、うずまきにしてあります。
「 ジョロの、口をはずして、ホースに、はめてねー 。」
「 ほら ! ぴったり ! 」 お母さんは、とくいそうに、ぼくに、見せます。
水道の、ねじを、ゆっくり、まわしました。
すると、ホースの、うずまきが、まだらになって、進んで行きます !
( なんだろう ? 進んでいるのに、ホースは、動いていない ! )
( どうして ? たしかに、進んでいるのに !
ホースが、動かないって、いうことは ? ? ? )
ぼくは、うずまきになった、ホースの前に、すわったまま、真剣に、考え始めました。
お母さんの方へ、まだらが、進んで行きます !
突然 「 ハハハハッ アーハハハハハッ 」
大きな、お母さんのわらい声 !
ぼくは、びっくりしました。
お母さんは、なみだをふきふき、わらっています。
とうとう、すわりこんで、しまいました。
「 おなかがっっ ! おなかが、痛いっっ ! 」
ぼくが、真剣に、考えている時に、わらっています。
お母さんが、放り出した、ホースの口から、ブツブツブツブツ、音がして、
と切れと切れに、水が、出てきました。
考えても、考えても、分からないで、いるうちに、まだらは、進んで行って、なくなってしまいました。
お母さんは、なみだと土で、グチャグチャに、なっても、まだ、わらいころがっています。
( 顔、あらってこなきゃ お母さん ! )
( それにしても、あれは、何だろう ? ? ? なぞだー ! )
−−−25話につづく−−−