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☆第6回ESN大賞W受賞☆④発売中☆元貴族の四兄弟はくじけない! 〜追い出されちゃったけど、おっきいもふもふと一緒に家族を守るのだ!〜  作者: 撫羽
第7章 お祖父様のお邸に行ったのら

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500/517

500ー四英雄

「え……」

「ロロ、どうした?」

「えっちょ、よんえいゆうって、よにん」

「そうだな、四英雄だからな」


 どうしよう、どうしよう。俺が考えていることが当たっているなら、俺ってなんて凄い人と一緒に遊んでいたのだろう。

 これって口にしても良いのかな? 俺の小さなお胸がドッキドキして、前髪パッツンのおでこにちょっと汗をかいちゃった。マジかよー!? て感じなのだ。思わず額にペトッと両手を当てる。


「ろろ、ろうした? おねちゅあるのか?」

「える、ちがうのら。ろうしよう」

「ロロ、どうした?」

「らって、ておしゃん、よんえいゆうのひとりは、えるふしゃんらって」

「ああ、そうだな」


 おやおや? テオさんとジルさんの反応が鈍い。もしかして気付いてないとか? いや、そんなことはないだろう。俺でも気付いたのだから。

 今まで、そんな様子はなかったじゃないか。え? なかったか? そんなことない。だってルルンデのお祭りの夜に、川辺で魔法杖を出して結界を補強とかしていた。真っ白な馬車に乗ってパレードしていた。ルルンデで唯一のSSランクで、何百年も生きてるって。


「えっちょ、えっちょ……えぇ……ぴゃぁ!」


 いかん、頭がパニックだ。頭のてっぺんから煙が、ぶおーッて出てしまいそうだ。そうなのか? そうだよな? そう気付くと、その裏付けになるようなことばかり思いつく。

 

「テオ様、ロロ君は気付いたみたいですね」

「ああ、そうだな。ふふふ、ちょっとパニクってるみたいだけどな」

「なんら? わかんねーじょ」


 クリスティー先生ってことはないよな? だってルルンデの街に結界を張っているのは……駄目だ、黙っているなんてもう我慢できない。


「でぃ、でぃ、でぃしゃんがぁぁ……ッ!?」


 ふぅ~、言っちゃった。しかもガッツポーズしながら言っちゃった。ちょっとすっきりした。

 だって俺のお友達だ。毎日毎日一緒に遊んで、お昼寝だって一緒にしていた。俺がピンチの時はいつも助けてくれた。そのディさんが、あの伝説の四英雄の一人なのか!?

 ああもう、なんてことだ。胸の奥から、ググググーッと何かが込み上げてきた。嬉しいのか? びっくりなのか? いや、どっちもだ。ちょっと泣きそうなのだけど、いや、もう涙がドバーッと出てくるのだけど、どうしよう。


「える、ろうしよう~! うぅ……うえぇーん!」

「ろろ、ろうした!? なんれ、なくんらよ!」

「おやおや、ロロ君」


 ジルさんが涙を拭いて、優しく肩を擦ってくれた。感無量というか、自分の今の気持ちが分からなくて言葉にできない。でも間違ってないだろう? と、ジルさんを見る。

 するとジルさんが微笑みながら頷いた。


「私たちは学院でそれを教わります。ロロなら大きくなってから、多分学園で教わるのではないかと」

「ボクのおともらちなのら! まいにち、いっしょにあしょんれる、おともらちら! うえぇーん!」

「ふふふ、そうですね」

「だから初めてロロの家に行ってディさんがいた時には、驚いたってもんじゃなかったよ」


 ああ、そうなのか。だからあの時テオさんはディさんの手を握っていたのか。

 俺は単純にエルフさんは珍しいし、SSランクだからなんて思っていた。違った、それどころの話じゃなかった。

 国を救った英雄の一人だった。四英雄の一人だったのだ!!


