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社畜予定の神たち

──1574番。140号室にて面接です。

機械的で無機質な音声が鳴り響く。

面接番号1839、ノーティは緊張で死にかけていた。


「あと664人で俺の番…今度こそ…」

ノーティがそういうと横から

「574人の間違いじゃないの?」

と笑い交じりの可愛らしい声が聞こえてきた。


「そうだな…てか誰だよ!」

ノーティが声の主の方を向くと

やぁ。と小さく手を振る女がいた。


「ボクはマーティロ。1612番だよ。よろしくー。」

「よ、よろしく、お願い、します…。」

ノーティは対応に困った。何故なら…

ノーティの前世は童貞オタクヒキニートだったからだ。


こんな娘と一緒に働けたらなぁ…と妄想にふけていたが、先ほどの無機質な声で現実に戻ってきた。


──1611番。56号室にて面接です。

「あ、次はボクだ!そういえばキミの名前は?一方的に名乗っただけだったね。」

「俺はノーティ。改めてよろしく…といってもまた会えるかわからないけどな。」

確かにそうだと頭にビックリマークが浮かべるマーティロ。頭がよいのかと思いきやそうでもないようだ。


「入社できたらまた会おうね!じゃあねノーティ!」

「またなー」


素っ気なく別れの言葉を交わしたが、ノーティの心臓は激しく脈を打っている。これは緊張じゃない…


恋だ!!


──1614番。23号室にて面接です。

またしてもドライな声に現実へ引き戻され、我に返った。

「俺面接前に何やってんだろ…」

入社できるといいな。俺もマーティロも。

そんな事を願っていると思っていたよりもずっと早くにその時がきた。


──1839番。168号室にて面接です。

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