#0 プロローグ
初めまして!火鳥ノ獣奈です。処女作?になりますが、読んで頂けると幸いです。
仮面ライダーや僕のヒーロー○カデミアに影響されて、こんな厨ニ病丸出しの小説書いてますが、私は元気です。
人間は支配者と被支配者、そしてもう一つに分けられると思う。
一つ、産まれながら人を人と思わない純粋な支配者。
二つ、産まれながら人としての扱いを受けることの無い純粋な被支配者。
あるいは一つ目から二つ目へ転落した者や、二つ目から一つ目へ成り変わった者もこれに当てはめる事ができる。
そして最後は、そのどちらにも成れず最下層へと落ちた誰にも必要されなくなったモノだ。
支配する事も無ければ、支配される事も無いそんなナニカ、これが三つ目。
俺はそう思っている。この世には三タイプの人種に別れていると。何故かって?それは簡単な話だ、
少なくとも俺自身が二つ目から三つ目に落ちたのだから。
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桜がアーチを作り淡いピンク色に染まった道を抜けた先。そこには広大な敷地面積を誇る巨大な学校が存在する。その学校は数少ない異能力者専用に創られた学校だ。
数年前、ある国で生まれつき発火能力を持つ高校生が発見されて以来、次々に摩訶不思議な力を持つ子供が発見された。
しかし、人の身を過ぎた能力は無秩序を呼び、混乱をもたらした。それを嘆いた各国は摩訶不思議な力を使う者を異能力者と呼び、専用の教育機関を設けた。
そしてこの学校はその内の一つ、小中高大一貫校の国立異能力者専用学校である。
異能力者の学校なので、登校、授業、休憩時間、下校、風景全てがユニークで、空を飛んだり、異能力で試合をしたり、能力をフルに利用した遊びをしたりと、まるで別世界のような印象を植え付ける。
そんな学校に高校生として編入してくる人がいた。
能力者は生まれつき能力者なので学校には新入生か、留学生しか入る事は無いはず。しかし現に編入すると言うのは噂の延長ではなく真実である。
校内はその編入生の噂で浮き足立っていた。
プロローグだからか短くてごめんなさい。