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ボッチと異世界3

誤字、脱字あったら教えてください。


 やっぱり、最初に≪鑑定≫をするなら、この謎固有スキルからだよな、

 僕は、スキル≪フレンド≫を鑑定した。するとさらにその中から三つのスキルが出てきた。どうやら、この三つ合わせてのスキルらしい。その三つも順に鑑定していく。



【固有スキル】≪フレンド≫ (このスキルの中にさらに三つのスキルが表れました)


・≪フレンド募集≫

 フレンドを増やす。相手の許可がないとフレンドになれません。フレンドになれる人数は五人までです。

 レベルが上がるにつれ、一人ずつ増やすことができます。


・≪フレンド追加レベル1≫

 フレンド一人に付き、自分のステータスは10%上昇する。


・≪フレンドスキルレベル1≫

 フレンドになった相手のスキルを一つだけ使えるようになる。なお、フレンドのスキルレベルによって強さが変わる。


 ふむ、……これはチートかな?

 まず、≪フレンド募集≫ってのは自分のレベルが上がるにつれ、そのフレンドになる人の上限が上がるってことは分かった。それにスキルレベルも表示されていないがきっと自分のレベルが表示されていないスキルのレベルと考えていいだろう。

 しかし、問題なのは、この残りの二つ、≪フレンド追加≫と≪フレンドスキル≫。

 この二つは強くないか? 強いスキルがあるのは喜ばしいところなんだが、問題があった────


──僕は、ボッチなうえにコミュ障なのだ。


 人とどう接したらいいかなど、考えてしまう。

 というか、まずそもそもの人がいない時点で、僕は詰んでいると思う。しかも先ほどのオークよりも強い怪物が出てもおかしくない。

 とりあえずは、固有スキル≪フレンド≫については、ひとまず、保留として、他のスキルも見ていかないと、一つ一つ確認していくのは時間がかかりそうだな、まとめてみよう。


「≪鑑定≫!」


 ≪鑑定レベル2≫

 人や物の情報を読み取るスキル。レベルが上がるにつれ、細かいことまで知ることができる。


 ≪隠密レベル3≫

 陰密行動が上手になる。

 

 ≪気配遮断レベル3≫

 気配を遮断する。レベルが上がるにつれ、感知されても遮断できる。

 

 ≪火属性魔法レベル2≫

 火を操る魔法を使えるようになる。

 使える魔法:【ファイヤーボール】【ファイヤーランス】


 ≪水属性魔法レベル0≫

 水を操る魔法を使えるようになる。だがレベルが足りていないため使うことができない。


 ≪氷属性魔法レベル0≫

 氷を操る魔法が使えるようになる。だがレベルが足りていないため使うことができない。


 ≪剣術レベル1≫

 剣を扱う技能。レベルが上がるにつれ、いろんな剣術スキルが使えるようになる。

 使える剣術:【抜刀】

 

 ≪無詠唱≫

 詠唱をする必要がなくなる。



 一気に≪鑑定≫しすぎて、疲れた。ステータスを見ると、レベルアップして増えたMPが残り24となっている。オークとの戦闘では気づかなかったが、MPも大事にとっておかないと後が大変になりそうだ。

 それから、気になったのが≪火属性魔法≫あの時は、火炎放射器を想像して放ったが、どうやら、ちゃんとした名前がある魔法があるみたいだ。MPが少ないが、これは次の戦闘のために知っておいた方がいい、と言うわけで≪鑑定≫!

 

【ファイヤーボール】

 球状の火の塊。レベルによってだが相手にぶつけると、爆発しやけどを負わすほどの威力を持っている。火属性魔法の初級。


【ファイヤーランス】

 槍の形をした火の塊。槍の形をしているのもあって相手を突き刺すことができる。火属性魔法の初級。


 なるほど、なんとなく想像はしていたがそうか、レベルが上がるにつれ強力なものに変わるのか【ファイヤーボール】それと、火属性魔法の初級と言うことはもっと上げれば中級もあるってことだよね。

 魔法の強さは何級まであるだろうか? これは人がいるところで調べるしかない。


「よし、いちよう自分の今持てる実力は分かった。もうすぐ人がいるところまでつくだろう。たぶん、さぁてがんばって歩くか」


 だけど、その前に弁当にしよう。腹が減ってはなんとやらだ。

 鞄から弁当を取り出し食べる。


「もぐ……もぐ……ゴクン、はぁ、いつになったら人が見えてくるのかな」 


 ボッチでコミュ障だけど、こんな場所で一人というのもかなり、とてつもなくさみしい。本当に。


「街か村……ついたら、気軽に話せる友達を作れるかなぁ……」


 弁当を食べながら僕はボソッと言った。


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