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☆第6回ESN大賞W受賞☆④発売中☆元貴族の四兄弟はくじけない! 〜追い出されちゃったけど、おっきいもふもふと一緒に家族を守るのだ!〜  作者: 撫羽
第7章 お祖父様のお邸に行ったのら

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497ーニコ兄はレッド

 それからレオ兄は夕ご飯まで戻ってこなかった。お祖父様だけじゃなく、伯父様も深刻そうな表情をしていた。俺たちがいるのを見つけると、柔らかく微笑んでくれるのだけど。

 でもそれが、余計に気になった。だってクリスティー先生に相談しないといけないくらいなのだろう?

 この領地だって魔物の脅威はある。だからお祖父様たちは、しっかり見回っているし討伐もしている。なのにクリスティー先生に相談なんて、それって特別なのではないか? と思った。


「さあさあ、みんなで夕ご飯にしましょうね」


 お祖母様が敢えて明るく言ったように聞こえた。お祖母様も何か知っているのだ。俺はまだちびっ子だ。何が手伝える? 足手まといにしかならないじゃないか。

 お祖母様たちは、俺たちを不安にさせないようにしてくれているのだろう。


「れもな~」


 夕ご飯を食べながら、俺は考えてしまった。


「ロロ、どうした? 零れてるぞ」

「あ、にこにい。ごめんなしゃい」


 ついついそのことを考えてしまって、いつもよりたくさんほっぺに付けてしまった。その度にニコ兄が拭いてくれる。


「ロロ、何を考えてるんだ?」

「えっちょぉ……」


 これは俺が聞いて良いことなのか分からない。口にして良いのかも迷ってしまう。だから目を泳がせながら迷ってしまった。


「なんだよ、言えないのか?」

「らって、にこにい……」


 そんな俺を見ていたレオ兄が、優しく微笑んだ。ああ、きっとレオ兄は分かっているんだ。俺が気になっているとバレてしまっている。


「ロロ、大丈夫だよ」

「れおにい、ほんとに?」

「ああ、本当だよ。今すぐどうこうってものじゃないんだ」


 ちょっと待って、それって今すぐじゃなくても、何かあるってことだよな? 余計に心配になってきた。


「れおにい……」

「大丈夫だ。そのために、クリスティー先生に相談するんだよ」

「でぃしゃんも、よぶ?」

「ああ、そっか。ディさんを呼べるのだったね」


 俺がディさんからもらったアミュレットだ。レオ兄、リア姉、ニコ兄も同じ物を持っている。

 これってとっても凄いことなのだと思う。それだけディさんが気にかけてくれている。

 あのルルンデで唯一のSSランクのディさんが。それだけ俺たちを思ってくれている。


「本当に……ディさんにはお世話になってばかりだわ」

「本当だね。僕たちは何も返せないのに」

「おう、でもディさんはきっとそんなの思ってないぞ」

「しょうなのら」


 そんな俺たちをお祖父様たちが黙って見ていた。お祖父様が、側に座っていたお祖母様と伯父様の顔を見る。みんなが頷いた。あれれ、何だろう?


「そうか、リア、レオ、ディさんと連絡がつくのだったな?」

「はい、お祖父様」


 みんな同じアミュレットを貰っている。みんなの居場所をディさんが追えるのと、俺たちに何かあった時にディさんを呼べるように。


「でもそれで呼んだりしたら、ディさんは何事かと驚くだろう?」

「テオ、そうよね」

「クリスティー先生に相談してからにしよう。ですよね、父上」

「ああ、そうだな。どちらにしろ、クリスティー先生はディさんと連絡が取れるだろうし」


 お祖父様とお祖母様、それに伯父様とテオさんがそんなことを話している。それって、やっぱ一大事なのではないか? エルフの二人に相談する必要があるのだから。

 きっと、それだけイレギュラーなことがあったのだ。


「お祖父様、ロロとニコにも話しておこうと思います」

「リア、ロロはまだ3歳だ」

「はい、でも理解できます」


 なんだ? 俺はちびっ子だけど、何もできないけど、知りたいぞ。


「姉上、そうだね。今だって何かあるんだって分かっている」

「わかんねーじょ、なんら?」


 エルがそう言った。モグモグしながらだから、ほっぺが膨れていて可愛い。


「える、たぶん、だいじなおはなしなのら」

「しょうか?」

「あれだろう? 魔鳥の巣でなんかあったんだろう?」


 おっと、ニコ兄も感じてたのか。そうだよな、だって帰ってきてから、お祖父様が深刻なお顔をしてレオ兄を呼びにきたのだもの。

 いつもなら、魔鳥の丸焼きにするぞー! とか言っていてもおかしくないのに。


「俺たちは留守番だったからな。まだ戦力になれない。だから仕方ないんだ」

「ニコ、そんなことはないぞ」

「そうよ、ニコ。今日だって、ニコは魔鳥を倒していたじゃない」

「それはロロが作った、ピコピコハンマーがあるからだ。あれがなかったら、俺はまだ魔鳥を倒せるほどの魔法は使えない。剣も使えない」


 ニコ兄が悔しそうなお顔をしていた。ニコ兄は俺より年上だから、将来はリア姉やレオ兄みたいに強くなりたいと思っているから、俺よりずっと悔しかったのだ。自分は何もできないって思っていたのかも知れない。

 そんなことはない。ニコ兄は俺たち、ちびっ子チームのレッドじゃないか。


「にこにいがいて、こころちゅよかったのら!」

「しょうらじょ! にこにいがいたから、こわくなかったじょ!」


 ちびっ子チームもそれなりに頑張ったのだから。エルと二人で力説だ。ちびっ子だって、頑張ったんだと。

 ニコ兄がいてくれたから、俺たちは魔鳥をやっつけようと思えたのだと。


お読みいただき有難うございます!

応援して下さる方、続けて読んで下さる方は是非とも下部↓の☆マークで評価をして頂けると嬉しいです!

宜しくお願いします。


ロロたちはまだ知りません。ですが、ここからロロは気付きます。

マジかよ!?と気付くことになります。

クリスティー先生は登場するのでしょうか?

ロロのお話も後半戦に突入です。

ここからまたなかなか進まないのですけど(^◇^;)

ロロはゆっくりでいいか?みたいな感じです。

目指せノベル10巻刊行(๑•̀᎑•́)و✧

リリが8巻で完結なので、それより続いて欲しいな〜と願望です。

あ、リリの完結巻がまた大変なのですが。新しいお話がほとんどになるので(^◇^;)

頑張りまっす!

よろしくお願いいたします(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*.゜

ノベル4巻発売中です!

挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
>ニコ兄はレッド つまり3倍でロリコ(やめなさい 物語も半分ですか…実家問題を始めとして、片付いてないことばかりな気がしますがね。ちゃんとまとまりますよね? では、近いうちにエルフ組も合流するの…
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