まさかの好評
母達に画策され、よしの&ましろの画像と意味深なセリフ入りの下着を注文させられそうになるわ、よしのには、よしの&ましろの下着姿の写メールを送られ、鼻血は吹くわで、俺は大変な目に遭った。
メコール女性用下着売り場で買い物を終えた女性陣に、文句を言わねばと入り口近くのベンチで待ち構えていたが……。
「「ま、毎度ありがとうございました〜〜!」」
「「ふぅっ…。えらい事だったわ……」」
「「ご、ごめんなさ〜い……」」
んん?なんか、皆一律でHPが下がっているような……??
メコールの店舗から、疲れた様子の母達と買い物袋を片手に縮こまっている様子のよしの&ましろが出て来たので、一体何があったのかと首を傾げていると、よしのと目が合った。
「あっ、おにっ…義隆先輩!!////」
「!////」
赤いセクシーな下着姿の画像を思い出し、今のましろの姿のよしのに重ね合わせて赤面していると、彼女は、タターッと走って来て俺の前でペコリと頭を下げた。
「さ、さっきの下着姿の画像は、間違えて送ってしまったもので、ごめんなさい。」
「そ、そうだったのか。メチャメチャビックリしたぞ?////俺だから、よかったものの、ああいう写真は拡散されたりすると取り返しが付かないから、取り扱いには気をつけろよ?」
いたずらなら怒ろうと思っていたが、送り間違いなら仕方がないと、俺はよしのに注意するに留めると、彼女は素直に頷いて、ましろにも頭を下げた。
「は、はい。以後気を付けます。まし…よしのさんもごめんなさいね。」
「も、もう、ましろさん、本当に気を付けてくださいね?あ、あの……、お兄様、私のも見ました?////」
「!////」
よしのにはぷりぷり文句を言い、赤い顔でこちらの様子を窺い見るよしのの姿のましろに、さっきの胸の谷間が覗いた青いグラマラスな下着姿を思い出してしまい、俺は明後日の方向を向いた。
「み、見てない!赤や青の薄い布地とか、虚乳と巨乳の饗宴とかはほんの一瞬しか見てないぞ!」
「「結構しっかり見られてるぅっ!////」」
「あ、いや、そのっ……///」
よしのとましろはその場に崩れ落ち、俺が慌てているところへ、母さんに状況を説明された。
「メールのやり取りもそうだけど、もう、この子達下着を選ぶ時、お互いのチョイスや採寸の事で喧嘩しちゃってね。」
「えっ。そうだったのか?」
「ええ。興奮しているせいか、二人の口調もお互いに入れ替わったみたいになって、言い合っちゃって、店員さんの前でハラハラしちゃったわ〜。」
「……!!☠☠||||||||」
ましろさの母親にも、補足説明され、俺は青褪めた。
それ、一番ダメな奴じゃねーか!
戻った時に自分が身に着ける事になる下着を、今の体の持ち主が選ぶとか文句を言いたくなる気持ちも分からなくはないが、入れ替わりがバレたらどうすんだ!?
俺が睨むと、よしのもましろも気まずそうに俯いた。
「それで、義隆は無事に下着を買えたの?」
「そうそう。大丈夫だったかしら?」
興味津々で聞いてくる母さんとましろの母親にも、俺はため息をついた。
「買えたけど、母さんとおばさんが画策して買わせようとした♡注入パンツとやらは、キャンセルしましたよ?」
「「ええっ。そうなの?いい商品だと思ったのに……」」
残念そうな二人に、俺は渋い顔で言った。
「当たり前です。あんな攻めたもの、身に付けられる高校生男子はいませんよ! 俺だけでなく、ましろとよしのにもちゃんと許可を取らなきゃダメでしょう?」
「??あの、義隆先輩?何の話?」
「♡注入パンツってなんですか?」
「ああ、それなんだがな……////」
よしのとましろに聞かれ、俺はかくかくしかじかと説明すると……。
「ええ?義隆先輩!浮気防止になるのに、何で、私の写真入りパンツキャンセルしたの?ぐすっ。さては、浮気するつもりなのっ?」
「ええ?お兄様!私の写真入りパンツ穿くの嫌なんですか?ぐすっ。私の事、そんなに嫌いなんですかっ?」
「え?俺、今、責められている……?|||||||| あの♡注入パンツまさかの女子全員に好評だっただと……?」
よしのとましろに涙目で詰られ、俺が愕然としていると、母親達は勝ち誇ったような笑みを向けて来た。
「ホラね〜?よしのも反対しないでしょ?」
「ましろちゃんなら、喜ぶと思ったのよ〜!」
「マジか?俺の感覚がおかしいのか……??」
頭を抱えて悩む俺に、母さんとましろの母親は、顔を見合わせて笑い合った。
「ふふっ。でも、まぁ、若い人には若い人の選択があるんだから、確かに私達が勝手に決めちゃダメよね?」
「ええ。ふふっ。さっきのよしのちゃんとましろちゃんのやり取りも、白熱していたけれど、二人共とっても生き生きとしていたわ。後のお買い物は、若い人同士でした方がいいかもしれないわね?」
そして、母さんと、ましろの母親は、現金の入った封筒を同時に俺に差し出して来た。
「「義隆(義隆くん)。買い物の予算をあなたに預けるから、よしの(ましろちゃん)が喜ぶ商品を買ってあげてくれる?」」
「ええっ!?」
思わぬ申し出に、俺が度肝を抜かれていると、よしのとましろは興奮気味に叫んだ。
「義隆先輩に、好きな物を買って貰うなんて、まるで、パパ活みたいなっ?よろしくお願いしますっっ!!」
「お、お兄様がパパ活したいって言うなら、仕方ないですねっっ!!」
「いや、あのなぁっ……。」
よしのさん、ましろさん、ただでさえ複雑な関係が余計にややこしくなるんで、パパ活要素入れるとか、本当にやめてもらっていいでしょうか……?
*あとがき*
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