ジョブス、現る
今に見てろ。
と思ったものの、実際問題として、
コンピュータは アホすぎました。
そもそも 日本には ひらがな カタカナ 漢字
三種類もいりまじり、
日本人でも てにをは を 間違えるひとがいるくらいなのですから、
0か1かしか わからん アホ コンピュータに
日本語の命令書 なんて わかるわけないのでありました (あーあ)。
それに、英語の命令書でも 書き間違いやデータエラーなどが原因で
暴走とかありましたし、ね。(英語圏のひとも 間違いはするのだよ)
いまだに ここのサイトでも使われているのですが
html など、ホームページ用の言語でさえ
英語の影響があるのは、そういう歴史があるからです。
ときどき、a href=ってなんだろー と わたしなどは思ってしまいますが
そういう 約束事だと 割り切らねば プログラムなんて出来ません(汗)
日本語で HTML 書ければいいんですが。
しかし!
世の中には、できないと言われてやり遂げる人はいるものです。
(ああ、わたしは足を向けて眠れない)
直接の命令書がムリなら、
アプリケーションでやっちまおうぜ、
という気運が高まりました。
この辺は、『ジャストシステム』って会社の歴史とも関わってくる話なので、
脇道にそれちゃうんですが、
まずは この会社、70年代にワードプロセッサという機械で
日本語変換のワザを提案。
いま、キーボード入力で日本語変換ができるのは、ジャストシステムのおかげと
言ってもいいでしょう。
あと、その企業の心意気に感銘した小松左京先生が
当時のお金で 三十万だったかな?
ワードプロセッサ に ぽーんと お金を出した、というのも
忘れちゃダメよ。
閑話休題。
ともかく、時代はどんどん流れていき、70年代のアメリカ。
ひとりのオタク青年が、ゼロックスに遊びに来ていました。
ゼロックスというと コピー機が有名ですが
コンピュータも 扱ってました(といっても パソコンではなく
大型コンピュータにくっついている 端末機だったそうですが)
オタク青年は、このコンピュータを見て、
「べんりだなぁ、うちでもつかいたいなー」
と思いまして、実際に作っちゃった(すごすぎる)
そして、「こんなの作ったんだけど、買う?」
と、ガレージセールしました。
つまり、うちのガレージでパソコンを売りに出しちゃったんですね。
ガレージセールそのものは、アメリカではよくあることで、
フリーマーケットみたいなもんなのですが、
買ったひとは
「これは面白い! 計算させたらめっさ早いし、正確だ!」
と大好評で、飛ぶように売れたので、ジョブスはそれを資金にして、
アップル社を立ち上げました。
最初のパソコンの登場です。