どうも、魔王です。
どうも、魔王です。
日本から転生したけど元から田舎暮らしだからいつも道理に暮らしたかったです。
でもその暮らしを邪魔する輩は許しません。
農民一揆で没落したくないなら田舎に喧嘩売っちゃいけません。
どうも、魔王です。
異世界転生した元日本人ですが魔人として生を受けてはや15年魔王になりました。
魔王になる方法はいくつかあります。
1つは自称魔王です。
まぁすごい痛い奴が偶に成ったりしますが、魔人の生存圏でトップを張っている魔王軍のお兄さんに綺麗に掃除されちゃう事が多いですね。
若干強いぐらいで声高々に魔王軍の悪口とか言ってたらそうなりますよね。
次に種族の限界を超えて魔王種に進化する事。
例えば南に住んでるゴブリンさんですかね。
彼は最前線で地道に頑張って進化していって、ゴブリン種の最高位であるゴブリンロードになりました。
キングやカイザーなんかの進化枠があったそうですけど小さな頃から憧れていたのがロードだったそうで即決したそうです。
この進化での魔王化は普通に褒められますね。
まぁ努力の末に存在の格が魔王と呼ばれるまでになるのだから批判されようがありませんよね。
実際にはたかがゴブリンの王とか言って妬んでる馬鹿もいますがそういった輩はしまっちゃわれる事もしばしばあります。
最後のは自分がやったやつです。
『魔王殺し』
これが一番早いと思います。
まぁ簡単に言えば下剋上で地位を奪い取る事ですね。
自分人間の生存圏と魔人の生存圏の間辺りにある集落で暮らしてたんですが人間が攻めて来て集落全損。
スローライフ感覚でこっちに転生してから作った畑や家、その他諸々がぶっ壊されました。
ぷっちんした自分は人間の指揮官を攫って、そのまま魔王軍のトップである最古の魔王とか呼ばれてた魔王にぶん投げてくだらねぇ小競り合いに巻き込むんじゃねぇと叫び最古の魔王及び人間の軍指揮官をミンチにしちゃいました。
気づいたら最下級だった種族が魔王種までアップグレードされてました。
ゴブリンさんは選択権あったと言ってましたが一足飛びでの進化だったらしく自動で決定されたみたいです。
どこの窓だよ。と突っ込みたくなる様な進化でしたね。
せめて進化の可否ぐらい聞けっての。
なんか自分は結構な種族が混ざった混血児だったらしく種族名が混沌種だったんですよ。
まぁ魔人の生存圏の端っこの種族なんて混血ばっかなんで下手に進化して生活狂うと面倒という理由で集落の人たちも進化キャンセルしてましたからね。
それで混沌種の最高位はカオスロードとか言うそうです。
まぁ自分の事なんですけどね。
ステータスの称号欄には人生縛りプレイとか、最下級からの下剋上とか、世界のバグとかあるけど気にしない方向で。
まぁ実際生まれた当初から戦闘力が高くって転生チートってスゲーなぁとか軽く考えてましたが、レベル上げとか熱心にしないでボスキャラみたいの倒しちゃうとかね。
進化が終わってステータスのチェックしてスキルポイントの割り振りなんかしてたら攻撃されちゃいました。
魔王軍の奴らが急に窓から入ってきた奴にトップを瞬殺されて今やっとフリーズから覚めたみたいです。
転生チートの成長し終わった状態の奴に喧嘩売るとか馬鹿なのかな?
攻撃してきた子には満面の笑みでOHANASHIをして自分が新しい魔王軍を作ることを認めさせました。
まぁその後は魔人の生存圏の統一やってみました。
魔王とか族長とか長を名乗ってる人たちにOHANASHIしたら結構簡単にできちゃいました。
まぁ中には肉体言語をこよなく愛する人もいたけどそこら辺は、ね。
平和的(笑)に統一を終わらせたので次は人間の世界もです。
人間界と呼ばれている人間の生存圏にいるはぐれの魔人をすべて強制帰国させました。
次に討伐部隊を編成させて人間界の魔物を駆逐しちゃいます。
魔人と魔物の違いは知性があるかが大きいです。
魔人のゴブリンも居れば魔物のゴブリンも居る。
そこら辺は南在住のゴブリンロードさんに殲滅を頼んだので問題無いでしょう。
樹海に入って幻獣種のユニコーンさんとかに移住の話を持ち掛けたり、人間に迫害されたり奴隷にされることの多い獣人やエルフ、ドワーフなんかの亜人も次々移住の話を持っていきます。
魔人の生存圏って実際人間の生存圏と変わらない自然環境なんだよね。
人間みたいに森を削ったり山を丸裸にしたりしないからね魔人は。
魔法の種類が違うから人間みたいに補助道具を態々作ったりしなくていいし、生活に役立つ魔法も意外と豊富なんだよね。種族の特徴を生かした仕事もあるからきちんと管理すれば住人が急激に増えてもあんま問題にならないんだよね。魔人って寿命長くってあんま子供作らないから数も人間ほど居ないから少ない土地で生活してたってのもあるけどさ。
人間界に住んでた古龍をボコって連れて帰ったり、妖精やら精霊やらを餌付けしてまとめて移住させたりもした。
まぁ何がしたいのかといえば人間界を地球と同じ生物だけ残してファンタジー生物をまとめて移住させてやった。
異世界のテラフォーミングってやつだ。
人間界の教会やら王族は昔から魔物は魔人の先兵だ~とか、魔人は悪であるとか前世で悪逆非道を行うと魔人や亜人、魔物に生まれてくるとかそういった教えをしている。
なので全部取っ払ってやった。
回収、殲滅の初期は急に魔物が少なくなって人間たちは喜んでいた。
自分達が安心して暮らせる場所が増え、畑を荒らす魔物も居なくなったので生産性が上がり、魔物に襲われて命を落とす者が急激に減ったからだ。
十数年程で人間達は急激に増えた。
まぁ出産率が上がって死亡率がさがりゃ増えるよね。
人間達は増えれば戦争をし始めた。
人間同士でだ。
膨れ上がった人口に対して食料自給率が足りず、んじゃあ他国から奪っちゃえば解決じゃん!俺天才ってな具合に大国が戦争を吹っ掛け始めたのだ。
まぁでも程度は以前より大分下がったもんだ。
ファンタジー素材である魔物素材の備蓄も使い果たしたあいつ等じゃ、そこそこ質のいい直剣が作れていい所だからだ。
この世界の人間達は魔物素材をガッツリ利用していた。
まぁ普通の動物より質が高いし妙な性能持ってて型にはまるとマジ便利だからねファンタジー素材って。
魔人に喧嘩売ってた最盛期は火竜装備を着込んだ剣士や、魔虫の糸で編んだローブを着た聖職者なんかが戦ってたけど、今じゃ革の鎧に銅の剣の剣士。絹のローブを着た聖職者なんかが戦争をするわけだ。
ちょっとした火球とか石の塊を飛ばす程度のちゃっちい魔法を主軸にした微妙な戦争だ。
少し前なら大規模殲滅魔法を撃ったり魔物の群れをトレインして敵集団にぶつけたりしてたのがちょっとファンタジーな中世の戦火程度で済んでいる。
魔物素材が減った状態じゃファンタジー素材を加工できないんだよね。
オリハルコンとか加工できないから鉱石の状態で城の宝物庫で埃被ってるしね。
魔法も触媒になる素材が減って昔はバンバン使えてた使い捨ての魔道具を今じゃ家宝にしてる奴らもいる。
そんな状態の人間達を遠見の魔法と映像化の魔法具で生中継して実況したり賭けの対象にして遊ぶ今日この頃。