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未開の地、攻略開始

「いてて……」


目を覚ました俺は周りを見渡す。


「ここはどこだ?」


俺は呟いた。


「僕が分からないんだから、カズマさんに分かるわけないでしょう!」


既に目を覚ましていたユート。

てかなんでコイツ逆ギレした?俺なんかしたっけ?と首をかしげ、ユートを見た。


あ、動けないんですね。


ハルアキが上に乗ってたら脱出不可能だもんね。そりぁ機嫌悪くなるわな。


潰されたユートはまだギャーギャー騒いでいるが取り敢えず無視。 


俺は残りの問題児二人を探そうと立ち上がった。

あ、前言撤回しまーす。探す必要無いわ。後ろだわ。


振り向くとやっぱり二人はいた。

何で分かったかって?

小さい頃から一緒に育ってきた五人とは心が通じあってるからさ☆          ……みたいな格好いいこと言わせてくれよ!と思いつつ、回りのことを一切考えず派手に魔法をバンバンとばしている二人に近づいていった。


「おい、カズマ!コイツ、下手したらさっき戦ってたダンジョンのボスより強いかもだぜ?よぉおし。久しぶりに本気出す!!!!!」


ん?今結構大事なことをコイツさらっと言ったぞ?リュータ、それってどゆこと?それってさぁ、ボス戦の時、手ぇ抜いてたってことかぁ!叩きたくなる衝動を堪える。


涙目のコータもなんか言ってる。


「カズマ!コイツ全然魔法が効かない!どうしよう……」


吹いた。生きてないモノに精神干渉系の魔法を使ってどうする。効くわけないだろ?

コータもリュータも何でそんな精神干渉系の魔法に拘るのか謎だが一先ず俺がこの戦い?……コータとリュータの魔力の無駄遣いを終わらせるため、剣を抜く。

そして切った。


「すっげぇ。一撃だぁ。」


「カズマ!もしかしてそれ、魔剣技か!?」


興奮したリュータにはそう見えたらしい。

魔剣技ってのは魔法と剣技を組み合わせた高度な技。まぁこんなモノに魔剣技なんて使わないんだけどね。


「いや、見りゃ分かるだろ。剣を振っただけ。」


「「 !? 」」


「はぁ。!?じゃなくて君達が戦ってた、ん?戦ってた?いや攻撃してたモノは生きてないの!」


二人が理解するのにもう少し説明が必要だと思ったが二人は意外にもはやく理解した。

まぁ最初に気付かない時点でアホなんだけどね。



皆の安否を確認したところで俺達俺達五人は情報収集の為行動を開始した。


「「「「「 未開の地、攻略開始! 」」」」」






この時点で勇者達は、自分達が転移したことを知らないです。はい。

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