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NTRビデオレターを送り付けてきた元カノと妹が入れ替わった瞬間、俺は妹への猛烈な愛に目覚める  作者: 東音


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芸達者な生徒会メンバー


 ましろが体調を崩して数日後ー。


「わあっ!溢れないってコップ、こういう作りになっているのね?私、コレやってみたいわ!」

「私は、ステッキからお花の出て来るマジックやりたいですぅ!」


 クリスマス交流会準備の為、昼休み生徒会室へ向かった俺は、よしのともうすっかり元気になったましろがステージ衣装に身を包み、机の上いっぱいに広げた道具を手に取り、わぁわぁ楽しそうに騒いでいるのを見て、俺は頬を綻ばせた。


「おおっ。二人共、なかなか様になってるな!」


「あっ。義隆先輩!」

「あっ。お兄様!」


 声を掛けると、二人は同時にこちらを振り返り、笑顔を見せた。


 よしのの姿のましろは、トランプ柄の入った青いワンピースの衣装にシルクハット、ましろの姿のよしのは、同じデザインの赤いワンピースの衣装にステッキを構えており、格好だけは一人前のマジシャンのようだった。


「腹黒参謀が所属してるマジック研究会から、借りて来てくれたみたいよ?」


「まだ、大型の道具があるみたいで、今、黒崎くん、海さん&空さんが取りに行って下さってます」


「そうなのか……。荷物運び位なら手伝いたかったんだが、前の時間が移動教室で、出遅れてしまったな……」


 頭を掻いていると、よしのがウキウキした様子でステッキを片手にこちらに寄って来た。


「お兄様、お兄様!ちょっと見てて下さい!種も仕掛けもないこのステッキから、なんと〜?」


「お、おおっ?」


 明らかにタネも仕掛けもありそうなステッキをよしのは思い切りクルンと振ろうとして……。


 バッ!ペランッ!!


「キャーッ?!////」

「ギャーッ?!////」

「ぶふーっ?!////」


 自分のスカートを引っ掛けて捲ってしまい、赤い際どい下着が丸見えになり、よしの、ましろ、俺は同時に悲鳴を上げた。


「あんたっ!!何、人の体で派手な下着義隆先輩に見せてんのっ!!////この痴女がぁっ!!」

「ち、違いますぅっ!!私はマジックを見せようとしただけでぇっ!!////」


「ま、まぁまぁ。二人共、落ち着けって。お、俺は(一瞬しか)見てない!目つぶってたから!」


 激昂し、罵倒するましろとスカートを直しながら、涙目になるよしのを宥めていると……。


 ガチャッ!

 ガラガラ……!


「お待たせしました〜!」

「「大物持って来たよ〜!」」


 カーテンとキャスター付きのハンガーラックのような道具を黒崎、海、空で運んで来た。


「お、おう!黒崎、海&空、ありがとう。わぁっ。すごいな!それもマジックの道具なのか?」

「「……!」」


 俺は、今しがたの事故を誤魔化すように殊更に感心したような声を出すと、揉めていたましろとよしのもそちらに目を遣った。


 黒崎は笑顔で俺に頷いた。


「はい!これはかなり大掛かりなマジックに使う道具になります。」


 そして、黒崎は、よしのとましろに向き合い、不敵な笑みを浮かべ、目を光らせた。


「今の鷹宮さん、虎田さんにしか出来ないマジックをしていきたいと思いまよ?」


「今の私達にしか…」

「出来ないマジック??」


 よしのとましろは黒崎の言葉に首を傾げ、顔を見合わせ、黒崎がこういう顔をする時は、かなりの勝算がある場合と知っている俺は彼を頼もしく思い、頷いた。


「そうか。黒崎の事だから、きっと面白い企画を考えているんだろうな。期待してるぞ?空と海は進捗状況どうだ?」


 渥美兄妹に振ると、彼らは待ってましたとばかりの笑顔で親指を立てた。


「うん。オリジナル曲「LOVE & HATE」に合わせて、踊ろうと思っててね?

 ダンスは、随分前から練習してるから、OKだよ!」


「最後の台詞とか、ちょっとアレンジを加えようと思ってるけどね?鷹宮くんにも協力してもらいたいんだけど、いいかな?」


「おう。俺でいいなら何でも相談してくれ」


 海の言葉に俺は快く了承し、それからは場所を多目的ルームに移動して、両グループの練習風景を見せてもらった。

 文化祭や他の校内イベントで、何度か見せてもらった事があるが、アップテンポなインストに合わせて

空&海のキレッキレのダンスは、相変わらず素晴らしく、ましろとよしののマジックは最初はかなりたどたどしかったが、熟練者の黒崎の指導を受けて、上達していった。


 俺からは、遠目から見て気になる事や、ホールのステージ上の状況を数点伝えた位で、後は、それぞれのグループに任せて全く問題ないなと安心していると……。




「風紀委員だが、ちょっと失礼するぞ?」

 ガチャッ。


 硬質な声がして、多目的ルームの扉が開き、ガタイのいい男子生徒が姿を現し、入り口近くにいた俺と目が合うと、一瞬安堵したような表情になった。


「ああ、鷹宮、ここにいたか。ちょっと話、いいか…?」


「上原!ああ。いいけど、どうした……?」

「「「「「??」」」」」


 風紀委員長、神原の何やら深刻そうな雰囲気に、何事かと他の生徒会メンバーと共に目を瞬かせたのだった。


✽あとがき✽


読んで下さりありがとうございます。


来週は、風紀委員長の不穏な情報、黒崎くん視点、いよいよ始まる交流会の話をお届けしていきたいと思います。


今後ともどうかよろしくお願いしますm(_ _)m

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