第六話 その12 神風!その時!時が止まった!
第六話 その12 神風!その時!時が止まった!
「燃えろお!ブチかませぇ!イッツ!クールフライングファアーーー!だおーーー!」
「オラアア!」
ゴッ!ビューーーン!
武器屋は素早くタイミングを計ってグソク防衛ラインギリギリまで助走を付けると、青大将上空へと大きく振りかぶってちゅん助を発射した!
「わはははは!地面を這い回る事しかできないクソ蟲諸君!」
「貴様らでは上空からの攻撃は防げまいおw!」
ちゅん助は順調に大きな放物線軌道を描き、青大将直上に到達!
「クソ蟲ども!」
「のちの貴様らのセリフはこうだお!」
「我が方の優秀な迎撃機と対空砲火を潜り抜けて、良くぞたどり着いた!」
「奴は間違いなくエースだった!」
「日本には侍がいるというが奴がそうに違いない!」
「なーんてwわしカッコいい~!」
「もっとも!おまえら地虫には迎撃機や対空砲火なんて無いだろうがな!お見通しだお!」
放物線の頂点に達したちゅん助が落下の体勢に入った!
パチンコを引き絞り照準を!定める!
「なんだと!?」
落下軌道に移ったちゅん助の目には信じられない光景が映る!
青ムカデが一斉に灰グソクに噛みつくと鞭をしならすかのような体勢で次々とちゅん助めがけて灰色を投げつけたのだった!
なんという対空砲火!
予想外の対空防御システムだった。
「あひー!」
「ひえっーーー!」
「あわあああーーーーー!」
空中で体をジタバタさせてなんとか向きだけを変え、三発の灰砲弾を躱したちゅん助だったが!
ドカーン!
「ぎゃあああああああああああ!」
体勢が崩れた所に四発目!
強烈な一撃!
何とか射角を維持していたちゅん助の体勢は無残に崩れ、きりもみ状態で落下していく!
決死の覚悟で大空に飛び出したちゅん助はあえなく撃墜!
永遠の戦果ゼロ!
かと思われた!
「うぐぐ!」
「わしを!」
「なめるんじゃあ!」
「ないお!」
きりもみ落下中のちゅん助のすぐ傍には、命中した灰色がほぼ同高度で落下中であった。
クルリ!
ぽこっ!
最後の力を振り絞り、ちゅん助は体を一回転し溜めを作り灰色を蹴る事で落下姿勢を整えることに成功!
灰色が下!
ちゅん助が上!
一瞬の離れ業!
下方の対空砲火から完全な死角を作り出したちゅん助はパチンコを引き絞りタイミングを計る!
「ここだお!」
パチコーーーン!
ポコッ!
命中!!!!!!!!
しかし!!!!!!
不着火?????????????????????
時が止まった!
「ぶわーはっは!爆人石を放ったと思った?思っちゃったお?」
「あまい!!!」
「あまいお!」
「この最後の一発は!」
「わしの命に代えても必ず命中させ!」
「着火させたるんだお!」
スタッ!
「ちゅんすけえ~!」
「ゆえに!」
「さっき放ったのは!」
「爆人石に見せかけた!」
「フェイク!」
「ただの木の実だお!」
「ちゅんすけクーン!!」
「もしさっき放っていたとしたら!」
「万が一おまえらの別の対空兵器だの、いーじすしてむに阻まれないか!」
「警戒したんだお!」
「わし程の男になると!」
「2度と同じ手は喰わないんだお!」
「ちゅん助クン…さっき放ってれば命中してたよね?」
「恐れ入ったかお!グソクども!」
「わしはおまえらよりも何枚も上手なんだお!」
「ちゅん助さーん!」
「わしは必ずゴールを決める!」
「貴様らの激しいマークを引き剥がし!」
「鉄壁の防御システムを引き裂いて!」
「この大空の支配者!怪鳥ちゅん助様が!」
「必ず!」
「必ずこの爆人石をブチ込んでやるんだお!」
「ちゅん助!てめえ!もうとっくに着地しちまってるだろうがッ!」
時が止まった!!
第六話
その12 神風!その時!時が止まった!
終わり




