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NTRビデオレターを送り付けてきた元カノと妹が入れ替わった瞬間、俺は妹への猛烈な愛に目覚める  作者: 東音


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入れ替わり解消後 両親との緊張の対面

「はい、よしのさん。ウサギの刺繍入りエプロンとうさぎのヨッシーくん!」


「ありがとうございます。じゃ、私も。ましろさん、ペンギンの刺繍入りエプロンとペンギンのペンペンちゃんです!」


「ありがと!」


 入れ替わりが解消され、自分の姿に戻ったましろとよしのは、一度歩道橋を降りて道の端に寄り、自分のバッグをガサゴソすると、母親達と買い物に言った時に俺がプレゼントしたエプロンとお気に入りのぬいぐるみを取り出し、お互いに交換し合った。


「いや、それ、持って来ていたのかよ!」


 二人共随分大きいバッグ持って来ているなぁとは思っていたけど、まさかそんなものが入っていたとは……!


 驚いている俺に、ましろとよしのは得意げに笑っていた。


「だって、もしかしたら、デートの途中で入れ替わりが解消されるかもってよしのさんと予想してたから……」

「ええ。ましろさんと話し合って、交換するべき大事なものは念の為身につける事にしたんです。」


「はぁ〜、準備がいいんだな…」


 俺が感心していると、ましろとよしのは俺にイタズラっぽい笑顔を向けて来た。


「あっ。でも、これは……」

「まだですけどね?」


「!」


 そう言って、ましろとよしのが手を当てているのは、今日のデートでそれぞれにプレゼントしたネックレス。


「「じーっ!✧✧」」


 二人に手を組み合わせて期待に満ちた目で見詰められ、いくら鈍感な俺でも彼女達が何をして欲しいか分かった。


「えっと……、俺が付け替えようか?」

「「お願い するわっ!!/しますっ!!」」


 俺の遠慮がちな申し出にましろとよしのは食い気味に答えた。


         ✽

         ✽


「久々に自分の姿で家に帰れると思うと嬉しいですぅ!」

「ホントソレね!今日は自分のベッドでよく眠れそうだわ〜!」


 最寄り駅から我が家(石藤家)への帰り道、よしのは、ターコイズ入りのうさぎモチーフのネックレス、ましろはピンクジルコン入りのペンギンモチーフのネックレスをそれぞれ大きさの異なる胸に揺らしながら二人は笑顔を向け合った。


「二人共、元に戻ってからもまた慣れるまでに大変だろうけど、何か困った事があったら言ってくれ。 まぁ、両親達には……、よしのは反抗期が過ぎたとか、ましろは急に家事を頑張り過ぎて疲れたとか言って、自分達のライフスタイルに戻して行けばいいんじゃないか?」


 俺がそう声をかけると、よしのはクスクス笑い……。


「ふふっ。了解です。でも、入れ替わ時期にましろさんの真似ツンデレが大分うまくなったので、時々反抗期を演出してもいいかもしれませんね。」


「むぅ、ツンデレとか反抗期とか失礼ね!私だってよしのさんの真似カマトトうまくなったし、家事だって以前に比べれば大分上手くなったから何とかなるわよ。」


 ましろは少し頬を膨らませていた。


「まぁ、以前に比べれば大分ましになったのは確かだな。以前のようにパンを炭化させたり、強力洗剤で野菜を変質させたりする事なく、まともな朝食を出せるようになったもんなぁ……」


 俺は入れ替わり当初の様子を思い返し、深く頷いた。


「私も入れ替わり中に色んな事を学びました。ましろさんをよく知る事で、ましろもさんの事も自分の事も、前よりもちょっとだけ好きになれたような気がしますよ?」


「よしの……」


 よしのの言葉に俺は目を細め、ましろは照れたように喚いた。


「は、恥ずかしい事言うわね! 私は自分の事は元から好きだし、よしのさんの事は変わらず嫌いよ! 巨乳だし…… 」


「ましろ……」

「ましろさん……」


 ポロッと付け足した言葉に、俺とよしのはささやかな胸部を持つましろに、同情的な視線を送ってしまった。


「けど、よしのさんのおかげで、まぁ、以前よりは人に優しくなれて、パパとママに感謝の気持ちを持てるようになった気がする。これからは、せいぜい親孝行するわよ」


「ましろ……!」


「! //ましろさんのお父様、お母様とてもいい方ですものね。ぜひ親孝行して差し上げて下さい。

 私もお父様、お母様にこれまで以上に感謝の気持ちを持って家の助けになる事をしていきたいと思います」


「よしの……!」


 ましろとよしのの言葉に、大変だった入れ替わりだが、二人には悪い事ばかりではなかったのかもしれないと感慨深い気持ちになった時、俺達は家の門扉の前まで来ていた。


 中にはクリスマス会の準備を終え、両親とましろの両親が俺達の帰りを待っている筈だ。


 カチッ。


「それじゃ、帰るか……」

「はいっ」

「うんっ」


 俺は少し緊張している様子のよしのとましろに確認を取り、石藤家の家のドアを開けた。


「ただいま!」

「た、ただいまですぅっ……!」

「ただい……、お、お邪魔しますっ……!」


 俺達三人が玄関に足を踏み入れ、家の中に声をかけると……。

「帰って来た!」

「義隆!」

「「ましろ!」」

  

 ドダダダッ!!×4

 

「「「?!」」」


 尋常じゃない勢いで、ウチの両親とましろの両親が走り込んで来て……。


 ガシッ!!

「ハァハァ!よ、義隆ーっ!!しょ、正直に答えなさいっ! お前、虎田ましろさんと関係を持ったのかねっ?」


「はぁっ?!///」

「「?!!」」


 普段穏やかな父親に強く肩を掴まれ、必死の形相で詰め寄られ、俺は目を剥いたのだった……。


✽あとがき✽


読んで下さりありがとうございます。


やっと入れ替わり解消して元の体で家族と再会できたよしの&ましろですが……。


三人が今度はどんな運命に巻き込まれていくのか、見守って下さると有難いです。


来週もどうかよろしくお願いしますm(_ _)m

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