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エンドワールド・オンライン《End World Оnline》  作者: minoarei
第一章《アルテミス攻略〜ギルド、雷鳴騎士団入団!?》
9/18

~影の正体~

俺の索敵スキルに反応があった。

俺とユウカの目の前に現れたのはツンツン頭で身長177㎝の男だ。

俺は、その男を知っている。

その男の名前は、アンドリュー。ギルドのマスターをやっている。彼のギルドの名前は、幻想火焔(イマジンフレイム)。最前線では、名前を知らないものはいない有名なギルドでもある。人数は、八名と少ないながら誰一人死亡していない。ギルドマスターでもあるアンドリューと俺は五十層で知り合った。この男のことはこれくらいの紹介が妥当であろう。


俺が、感じていた反応はもう一つあった。


アンドリューは、ユウカに気が付いて

「これは、雷鳴騎士団のユウカさんじゃないですか。こんなところでお目にかかれるとは、光栄です。」

ユウカはいつの間にか幻想火焔のメンバーに囲まれていた。

「実は、ヤマト君としばらくパートナーとして行動することになったの。」

(え、な、何言ってんの!しばらくって、今回だけじゃなかったのか!?)

「そうですか。」

「はぁ~、もういい行くぞユウカ。」

「あ、あのユウカさんヤマトの事宜しくお願いします。アイツああ見えて、結構良い奴なんでもし何かされたら、俺たちで斬り捨ててやりますので。」

「ちょっと、い、行くぞユウカ。」

俺たちは、そんなやり取りをしながらいると、俺の索敵スキルに反応があった。俺が先程感じた反応はこっちの反応だった。先程アンドリューたちがやって来た方から、およそ、30人余りの人数がやって来る。

集団の先頭の男が、

「よーし。一度休憩を取る。各自しっかりと休むように。」

そう言って集団は、その場に座り込む。男の一人がこちらに近付いてくる。

「初めまして、私はアルテミス解放軍のギルバート大尉だ。そちらは。」

「ヤマト、ソロだ。」

「ボス部屋までのフロアマップを渡してもらいたい。」

(解放軍がどうして、今まで攻略に来なかったのに何で今になって?)

「何だと、こっちはそこまでのマップデータを苦労して手に入れたんだぞ!」

「いや、構わない。元々街に戻ったら開示するつもりだったからな。」

「協力感謝する。」

「それより、あいつ等平気なのか?」

「我々の軍に貧弱な奴などいない。よしお前たち行くぞ!」

ギルバートがそう言うと解放軍のメンバーは立ち上がりギルバートの後についていく。

「ありゃ、相当の疲労だな。」

「ああ、あれじゃあ長くは持たないな…」

(一応、あいつ等の後をつけていくか。いざとなったら、助ければ良いだけだろうし、余りにも長引くようであればアレを使うしかないか)


「よし、俺たちも行こう。」

「ヤマト君、頑張ろうね。」

「あ、ああ。」

「仕方がないか、一応行ってみるか。行くぞ、お前等。」

俺たちは、解放軍の後を追って行くことにした。

この時の俺たちは、この先で待ち受けている現実に目を疑うことになるとは、思ってもいなかった……

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