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更新停止中 イズちゅん  作者: ちゅん助の!
第五章 グソク大侵攻!
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第五話 その23 アホばっかりね!

 第五話 その23 アホばっかりね!


「さあボク、あいつらとの約束通り、教会までは連れてきてあげたわよ!」


「…おねえちゃん、ありがとう」


 不安げな少年の瞳が少女を見つめた。


「なによ?なんか言いたげね?」


 少女が尋ねるとおずおずと少年が口を開く。。


「おねえちゃん、あのお兄ちゃん、勇者様と鳥さん大丈夫かな…」


 少女は、はあ~っと溜息を吐きながらはっきりとその問いに答えた。


「私、嘘は嫌いなの、だからはっきり言うけど」

「アイツら程度の腕前じゃ十中八九、いえ100%無理ね」


「無理だっぽ…」

「無理っぴゅ…」


「そんなあ…」


 少年は即座に泣き出しそうだった。


「でも!あのお兄ちゃん勇者様なんでしょう?」


「ええ、天令ではそうね、でも勇気と蛮勇は違うの」


「……」


「この状況、とんでもない数のグソクを街に侵入させた時点でほぼアウトよ」

「状況も状況だけど…まずこうなった原因が分からない」

「間抜けな防衛隊が門を破られたらしいのも理由の一つだけど」

「本当に解決しなきゃいけないのは」

「何故グソクが一斉にしかも夜に、雨も降り続いていたのに大侵攻してきたかって事!」

「これを突き止めないといけないの」

「仮にだけど誰かに操られてとか、それならまだいい」

「操ってる奴を倒せば解決できそうだから」

「でも、それすら確証はないの、そんな奴が居なかったら?絶望よ?」

「これだけの数のグソクを掻い潜ってやっつけながら、その原因調査をやってのけないといけないのよ!」

「分かるかしら?」

「もうアイツがどうこう、勇者どうこうそんなレベルじゃないのよ?」

「例え私がフル装備だったとしても厄介な事案なの、お断りなの!」

「なのにアイツらは飛び込んで行った」

「信じられない馬鹿だわ!」


「……」


 少年は俯いたまましばらく黙っていたがポツリとつぶやいた。


「勇者様は…鳥さんは…怖くないのかな…」


「え?」


「どうにもならないんでしょう?」


「ええ」


「腕前もそれほどだって…」


「そうね」


「でも!」

「それでも!」

「みんなを助けるために行ったんだよね!?」


「……」

「だからそれは出来ないって…」


「なのに行ったんだ!勇者様は行ったんだ!」


「……」


「僕は信じるよ!あの人達ならきっとなんとかしてくださるって!」


「ふん!あっそう!だといいわね!私はごめんだけど?」

「じゃあね!」


「あ!」


 少女はそう言い残すと軽やかなステップを踏んでグソク達を躱し暗闇の中に消えて行った。


「ほんっとに!どいつもこいつもアホばっかりね!」


「ぽう」

「ぴゅう」


 タンタン!

 ダッ!

 ガッ!

 ギューーーン!


 少女は街の防壁傍の家の屋根に素晴らしい跳躍力2回で飛び乗ってから助走を付け、手にした槍を棒高跳びの棒よろしく煙突に突き刺すと槍の柄が折れる寸前までしならせた反動で宙を舞い防壁を軽々と飛び越えた。

 その一連の力強く美しく流れる動作には恐らく10種競技の金メダリストでも真似できないスピードと高さがあった。



 シュタ!


 10m近い高さを飛び越えた!というのに木の葉が地面に触れたほどの軽やかな着地!

 

 少女は振り返り、背後にそびえた防壁を見つめながら言った。


「ほんっとにもう!」

「アイツらバカァ!」


 吐き捨てるように言った少女は暗闇の中を疾走しあっという間に姿を消したのだった…


 第五話

 その23 アホばっかりね!

 終わり




挿絵(By みてみん)

久々に登場のメインヒロインリッサ(呼び名はまだ仮称)

彼女ののセクシーショットのラフをチラ見せ!

絵師様 ツイッターID @gyuuniku_desu


「ふふふのふw」


「ちゅん助!ちょっとアンタ!私に何て格好させるつもりなのよッ!」


「いいではないかw!」

「全てはPV数のため!」


「クッ!ふざけたことを…!」

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