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☆第6回ESN大賞W受賞☆④発売中☆元貴族の四兄弟はくじけない! 〜追い出されちゃったけど、おっきいもふもふと一緒に家族を守るのだ!〜  作者: 撫羽
第7章 お祖父様のお邸に行ったのら

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494/517

494ー怖くて

「コラッ! エル! ロロ! ニコ! 中に入りなさいッ!」


 あらら、伯父様に叱られちゃた。見つかっちゃったぞ。


「また出ているの!? あなたたち、危ないわ!」


 お祖母様にも言われちゃった。そんなことを言われても、もう出ちゃったし、やる気満々なのだよ。


「やるのら!」

「おー!」

「える、もっとまりょくを、ためるのら!」

「ためるのか!? こ、こうか!?」


 俺が一言言っただけなのに、エルはちゃんと自分の中で魔力を溜めている。それはちゃんと魔力操作ができるということだ。

 だから真剣に勉強したら、もっと使えるようになるのに。


「ロロ! またボーッとするな! 危ないぞ!」


 おっと、またニコ兄に言われちゃった。つい、違うことを考えて手が止まってしまう。いかんね、俺もやるぞ!


「やあッ!」


 魔法杖を振ると、また大きな鎌のような刃が魔鳥に向かって飛ぶ。これって、もっとまとめて落とせないかな? こう、広範囲でさ。

 大きな衝撃派のような感じでイメージして、やるぞ!


「たあーッ!」


 この魔法杖は本当に凄い。さすがディさん作だ。俺がイメージした通りのものが発動できる。

 目には見えないのだけど、ブワワ~ンと魔法の衝撃派のようなものが広範囲で魔鳥に襲い掛かる。

 そして、一気に半分近くの魔鳥がクルクルと回りながら落ちていく。ふふふん、俺はやればできる子なのだよ。


「ろろ、しゅげーじょ! どうやったんら!?」

「おっきく、やっちゅけるかんじなのら」

「わかんねーじょ!」


 うん、そうだろうね。この3歳児の語彙力はとってもショボい。


「ロロ、どんどん落としていけ!」

「うん! にこにい!」

「ぼくも、おとしゅじょ!」


 魔鳥さんも馬鹿じゃない。違う場所から攻撃されているぞと気付いてしまう。そして、バルコニーにいる俺たちに目標を定めた魔鳥さんがいた。

 翼を畳んで真下に落ちる攻撃だと、ここには届かない。だから、魔鳥さんも魔法で攻撃してきた。

 風の刃が俺たちに襲い掛かる。あ、やべッ! と思ったのだけど、どうすれば良いのか分からない。

 後ろにはマリーとウォルターさんがいる。ここで俺たちが避けると、そのマリーたちに届いてしまうかも知れない。どうしよう!?


「キュルン!」


 俺のポシェットから首を出していたチロが鳴いた。すると、放たれた風の刃が何もない空間で跳ね返り落ちて行く。

 チロったらいつの間に、こんなこともできるようになっていたのだ?


「チロ! ありがと! シールドか!?」

「キュル!」


 ええー、シールドといえばクーちゃんだろう? もう俺のお友達はみんな凄いじゃないか。俺って無敵? みたいな。


「ロロ! また手が止まっているぞ!」

「あ……!」


 つい考えてしまう。いかんいかん、今は魔鳥に攻撃だ。


「たあーッ!」

「とぉッ!」

「やあーッ!」


 俺とニコ兄、エルがどんどん魔法で魔鳥を落としていく。


「アハハハ! ニコ! ロロ! エル! いいぞ!」

「テオ! 笑ってる場合じゃないわよ! 危ないじゃない!」

「お祖母様! 大丈夫ですよ、みんな強い!」


 お祖母様とテオさんの会話が聞こえてきた。そうだろう? 俺たちちびっ子もなかなかやるだろう? ふふふん。


「だからロロ、何自慢そうにしてるんだよ!」

「あ、にこにい、ちゅいわしゅれるのら」

「ろろは、いちゅもらな」

「ええー」


 エルにまでいわれちゃった。よし、頑張るぞ!

