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NTRビデオレターを送り付けてきた元カノと妹が入れ替わった瞬間、俺は妹への猛烈な愛に目覚める  作者: 東音


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入れ替わり解消?!ましろとよしのの悩み事《前編》

《鷹宮よしの視点》


 入れ替わり満足度 (よしのの場合)

 95%

・クリスマス交流会に向けてマジックショーの練習を精一杯頑張りました。

 当日の出番では、のっけから(文字通り)コケてステージの上で、スカートが捲れるという失態を晒してしまいましたが、ましろさんや黒崎さんにフォローしてもらい、最後までショーをやり切る事が出来ました。

 やらかしてしまったので、自己評価はあまり高くありませんが、可愛い幼稚園児さん含む色んな方との出会いもあり、生徒会の皆さんとクリスマス交流会のイベントをやり遂げた喜びを分かち合い、お兄様にも褒めて貰えて嬉しかったです。


 お兄様に望む事

 →クリスマスデートで一緒に思い出の場所を回りたいです。


 今度こそ、入れ替わりの満足度は100%になる筈です。


 ✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽


「はぁ……。」


 打ち上げの後、遅い時間に、勉強机で書き終わった入れ替わり満足度ノートを眺めて私はため息をつきました。


「私、最低です。皆に嘘をついてしまいました。ここにまで嘘を書くのはいけませんね。」


 私は、再びペンを持つと、入れ替わり満足度ノートを次のように書き直しました。


 ✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽

 95%→100%


 今度こそ、入れ替わりの満足度は100%になる筈です。→削除

 ✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽


「これでよし……!」


 私は頷き、苦笑いで呟いた。


「怖かったんですよね……」


 入れ替わり満足度100%になった後、直ぐに入れ替わりが解消して自分の体に戻ったらどうしよう?


 自分の体(妹)に戻ったら、お兄様やましろさんとの関係がどうなるのか?その結果を受け止める心の準備が出来てないのにって……。


 でも、自分の気持ちをわざと誤魔化しても仕方ありません。


 ましろさんの体に入れ替わって、対外向きとはいえお兄様と恋人関係になれて、妹だった時には知れなかったお兄様の色んな顔が見られて嬉しかったです。


 ましろさんと喧嘩しながら勉強やお菓子作りやクリスマス交流会でのマジックショー、色んな事を経験出来て楽しかったです。


 でも、このままでいられないのも分かっています。この入れ替わりは期間限定。


 何より、自分の心が言っています。

 今までのお兄様と過ごして来た妹としての自分を完全に捨てる事など出来ないと……。


 明日、お兄様、ましろさん、生徒会メンバーの皆に本当の事を伝えて謝らなくては!


 そして、私達は、入れ替わりが解消された後の関係について話し合わなければと思います。


 お兄様の本当の気持ちを聞くのはとても怖いですが……。


「よぉし!勇気を出さなきゃって、…キャアッ?!」

 ガタガターン!ゴチーン!!


 勢いよくガッツポーズを取ろうと背中を仰け反ったところ、私はバランスを崩し、椅子ごとひっくり返り、フローリングの床にしこたま頭をぶつけました。


 頭の中で星が瞬き、意識の暗転の後ー。






「凄い音したけど大丈夫か?ましろっ!?」

「?!」

気が付くと、想い人が私を心配そうに覗き込んでいました。


あれ?お兄様が何故ここ(ましろさんの家)に……?ましろさんのお母様が心配して呼んだのでしょうか?


「あ…。ご、ごめんなさい……。私どうしたんでしたっけ?

悩んでいる自分に喝を入れようとしたら、転んで頭を打ってしまって……」


 少しぼんやりする頭を振りながら、身を起こすと、彼は私のおでこを見て、顔を顰めました。


「本当だ。コブになってるな。さっきも何か悩んでいたようだし……。待ってろ。今、冷やすもの持って来てやる。あと、悩んでいるなら話聞いてやるから、ココアでも淹れてやろうか?」


「えっ。そんな。お兄様にそんな事して頂くなんて悪いですよ。寧ろ私がミルクセーキでも淹れましょうか?」


「「??…………」」


 何だか会話が噛み合わず、強烈な違和感を感じて、私とお兄様はしばし目を瞬かせました。


「お前……、もしかして、よしの……か?」


「!!」


 お兄様のその言葉に、ハッとして自分の姿を見下ろすと……。


 ゆるっとしたワンピースの部屋着を着ていた私はパジャマ姿になっており、肩にかなりの重さを感じさせる大きな双丘がそこにあり、息を飲みました。


 そう。この体は、虎田ましろさんではなく、私、鷹宮よしの本来のもの。

 周りを見渡せば、ピンクとゴールドを基調とした豪奢な虎田ましろさんの部屋ではなく、白と水色の基調にした家具が並ぶ狭くて懐かしい私の部屋。


「元に戻ったのか…?」


 愕然とした表情のお兄様に、私は震えながら、頷いたのでした……。


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