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文具戦争  作者: 文音マルタ
第二章:先輩と協会と
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証言

「例えばお前のように消える能力を持っていたとしても、『虫眼鏡』のようなサーチ型の能力の前では意味をなさない」

「・・・。」

男は黙って話を聞いている。

「そろそろ名乗ったらどうだ?」

ノモスがコツコツと足を鳴らす。

会長はノモスの肩に手を置き

「まぁそう焦るな。聞き出すチャンスはいくらでもあるんだ。・・・もっとも、あっちがこれに気づいて取り返しに来たりしなければ、の事だけど。」

そう言って会長は部屋を出ようとしたそのとき男が口を開いた。

「俺は『イレイザー』。・・・これでもマージンは突破している。」

「ほぅ・・・」

会長は部屋の出口の手前で肩越しに男を振り返った。

「ここへの潜入は二度目だ。と言っても以前来たときは神威と一緒だったが。」

「カムイ・・・?・・・もしかして・・・」

言いかけた会長を遮るように

「あの白髪野郎か!!」

と、ノモスが飛びかかりそうな勢いで聞く。

「そうさ。そっちの『ルーラー』の定規を消したり神威の姿を消したのも俺の仕業」

「なるほど・・・」

定子は顎に手を当てて納得した様子だった。

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