推測
「そんなもんよ。」
定子は肩を竦めながらため息をつく。
「でも、藍はともかく、なんで僕なんだ?」
「え?なんとなくだけど?」
あー、やっぱりか。ほんと、こいつらアバウトすぎてついていけねぇわ。
「昔から一緒にいたんでしょ?」
それだけの理由かよ。
「でも、それじゃあなんで僕と藍は同じ団じゃないんだ?」
「それはお前が美しくな」
「ただ単に同じ団だと一気に2人ともやられちゃうかもしれないからよ。」
ん?なんか矢代が言いかけた気がするけど定子に被せられ、うまく聞き取れなかった。
まぁいいか。
その時だ。
僕たちが部屋に入った時から閉まっていたクローゼットが勢いよく開き会長が叫びながら登場した。
「なんだかんだと聞かれたら!!」
「まだなにも聞いてないっす」
僕の指摘に会長は
「ぐはぁっ!」
と、派手かつ無駄なリアクションをしてクローゼットの中で倒れこむ演技をする。
はいはい、お疲れ様です。
よく見ると会長もジャージだった。色はやはりピンク。
そこですかさず矢代が
「おお!さすが会長殿!!よくお似合いですぞ美しいですぞぉ!」
と涙を流しながら褒めそやす。
こいつら今日はテンション高いな。
そしてそこでふと気づいて室内にナズナがいたことを思い出し、視線をやると彼女と目が合い彼女が僕ににっこりと微笑んだ。すると心がズキリとする。いままで忘れてたなんて言えないよなぁ。
ってかナズナもピンクかよ!!




