表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

“最強”の消えた世界

元の世界の話です。少し短いです。

ハインは信じられなかった。

いつもそばにいたカズマ達が、世界最強のカズマ達が死んでしまうなんで思ってもみなかった。

ダンジョンの最下層のボスにだってあのメンバーだったら、戦えると思ってた。


普段からカズマ達のパーティーメンバーとして行動を共にしていく中で、ハインはカズマに淡い恋心を抱き始めていた。当のカズマはなんとも思っていないが。その恋心がカズマ達が死んでしまったということへの悲しみを大きくしていた。


途中からパーティーに参加し始めたハインは、当然勇者一行とのレベル差はあった。それもすごい差だった。

それが理由で今回のボス戦に連れて行ってもらえなかったとハインは思っていた。


しかし実際は違った。

単純にダンジョン最下層のボス戦には五人までのパーティーでしか挑めなかったからだった。


カズマ達は攻略に一ヶ月以上もかかるだろうと予測していた。


カズマ、ハルアキ、ユート、コータ、リュータは話し合った。

男五人はいいが、ハインはほかの女の子よりは男勝りだとしても、女の子であることは変わらないので、流石に一ヶ月以上も風呂に入れないのはきついんじゃないのかという結論に至った。


それが理由で男五人でいくことにした。

一ヶ月以上風呂に入れないと言われてハルアキがいやそうにしたのは多分気のせいだろう。とカズマは思っていた。

ただそれだけの理由だった。



知らせを聞いた次の日、ハインは自ら命を絶った。

この時の彼女は知らなかった。勇者一行は死んだのでは無く消えたと言うことを。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