スピンオフ その39 フラッグ戦
こうして本日の第5戦 復活なしのフラッグ戦が始まった!
ピッ!『いいかお!わしらはまたまた有利な右サイドを担当させてもらえたお!』
『有利な位置なんだから間違ってもここを抜かれる訳にはいかないお!』
ピッ!『F5りょうかいッポ!てっぺきのだんまくっぽ』
ピッ!『いや、お前が一番心配なんだよF5…』
ピュッ!『とりあえずいつもどおりM6とワタシは敵側陣深くせんにゅ~してるッピュ!』
ピッ!『でもまったく敵の気配がしませんみゃあ~?』
ピッ!『お敵さんは中央か反対側に人員を集中させてるのでしょうか?』
ピッ!『一気にケリをつけるつもりならそういう配置もアリだお』
ピッ!『でも俺達黄軍は左側多めに配置してるんだろ?』
ザサーッ!『中央は私が抑えてる、でもあまり動きが感じられないわね』
ガガガッ!バババババ!タタタタタ!パンパンパン!!!
「始まった様だおっ!?」
ザザーッ!『こちら左翼!敵襲!かなりの数です!中央部隊応援求む!』
ザザーッ!『中央了解!すぐ向かう!』
ザサーッ!『左側に攻めてきたわよ!M6、W7そっちはどう?』
『私は左翼の増援に向かった方が良いかしら?』
ピュッ!『ワタシのそーがんきょーにはまだ何も捉えられないッピュ!』
ピッ!『ボクも気配は…ミャッ?待つみゃッ!』
『敵襲!敵襲だミャ!かなりの数みゃ!』
ピッ!『左右同時侵攻作戦みたいだなお!迎え討つお!』
『F5!出番だお!』
ピッ!『まってましたああポオオ!!!掃射だっポオオオオオ!!!』
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ!
ピッ!『I1斬り込むやで!』
ピッ!『りょ、了解!T4!F5がたすぐ弾切れ起こすだろうから!そうなったら援護射撃の続きを!』
ピッ!『T4了解です!』
ザサーッ!『A3も右寄りに移動して援護に向かうわ!』
こうして開始2分、両軍とも左右に展開した形でフィールドの両端付近で激しい銃撃戦が開始された!
だが…
ザザーッ『オイ!中央で!もの凄い突破してくる奴等が…アアッ!?やられた!』
ザザーッ!『て、手薄になった中央を一瞬でこんな深くまで!』
ザザーッ!『抜かれた!止められない!凄い弾幕で顔も…だせな…!』
ザザーッ!『だめだ!回り込む隙すらみせない!だ、だれか!』
ピッ!『C2中央ヤバそうじゃねーか!?』
ピッ!『きっと奴等だお!』
ピッ!『戻って防衛に回った方が良いのでしょうか!?』
ザザーッ『マズイ!もうフラッグ目前に、嗚呼っ!!!』
ピーーーーーーーーーーー!!!
『赤チームフラグゲット!赤チームフラグゲットです!』
『フラッグ戦1戦目は見事赤チームのフラッグゲット!』
『赤チームの勝利です!』
「なんだってーーーー!?」
「ま、まだ3分足らずだお!?あり得ないお!」
「な、なにがおこったッピュ!?」
「こ、このボクが1まがじんも撃ち切らずに終わるなんてッポオ!?」
「撃ちあいが始まって2分も経ってないみゃッ!」
「この手際の良さ…あの方なのでしょうか…?」
メンバーが感想を口にしながら本陣へと戻ると黄色のフラッグを手にしたミリリア一行が梨沙と対峙していた。
「まずは私たちの1勝!」
「どう?梨沙?本物のサバイバルゲームは?」
「くっ…」
自陣深くで勝ち誇った様な表情で腰に手を当てた蘭奈が、片膝を付いた梨沙を見下ろしていた。その脇に同じような顔をして剛が腕を組んで立っている。
フラッグ台座の傍では涼しい顔で黄色フラッグを脇に抱えてミリリアが立っており平然とした様子で梨沙と蘭奈のやり取りを見守っていた。
一目で勝者と敗者が分かるコントラスト…
「くそう!梨沙ちゃん!何がおこったかお!」
「ちゅん助、してやられたわ…」




