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文具戦争  作者: 文音マルタ
第二章:先輩と協会と
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帰還とエルボー

そのまた翌日のこと。

僕らのような学生は一度帰還することになった。定子も例外ではない。

「定子には特別なガードをつける」

と会長は言っていたがその他のメンバーにはノータッチだ。

まぁ、僕もそれについて不公平だとかとやかくいうつもりもない。僕と定子では役割の負担が公平でないのだから。

僕らが帰る直前に会長が

「お前らが帰ってくる頃には今回のことは片付けておく。あと、あの捕獲した男に、能力を解除して学校を元に戻させて、あの事実自体を消させるから問題ない」

と言った。

あいつの能力は「消しゴム」。

消す、と言っても能力を発動してから解除するまでの、一時的なもののようだった。





帰る途中、あの砂漠を経由した。今回くる時は直接文具協会まで飛んだが、本来は行く時も帰る時も砂漠を経由するのが正ルートだ。この辺もだんだんと直されているのだろう。帰ってくる頃には会議室の砂もごちゃごちゃになってしまった空間も、会長が言った通りに全て片付いているのだろうか。



ドサドサッ、と派手に音を立てて僕らはクローゼットから飛び出した。勢い余ってそのまま倒れこむ。何故か、うつ伏せになった僕が一番下、その上に二人の体重がのしかかった。

「お、重い・・・!!」

と僕が悲鳴をあげた途端、定子と藍が同時に背中にエルボーを食らわせてきた。


その後何事もなかったかのように三人とも立ち上がり、ひとまず解散することになった。



次の日の昼休み、僕は学校長に呼び出された。

訂正しました!


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