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顔合わせXⅡ

「いい加減にしてください、二人とも! 僕たちに話があって学園長は呼び出したんですよね? それを早く伝えてください」


 会話の趣旨を修正しようと頑張っている勾坂の甲斐あって、今の二人は一時的ではあるが、いがみ合わなくなった。もしも、あのまま喧嘩が起こっていたらどうなっていたのだろうか?


「……疲れた。本当だったら、二人を合わせたくなかったんだけどね……」


 深い溜息を口から吐き出した勾坂は続けざま、


「それで、全員集まったわけですけど、学園長が僕たちを呼び出した理由について聞きたいのですけど……いいですか?」


 と、一樹たち八人が呼ばれた本題を聞き出そうとしたのだ。


「そうね、全員集まったわけだし……そろそろ話をしてもいいかもしれないわね」


 その言葉を聞いた一樹たち一同は、固唾を飲み込み、次にミカエルが口にする言葉を待ち構える。ミカエルの赤く燃え上がるような瞳が一樹たちを見据えている。その表情はいつものような、ふざけたものではなくなり、真剣と言えるほどのものだ。


「学園長であり天使でもある私は考えたわ……。この国を代理戦争で勝たせ、そして、この国が世界の政権を握られる様な国に変えようと……。でも、そんなことを考えて、他の天使たちを取り繕ってこの国に来たのだけど、まったくもってそれが出来ない。ここ最近の代理戦争では、毎回のように四位という微妙な位置取りをしてるこの日本を、世界一位に変える。そのためにも、いろいろとしてきたけど、結局は何もならなかった。だから、私自身が動こうと思うの」


 一回、言葉を言い切ると、


「貴方たち、八名を特別クラスとして入学させるの。それも、本気で世界で一位を取るためのクラス。その名前は」


 一拍の間が空いた後、ミカエルがこの静寂している室内へと何重にも響く声で力強く言い放つ。


「『ANGEL―CLASS』。名前の通り、天使のクラス。天使である私が直々に授業を受け持つクラスよ!」


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