「うぇ……ひっく。でぃ、でぃ、でぃしゃん!」

「ろろ、でぃしゃんがなんらよ?」

「える、でぃしゃんが! でぃしゃんが、よんえいゆうなのら! ええーん!」

「……ええぇーッ!?」


 ほら、エルも超びっくりしている。声を出すまで少し間があったもの。それにお目々が零れ落ちそうなお顔をしている。


「アハハハ、なんだこの二人は。可愛いな!」


 テオさん、そんなことはどうでもいい。俺もちょっと落ち着こう。泣いていても仕方ない。

 この二人の反応って、もしかしてこれも知らなかったのは俺だけなのか? グシュッと涙を拭いて確かめた。


「じるしゃん、しらなかったのは、ボクらけ?」

「いや、ニコもだ。リアも気付いてなかったみたいだけどな」


 リア姉、さすがだ。頑張ろう。それにしても、レオ兄は気付いていたってことだろう? どうして教えてくれないのだよ!

 まただ! また俺は教えてもらえなかった! また涙が溢れてくる。どうして俺はこんなに泣き虫なのだ!?


「れおにいは、なんにもおしえてくれなかったのら!」

「ディさんの希望だそうですよ。ロロがもっと大きくなるか、自分で気付くまで言わないでほしいって」

「しょんな、ろうして……? うぇぇーん! ボクはでぃしゃんと、おともらちらと、おもってたのら! ええーん!」

「おやおや、ロロ君。だからですよ。ディさんもロロ君をお友達だと言ってました。だからそんなことは抜きで一緒にいたいと」

「え……ふぇ……ええーん!」


 なんで泣いてんだって話だよ。自分の頭も心も処理が追いつかなくて、どうすれば良いのか分からなくて泣いてしまった。

 だってディさんは、俺にだけ教えてくれなかったのかと思ったし。でも違った。お友達なのだ。その関係を大事にしてくれたのだ。


「ふぇ、ふぇ……でぃしゃん!」

「ろろ、なくなって。ないても、しかたないらろ?」

「う、うん。える……グシュ」


 エルにまで言われちゃった。こんなの、ロッテ姉を笑っていられないぞ。俺だって、めっちゃ泣き虫さんだ。もしかしたら、ロッテ姉以上に泣いてしまっているじゃないか。いかん、しっかりしよう。


お読みいただき有難うございます!

応援して下さる方、続けて読んで下さる方は是非とも下部↓の☆マークで評価をして頂けると嬉しいです!

宜しくお願いします。


とうとう500話です! リリでも本編389話だったのに! 500話まで書いてしまいましたー( °ᗝ° ).ᐟ.ᐟ

キリの良いところで、とうとうロロが気付きました。ロロの超テンパってる感じが伝わりましたでしょうか? ロロは可愛い(◍˃ ᵕ ˂◍)

ここまでくれば、書籍版でもラストまで刊行したいぃ! 皆様のお力をお貸しくださいませ!(◍˃ᗜ˂◍)ノ

コミカライズも良い感じだそうで、3巻が待ち遠しいです。表紙をどうするのでしょうね?(^◇^;)

担当さんに頑張ってもらいましょう!

私はノベルの担当さんに再プッシュしてみようかと!

なんでもいいから、ロロのグッズが欲しいと!(๑•̀ㅂ•́)و✧

ここまで続けられたのも、お読みくださっている皆様のおかげです。皆様の応援がなければ、続けられていたか分かりません。心からの感謝を!( ߹ㅁ߹)

本当にありがとうございます!

どうかこれからも、ロロをよろしくお願いいたします(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*.゜


懐かしいロロ1巻の書影をどうぞ〜!

挿絵(By みてみん)


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― 新着の感想 ―
…こふいふとき、神視点(読者視点)だと「なんで今更?」と思ってしまい感情移入ができないのはなぁ 転生されたヲタな人な感覚的に、推しの人が実は…みたいなので余計に感情が高ぶっているんでしょうがね(当方…
 ピヨ*•̀>•́)ノ*•̀>•́)ノ*•̀>•́)ノ~祝★500~ヽ(•̀<•́*ヽ(•̀<•́*ヽ(•̀<•́*ピヨ
ロロが可愛すぎる♡それに自分で気付けるのは偉いなぁ。泣き虫でも頑張り屋さんだから、応援したくなる!頑張れロロ!
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