27/56
カウントダウンⅣ
一方、その頃、
「ハックショォォオオオン」
学園長室にいる栖偽南斗は、室内に反響するほど巨大なくしゃみをしていた。
「南斗……風邪でも引いたか?」
そんな音を聞いても顔色一色変えない二年の男子、斬時はイケメンボイスで栖偽へと話しかけていた。
「今、噂された気がするんだが」
「南斗が噂されるはずがない……自意識過剰も程ほどにしてほしい」
斬時がそんなことを言っていた時に、本当に栖偽に対しての文句が一樹の心中で吐露されていることは、当たり前のように二人は知らなかった。




