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文具戦争  作者: 文音マルタ
第三章:プレパレーション
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作戦。

「作戦?」

僕は半分呆れ顔で定子に聞き返したが答えたのは会長だった。

「そうだ。今、定子が言った『蛍光戦隊カラペンジャー』という組織と同盟を組む事になった。」

「同盟?」

大丈夫なのか。そんな変な中2クサイ団体と同盟なんか組んで。

「確かに名前はちょっとアレだが、数の多さでは能力者集団の中で文具協会と文具同盟に次ぐ。」

数だけとかっていうオチじゃないだろうな。

僕は疑問ばかり浮かんでくるのをこらえて

「こちらも準備を進めている、という事ですね。」

と言った。

会長は頷き

「この戦いは、絶対に負けられない。・・・文具同盟のやつらは危険だ。能力で何をしでかすのか分かったもんじゃない。」

文具同盟のやつらは学校を消してみせた。文具協会本部を滅茶苦茶にしてみせた。そんなやつらを

「野放しには出来ないですね。」

「そうだ。」と言って会長は頷く。

僕は改めて戦う意味を確認した。

もう迷わない。

「それで、作戦についてだが・・・」

そのときチャイムが昼休みの終わりを告げた。

「おっと、すまない。もともとこの話は放課後する予定だったんだ。また、放課後に藍を連れてから、おいで」

会長がヒラヒラと手を振り、僕も部屋を出ようとして定子が僕を見送っているのに気づく。

「行かないんですか。」

という僕の問いに対して、当然だ、というように胸を反らして

「行かないわ」

と宣言した。

「授業は?」

「休むわ。」

「・・・。」

「納得していないようね」

「当然です」

すると定子は一度溜息をついてから、大きく息を吸って

「あーお腹痛いわー、午後の授業は出られそうにないわー」

と棒読みで言った。

ダメだこりゃ。

僕は呆れてなにも言えずに部屋を後にする。

ドアを閉めるときに向こう側で定子がウインクしたのが見えた。




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