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NTRビデオレターを送り付けてきた元カノと妹が入れ替わった瞬間、俺は妹への猛烈な愛に目覚める  作者: 東音


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クリスマス交流会①〜空&海ダンス「Love &HATE  AA→G」〜

風紀委員長の上原から不穏な話も聞きつつも、それ以後、特に不審者が現れたという情報もなく、生徒会メンバーはクリスマス交流会の練習を重ねていた。


 よしの&ましろの手品は黒崎の指導でみるみる内に上達し、前日に行った高校生パートのリハでは、見学していた図書委員(彼らは読み聞かせイベントで交流会に参加)から、歓声が上がる程の出来映えになっていた。


 ただ、黒崎&よしの&ましろは、当日、漫談めいたやり取りをアドリブで入れるかもとのいう事で、また、空&海からも、ダンスの後アドリブでセリフを入れるかもと聞いていた。


 予定している実施時間内に収められるようにするというので、許可したが、司会で緊張しているんだから、あまり動揺するようなアドリブを入れてくれるなよと伝えると、皆は親指を立てていたが、何とも言えない笑みを浮かべていたんだよな……。本当に大丈夫だろうか?


 そして、迎えたクリスマス会交流会当日ー。

 聖夜幼稚園、聖夜高校、聖夜老人ホーム、参加者に加えて、それぞれの関係者や保護者、見学の生徒で会場内は満席の中、俺はステージ上で挨拶を始めた。


「本日は、聖夜幼稚園、聖夜高校、聖夜老人ホーム合同のクリスマス交流会にお集まり頂きまして、ありがとうございます。

 このイベントの司会進行を務めさせて頂きます、聖夜高校生徒会長、鷹宮義隆です。

 どうぞよろしくお願いします。」


「義隆、頑張れ〜!」

「義隆くん、かっこいいわ〜!」


 口上と共に頭を下げると前の方の観客席から、歓声が上がり、フラッシュがたかれた。


 チラリとそちらを見遣ると並んで座っている両親とましろの両親がこちらを見てにこやかに手を振っている。


 普段から仲の良い母さんとましろの母親の事、今日は二家族一緒にクリスマス交流会を観に来てくれたらしい。


 俺も一瞬小さく頷いてそれに答えると、観客席全体に視線を戻した。


「これから、参加者それぞれが趣向を凝らした出し物を披露していきますので、

皆様、どうぞ楽しいひと時をお過ごし下さい。

 最初の出し物は、聖夜高校の生徒会会計、会計監査にして、インフルエンサー、渥美空、渥美海兄妹の双子ダンスです。

 では、どうぞ!」


『は〜い!空で〜す!』

『は〜い!海で〜す!』


「海ちゃん可愛い〜♡」

「空せんぱ〜い、こっち見て〜♡」

 わあぁっ!!


 オレンジと緑のステージ衣装を身に着けた二人が舞台袖から走って来て、ステージ上に登場すると、観客席にいる聖夜高校の生徒達から歓声が上がった。


 空と海はその声援に笑顔で手を振りながら、叫んだ。


『『この日の為に作ったオリジナル曲「Love &HATE  A→G」で歌って踊りま〜す!』』


 え?歌?踊るだけじゃないのか?しかも、題名に余計なアルファベット付け足されてないか?


 舞台袖に引いていた俺はのっけから、驚かされた。


 ジャジャッジャ、ジャジャッジャ♪


 アップテンポな曲調に合わせて激しく体を揺らながら海と空の澄んだ歌声が響く。


『一瞬の過ちで終わった恋〜♪』

『始めっから対象外の恋〜♪』


『『割り切れない心と体は不安定で〜♪毎秒事に入れ替わる〜♪

 LOVE&HATE!LOVE&HATE!』』


「?!! ちょっ…!海っ?空っ?」


 双子達はステージ上を自由に跳ね回り、お互い、縦に横に重なり、すれ違い、立ち位置を入れ替わり、見事なダンスを披露してくれ、観客はそれに釘付けだった。


 それはいいのだが、空と海が歌うダンス曲の歌詞は、ましろとよしの今の入れ替わり状況を彷彿とさせるもので、俺は目を剥いた。


『構って欲しくて浮気な女を演じてみたけれど〜結果はポイ捨てされただけ〜♪

 あなたなんか大嫌い!』

『(A・A・双子のA(AA)!)』

『泣きべそ隠してあなたの恋を笑顔で応援〜でも本当は私も言いたい〜♪

 あなたの事が大好き!』

『(G・G・G・アタック!)』


 いや、まんま、ましろとよしのじゃないか!あと、双子のAと G・アタックって何なんだ?!


『『LOVE&HATE!LOVE&HATE!どっちにするの?そろそろきちんと決めてよね!!(バキュン!♡)』』


 !!


 ワアアーッッ!!!


 空と海のダンスは、二人が手でピストルの形を作り、舞台袖にいる俺に視線を合わせて、打つ真似をしたところで、フィニッシュを迎え、観客は大盛りあがりだった。


「す、素晴らしいダンスでしたね〜。皆様、渥美空さん、海さんに盛大な拍手をお願いします。(空&海、後で話あるから覚悟しとけよ……?☠)」


『『あ、あはは…。ど、どうも〜…。||||(うわ〜、鷹宮くん過去一怒ってるよ〜。)』』


 再びステージに上がり、観客に向けて空&海を褒め称えながら、凄味をきかせた目で睨んでやると、双子は引き攣り笑いで浮かべて答えたのだった……。



✽あとがき✽


読んで下さりありがとうございます。


来週は引き続き、交流会の話をお届けしていきたいと思います。

いよいよよしの、ましろの出番もありますので、見守って下さると嬉しいです。

今後ともどうかよろしくお願いしますm(_ _)m


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