題名:それは幸せか不幸せか
思いつき編第二です
まあ気軽にどうぞ
少なくとも俺はある
そう難しく考えることじゃない、簡単なことでいいんだ
たとえばクラスの中で一番足が速いとする
小学生ぐらいのごく一般的な考えであればそれは自分にとってとても特別なことになり
もしかしたら自分がこの世の中、世界で一番早いんじゃないかって思ったりすることはないかな
それに近い感覚なのだろうか、俺は自分が特別な人間だと思うことがある
いや、特別なんだ。現実的に
俺は神に選ばれた存在なのだから
「と、俺は思うんだがどう思う妹よ」
「んー、そんなこと急に聞かれても…」
「そこはそうだね、お兄ちゃん!と即答してくれ!」
「いや、同意しようにもできないんだよ」
「何故だ妹よ」
「だいたいお兄ちゃんは何に選ばれたの?」
「何だそんな簡単なことがわからないのか、かわいいな。流石俺の最愛の妹、ちゅーしてやろう」
「いや、いいです」
「即答!!!!!!!??????お兄ちゃん悲しい!!!!!!!!!!!!!!!」
「やだよもうちゅーとか、子供じゃないんだし」
「そうだな、お前ももう高校生だもんな(なでなで」
「うん、高校生だから頭撫でないで、気色悪い」
「妹が冷たい!!!!!!!!!!!」
俺は本当に特別な人間なんだと思う
選んでくれた神様に感謝をしたいぐらいだ、本当に
…けど、その特別は俺にとっていいものとは限らない
特別だから逆にいらないときだってある
でも、俺は思う
この特別はその名の通り選ばれたものであって
それを拒否することはできない、ほとんど
だからそれはそれで受け入れて、生きていかないと息が詰まってしまう
と、この文じゃ俺が何が特別なのかわからないな
俺が特別な理由、何に選ばれたか
それは-------------------
「で、質問に答えてよ」
「なんだっけ???」
「忘れないでよ、お兄ちゃんは何に選ばれたの?何が特別なの?」
「なんだよ、馬鹿にしてたくせに」
「それはそれ、気になるから教えて!教えてくれたらちゅーしてあげるから!」
「mjd!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????????」
「嘘だけど」
「デスヨネー」
「言いたくないならいいけどこのままだとただの痛い人だよ」
「…決まってるだろ」
それは
俺がこいつの兄ということ、いるかどうかは知らないけどもしいるのなら
この子の兄に俺を選んでくれてありがとうといいたい
いや、もし言えるのなら恨み言も言ってやりたい
だって俺は
「…お兄ちゃんってやっぱ痛々しいよね」
「なんだと」
「まあでも…その…」
「なんだ、もじもじしているところもかわいいぞ」
「茶化さないでよ!…私もお兄ちゃんの妹に選ばれて…その」
「嬉しいって思うよ、その…大好きだからお兄ちゃんのことが」
「…それは妹の好きということで受け取っておくよ」
「なにそれ」
「こっちの話だ、気にするなかわいい妹」
妹のことが好きだから