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文具戦争  作者: 文音マルタ
第一章:始まりの予感
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邂逅

相手の姿をようやく確認できた。大柄だが太ってはおらず、筋肉もりもりといった感じだ。そして片手には藍を抱えていた。

「ちっ、聞いた話では女一人のはずだったんだがな・・・!」

男はなにやらブツブツと呟いている。

「藍を放せ!」

僕は半分叫ぶようにして言った。

「ああ?オマエ誰?・・・ま、誰でもいいけど」

そう言って男は藍を抱えたままもう片手のモノを構える。

「・・・ハサミ!?」

えっ?なんてシュール!!

「取り返したいなら俺から奪ってみろ!」

そう言って巨大漢は巨大ハサミを振りかざしながら突進してきた。

「あ・・・!!」

多分死ぬ時ってこんな風に、突然なんだろうと思った。




キィーン!!




目の前に見た事のない少女が一人。


「相手の攻撃が刃じゃなくて助かったわね。」

確かに相手はハサミの刃を閉じた状態で振り下ろしていた。

そしてそれを受け止めているモノ、少女が手にしているそれは


刀と見間違うように長く、巨大な定規だった。

お知らせ・・・今回より幼馴染の名前を「いろは」→「(あい)藍」に変更しています。

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