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文具戦争  作者: 文音マルタ
第二章:先輩と協会と
28/54

アクセス数1000突破記念!番外編:「文具VS銃!・・・ってえっ?」

今回は本編とは関係のない番外編です!



楽しんで行ってもらえると光栄です

ある昼下がりの文具協会本部会議室でのこと。



定子「はいどーも!!『ルーラー』こと定子です♪今日はなんと・・・」


僕「バキューン!」


定子「えっ、ちょっ、やめてよそういう発言」


僕「違うから!!今のはリアルに銃声だから!!!放送禁止用語とかじゃないから!!!!」


定子「まぁつまり、『私達の持っている文具の力は銃にかなうのか?』というのを検証してみようという試みです」


僕「スルー!??僕の精一杯のツッコミをスルー!!??」


定子「ではまず会長から順に検証していきます───────。」




定子は会長にむかって銃を構えた。

ってか本当にやるんだね、この企画。

「とりあえず『直撃不可』の“ルール”は作っておいたから死にはしないわ」

と定子が言う。

「当たりはするのかよ!」

という僕のツッコミはやはりスルーして定子は

「はい、じゃあ打つわよ。3、2、1・・・」

と、その瞬間会長が何かつぶやいた。

バキューン!と放たれた弾は会長の足下にドッ!と音を立てて突き刺さる。

会長は

「当たる前に弾道を90度下へひねっておいた。」

と解説する余裕まであるのだから上出来だ。


「次は藍ちゃん」

と言いかけて定子は唸る。

「・・・は、やめときましょう。結果はわかるものね」

だそうだ。まぁ、僕も藍を危険に晒すのは嫌だったから異論はない。

ホッとため息をついたが

「次はアンタ」

「えっ?」

「アンタ」

「えっ!?やるの!??」

「はいいくわよーさんにーいち」

なんて適当!!!いくらなんでもこれは酷すぎる!!!!


カチッ!!


結局何もできずに手で顔をかばうようにしていた僕は恐る恐る目を開ける。

「あら?弾切れしてたわ。シュナイダー、変えてきて頂戴」

「分かったよ」

ああ、神様!!ありがとうございました!!!

僕が神に祈るポーズをとっていると

「はい、サダコ」

「流石シュナイダー。早いわね」

それをみた僕は

「早すぐる!!!!!!」

という悲鳴をあげた。

「はい、いくわよーさんに────」

(今度はさっきみたいにはいかないぜ!)

僕は自分の周りにに五十本くらいの多くのシャープペンシルを出現させる。

「いち」

「いっけえええええええええええええええええええええ!!!!!!」

僕は銃口にむかってシャープペンシルを高速で飛ばした。


バキューン!!!


ヒュッと僕の頬をかすめて銃弾が後方の壁へ当たる。少し遅れてシャープペンシルがバラバラと床へ落ちる音。頬から生温かい液体がつたう。

「・・・弾道を変えることには成功したみたいね。」

と定子は明らかに面白くない顔である。その隣で見守っていた藍の心底安堵した様子が救いだ。

「まぁいいわ。今日はこのへんにしときましょう。それなりに好評だったら、次は他のメンバーでも、またやるわ。」

ああ、またやるのかとつぶやいた僕の声は定子には聞こえていないようだった。



どうでしたか?


この章はこれでお終いとなります。


この章はシリアスなシーンやこの物語全体に


関する重要な設定がいろいろと


満載でした。


さてさて、次の章ではとうとう戦闘シーンも


書くことになるかもしれません。


お楽しみに!!

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