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プロローグ

【不定期更新です】

現在、執筆中の小説の息抜きに書きました。多分、そんなに長くならずサクッと終わらせる予定です。


作者は連載中の小説に行き詰まると、適当な小説を書いて現実逃避をするのです。

結果、どの小説も遅れるという悪循環に陥ります…………

(最悪だよ!)


誰かー!ネタを下さい!!!!!!!


※連載中の小説の息抜きに書いていたので、詳しい設定や構成はありません。行き当たりばったりで書いているので、変な所があるかもしれません。

大陸の西に位置する場所にレイクード王国という国があった。国の規模は中堅ほどであったが、海沿いには魔境の森と呼ばれる未開拓の大樹林が広がり、その境界をオリオン辺境伯家が守っていた。


永い年月を掛けて30メートルはある巨大な防壁を築き上げ、常時1万人もの兵士が防衛に当たっていた。

正直、王国の王都が攻め込まれても、この1万もの兵士は動かさない事になっていた。何故なら、未開拓の魔境の森の魔物達が日々押し寄せて来るからだ。それがわかっている為に、近隣諸国はレイクード王国に戦争を仕掛けて来なかった。

もし、王都を占拠しても、オリオン辺境伯が魔境の森の防衛を止めてしまえば、レイクード王国は魔物達に蹂躙され、手を出した国もただではすまなくなるからだ。


恐ろしい魔物が日々襲ってくる辺境の地でも、王国には無視出来ない事情があった。


それは魔物の素材と魔石の売買である。


どうして1万もの兵士が維持できるかと言えば、狩った魔物の素材を売り、そしてこの世界では重要な魔石を売買しているからである。魔石とは魔力を帯びた石の事で、魔物の体内から出てくる。そしてこの世界の魔道具には欠かせないものである。まぁ、ぶっちゃけ乾電池の様だと思って欲しい!


オリオン辺境伯は素材は商人に販売し、魔石は王家が適正価格で買い取っていたのだ。それが他国への交易商品になり、その金銭で1万もの兵士を養っているのだ。さらに、冒険者ギルドもあり、冒険者も数に入れるともっと増えるだろう。


ただ、国のトップが代わればその関係も変わってくる。長年、魔境の森の防備に1万もの軍隊を持っている事に、危機感を抱いた当代の国王は辺境伯の娘を第一王子の婚約者とする命令を下したのだ。


これにより、王家と辺境伯爵の仲が拗れることになった。


「まったく!当代の国王はダメだな。余りにも無能過ぎるぞ!」


この男こそ、オリオン辺境伯家当主・リゲル・オリオンであった。


「我がオリオン家の役割をしっかりと理解しておれば、この戦力を王都へ遣れる訳もないとわかるだろうに………」


深いため息を吐く。しかし、腐っても王家の勅命である。断るには理由が足りなかった。


「くそっ!せめて魔物が大規模に攻めてくれれば、それを理由に断れるものを!」


隣で憤っているのは私の兄であるシリウス・オリオンである。


「お兄様、そんな事は言わないで下さい。大切な同胞達の命が掛かっているのですよ?」


はい!これが私、シオン・オリオンでございます!珍しい銀色の髪が腰まであり、出るところ出て、引っ込んでいる所は引っ込んでいるナイスバディの美少女である。

(なんか自分で言うと恥ずかしい)


「しかし、王子の婚約者となれば王都の学園に通わなければならないぞ?」


この国には魔力の持つ貴族は12歳から王立の学園に通う義務があるのだ。しかし、ここオリオン領だけは免除されていた。魔物の対応に忙しいためである。故に、ここにも学校があるので、わざわざ王都の『レベルの低い』学園に通う必要はないのである。


「まぁ、表向きは王国で1番の学舎と言われているからな。だが、あそこは貴族同士の顔繋ぎの場であって勉学は二の次だ」


実は日々、魔物と戦っている我が領内では平民にも兵役が義務づけられている。兵役と言っても、3年間学校へ通い勉学と戦闘技術を学ぶ為に、我が領の識字率はほぼ100%に近い。

さらに、子供を3年間預けるに当たってオリオン家から支援金が支給される。貧乏な家庭で働き手が少なくなっても、食べていける配慮である。文字の読み書きが出来れば商人にもなれるし、働ける幅が広がるので重要である。


まぁ、儲かっているからね♪これくらいの出費は問題ないの。


故に常備兵力は1万でも、領内の民を集めれば最低では5倍の数は集める事ができるので、国王様がビビるのも無理ないかも知れない。


「それなら飛び級制度を利用しましょう!向こうの王子を逆に見定めて、見込みがありそうなら、向こうで交流をはかり王妃教育も受けましょう。でも、見込みがなければ即座に単位を取って戻ってきますわ」


「おおっ!飛び級制度の事を忘れていた!よし、すぐに戻ってくるんだぞ?」


お兄様、戻って来るのは確定ですか?

こうして私、シオン・オリオンは王都の学園へ通うことになりました。









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