 こうして、俺たち三人はバルコニーから魔鳥を落としていった。落ちた魔鳥を庭で伯父様たちや兵士さんが止めを刺してくれる。良い連携だ。

 魔鳥が一気に減って、あと数羽といったところでバサバサと羽搏いて逃げて行った。あれれ、逃げちゃうぞ。


「にこにい、にげてくのら!」

「ロロ、もういい」

「えー」


 だって逃がしちゃったらまた襲ってこないか? きっとあれは巣に帰るのだろうけど。


「巣に帰っても、きっとリア姉とレオ兄が巣を潰してくれてる。どうにもならないさ」

「しょう?」

「うん、そうだ!」


 ニコ兄がそう言うならそうかな?


「やったな! がんばったじょ!」

「うん、える!」

「二人とも怖くなかったか?」

「にこにい、へいきなのら」

「おう、へいきらった」


 やっぱここはエルとハイタッチだ。やったね! てさ。


「ニコ! ロロ! エル!」


 あ、下から伯父様が呼んでるぞ。叱られちゃうかな? と思っていたら違った。

 一羽だけ残っていた魔鳥さんが、こいつらが落としたのか!? と思ったのかどうなのか? 捨て身で突撃してきた。


「危ないッ!」


 テオさんも叫んでいる。どうしよう!? 身体を細くしてこっちに突っ込んでくるぞ。


「ロロ! エル! 下がれ!」


 ニコ兄が俺たちを庇うように、手を広げながら前に出た。駄目だって! ニコ兄がやられてしまう!


「にこにい! らめなのらッ!」


 そう叫びながら俺は杖を振った。

 怖くて思わずギュッと眼を瞑りながら振った杖から、グワワ~ンと衝撃派が出て魔鳥に襲い掛かる。そのまま魔鳥はクルクルと周りながら落ちて行った。


「ロロかッ!?」


 伯父様が叫んでいるけど、俺はまだ何が起こったのか理解できていない。


「ロロ! ありがとな!」

「ろろ、しゅげーじょ!」


 え? えっと、なんとかなったのかな?


「ロロの杖からなんか出たんだ! それで魔鳥が落ちたんだ!」

「にこにい、よかったのら! うぇーん! にこにいー!」


 思わず泣きながらニコ兄にしがみ付いた。だって本当にニコ兄が危ないと思ったのだもの。ニコ兄が魔鳥に突っ込まれたらどうしよう!? て、それが怖くて必死だった。


お読みいただき有難うございます!

応援して下さる方、続けて読んで下さる方は是非とも下部↓の☆マークで評価をして頂けると嬉しいです!

宜しくお願いします。


改めて、ロロは可愛い(^◇^;)

(自分で書いてるのに)

リリはお利口な皇子さま。

ハルちゃんは天然でつよつよ。

ココちゃんはお転婆令嬢。

他サイトで投稿中の新作のベルは小生意気。

ラウは…なんだろう?イケイケ?(^◇^;)

ロロは自分より優秀で強い人たちが周りにいるので、怖がりだったり後ろでバタバタしていたり?本当は能力が高い子なのですけどね。

剣で戦うなんて怖くて無理と思ってます。

一番ちびっ子らしいのかな?なんて思います。

今、ロロの書籍化作業を必死でしているのですが(鬼改稿なので)書いていて、可愛いなぁと自然に思えます。

ロロちゃんをどうか末長くご贔屓に(^◇^;)

よろしくお願いします(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*.゜


早く新しいイラストできないかなぁ( ˶'ᵕ'˶)

挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
こんちは〜ロロ風笑 何時も楽しみにしています〜 誤字報告です〜 494話のテオさんに笑われた後 落ちた魔鳥を庭でお祖父様たち←叔父様たち だと思いますので確認お願いします〜 ロロとラウ推しです! では…
ロロが一番子供らしいかな (ベルはおバカで憎めない)
たしかに本来なら戦い向きの性格ではないですね どちらかといえば「麻呂はお腹が空いたぞよ」とか言ってそうなイメージかと(←想像力不足?!
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