おわりに
というわけで、大成功を収めたジョブス。
しかし弱点はありました。
そのOSは、マッキントッシュでしか動かなかったのです。
なので、企業から見ると、
「コンピュータなんて オタクな連中の暇つぶしだろ」
的なイメージだったのですが、そこへ登場したのが
ビル・ゲイツ!
このひとは、コンピュータのいいところに目を付け、
まずはMs-Dos という OSを開発、
企業にパソコンを売りました。
このMs-Dosは、マックほど性能はよくありませんでしたが、
すべての機種にOSが行き渡り、
キーボード入力で(つまり英語のプログラムができるようになったわけですが)
パソコンが動くようになりました。
のちにゲイツはマックのいいところに目を付け、
あらゆる機種に このいいところが行き渡るようにと
OSを開発。
企業に、
「こーんないーもの、あるぜー」
とコスト削減を訴えたんですね。
企業は、ものはためしと入れて見て、
実際に コスト削減に 成功。
すっかり 気に入って ビル・ゲイツのウィンドウズを 大量発注することに。
日本でも、大ブームになった95シリーズがそれなのですが、
ビルが失念していたのは
ありとあらゆる機種に 対応すると言うタテマエなのに
文字化けする機種が現れた、ということです。
まあ、メーカーによって、文字に対応する通し番号が違う(JIS規格にあてはまらない)、
ということなんですが
詳しい話をし出すと長くなります。
手っ取り早く言えば、
日本では ① とか ♡(はあと)など ですね。
ささいなことなので 気にならない人は気にならないんですが
小説で 具体的に 箇条書きなどにして例を挙げたときに
文字化けしたなら、 興ざめです。
自分の機種がダメなのかなー
とヘコみますし、
多数派攻勢め!
と怒りも覚えようってもんです。
同じように、半角カタカナも、ユニックスのユーザーには
混乱のもとです。
学者さんは、こういう場には来ないでしょうが、
知らずにユニックスを買ってしまって、(だって安かったんだもーんとか)
ツイッターなどで半角カタカナに遭遇し、
パソコンを暴走させてしまう、ということは
想定内のできごとです。
さすがにネットもこれだけ歴史があれば、エンドユーザーの不便も考えてくれるカモですが
万が一を考えて、できるだけ 文字化けしないようにしましょう。
ネットはそもそも、核兵器に大型コンピュータがやられたら データの安全が保てない、
どうしよう、というところから
危機を分散しようや、という観点ではじまったそうです。
なので、ユニックス・ユーザーにもいちおう、敬意を払ってほしかったりします。
もちろん、Macにも!
スマホの歴史は、ジョブスが切り拓いた歴史ですから、ご存じの方もおおいでしょう。
スマホで目をわるくしないでね。