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☆第6回ESN大賞W受賞☆5巻発売中☆元貴族の四兄弟はくじけない! 〜追い出されちゃったけど、おっきいもふもふと一緒に家族を守るのだ!〜  作者: 撫羽
第7章 お祖父様のお邸に行ったのら

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480/533

480ー音が違う

 そういえば、うちのイッチーたちとリーダーたちはどうした? どこにいるのかな?


「ふぃんしゃん、いっちーたちは?」

「ああ、お祖父様のところにいるよ」


 フィンさんがいうお祖父様とは、エルからみたおおじいじで、俺たちのお祖父様だ。

 お祖父様はどこだ? と探してみると、いたいた。兵士さんたちに囲まれて、まだ手にお肉を持っている。どれだけ食べるのだ?


「おおじいじ、まらおにくもってるな」

「ねー」

「アハハハ。お祖父様はたくさん食べるんだ」


 たくさんにも程がある。俺たちはもうデザートを食べているのに。

 そのお祖父様の足元で、お野菜をもらって食べているリーダーたちがいた。あらら、イッチーたちはお肉をもらっているじゃないか。本当になんでも食べるようになった。


「あの子たちは、お祖父様と一緒に鍛練しているんだよ」

「れおにい、しょうなの?」

「うん、毎朝一緒にね」


 知らなかった。いつの間にそんなことをしていたのだ? 鍛練って、君たちは鳥さんとゴーレムなのだけど。


「ルルンデでは、ドルフ爺と毎朝一緒に鍛練していたからじゃないかな? それにお祖父様の魔力が好きみたいだよ」


 ほうほう、魔力が? て、リーダーたちは必要ないのに。


「あれ? じゃあもしかしてフィンさんがピコピコハンマーを叩くと、エルと同じ音がするのかな?」


 レオ兄、よくそれを思いついた。それは検証したくなる。エルとフィンさんの魔力の質が似ているのだから、ピコピコハンマーの音も同じではないかという検証をしよう。


「える、ぴこぴこはんまーは?」

「ぼくのへやにあるじょ」

「私が取って参りましょう」


 ウォルターさん、グッジョブだ。腰と足が治ってから、本当によくウォルターさんは動くようになった。


「若返った気分ですよ。身体が軽いのです」


 なんて言ってたけど、無理はしないでほしい。また痛くなったらチロに治してもらうけど。


「ぼくのへやの、ちゅくえにおいてあるんら」

「分かりましたよ」


 そう言って、スタスタとお邸の方へ歩いて行く。しっかりとした足取りだ。背中もピンと伸びていて、つい最近まで寝込んでいたとは思えない。


「げんきになったのら」

「チロのお陰だね」


 突然自分の名前が出たものだから、パウンドケーキに齧り付いていたチロがお顔を上げた。


「ちろが、なおしてくれたからなのら」

「キュルン」


 いつでも治すよ。と言ってくれる。頼もしいものだ。回復に特化したチロがいると安心感がある。


「ロロだって回復できるだろう?」

「けろ、まらまらなのら」

「ろろも、しゅげーじょ」

「しょう? ありがと」

「おー。ぼくもがんばるんら」


 ふふふ、同い年なのだけど、なんだか弟ができたみたいな気分になる。俺の中身が3歳じゃないからだろう。

 そうしてウォルターさんが持ってきてくれた、エルのピコピコハンマー。フィンさんに叩いてもらってどんな音が出るのか実験だ。


「アハハハ、小さいなぁ」


 フィンさんがピコピコハンマーを手に持って笑っている。そりゃ、ちびっ子仕様だもの。大人のフィンさんが持つと小さい。おもちゃみたいだ。


「ふぃんしゃん、たたくのら」

「叩くのか?」

「しょうなのら」


 俺がお手本を見せてあげようではないか。ピカに俺のピコピコハンマーを出してもらって地面を叩く。


 ――キュポン!


「アハハハ! そういえば、魔鳥を討伐していた時に音が鳴っていたな」

「にこにいも、もってるのら。おとがちがうのら」

「そうなのか?」

「しょうしょう」


 そう言いながら、もう一発。


 ――キュポポン!


 オマケにもう一発。


 ――キュポポンポン!


「アハハハ! なんだその音は!?」

「ふぃんしゃんも、たたくのら」

「よし、叩くのだな」


 フィンさんがその場にしゃがんで、ピコピコハンマーで地面を叩いた。


 ――ギャオーッ!


「おぉッ!?」

「とうしゃま、なんれら!?」

「エルとは違うのか?」

「ちがうじょ!」


 エルが椅子からピョンと飛び下りて、フィンさんからピコピコハンマーを貰った。

 ふふふ、とっても楽しい。なんで音にバリエーションがあるのだ? 俺はそんなオプションを付けていないぞ。


「えいッ!」


 ――チュン!


「エルだと『チュン』なのか。どうしてだ?」

「どうしてでしょうね? アハハハ」


 レオ兄が笑っている。作った俺にもどうしてなのか分からない。あの時は魔鳥さんのことを思っていたのに、何故か出来上がると可愛らしい『チュン』だった。

 なのにフィンさんが叩くと『ギャオー』だ。本当に不思議だ。


「もういっかいら」


 ――チュチュン!

 ――チュチュチュンチュン!


「アハハハ! 音が増えてるじゃないか!」

「かわいいらろ?」

「ああ、可愛いな」

「けろ、とうしゃまはちげー」

「どうしてだろうな?」


 作っている時に魔鳥さんを思っていたのだから、本当は『ギャオー』なのかな? て思う。エルが使う時は『チュン』の方が可愛いから良いのだけど。エルも気に入ってくれたみたいだし。

 でも同じエルのピコピコハンマーなのに、フィンさんが叩くと音が違う。これはあれか? ウォルターさんが叩いた時に違ったのと同じことなのかな?


お読みいただき有難うございます!

応援して下さる方、続けて読んで下さる方は是非とも下部↓の☆マークで評価をして頂けると嬉しいです!

宜しくお願いします。


今日も平和です。こういう平和なほんわかなのは、いくらでも書けるのですが、続くとダレてしまいますからね(^◇^;)

イベントを入れないと。

辺境伯家に続き、大家族なので誰が何なのか分からなくなります。( ꒪⌓꒪)

以前、登場人物紹介を書いたのですが、あそこにオードラン家もあったかなぁ?

なかったらオードラン家だけでも書きましょうか。


ロロ⑤の初稿に手こずってます。

頑張ろう(๑•̀ •́)و✧

今月、コミック②が発売になります。カバーイラストのデータをもらえたら、近況ノートにアップしますね。また爆可愛いロロの表紙ですよ。

楽しみにしていただけると嬉しいです(*ˊᵕˋ*)ꕤ*.゜

挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
かわゆさが爆発してる!ふふふって思わず笑っちゃうくらい可愛い!!いろんな人にピコピコハンマーを鳴らしてみてほしくなりますね!
その音だけで、弱い魔物は倒せそう… 誰か「ガチョーン」って音を出さないかなぁ もしくは「ブッピガン」
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