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NTRビデオレターを送り付けてきた元カノと妹が入れ替わった瞬間、俺は妹への猛烈な愛に目覚める  作者: 東音


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ラブ注入♡パンツ


 女子軍から離れて、一人、男性用の下着売り場に来た俺は、ストレッチ素材のもの、吸汗速乾性素材のもの、穿き心地にこだわったもの、エクササイズ用など機能によって様々な色、形の下着がディスプレイされている店内を見渡しながらレジに向かうと、すらっと背の高い男性の店員に声をかけた。


「すみません。下着の採寸をお願いしている鷹宮ですけど」


「ああ。承っております。メコール本社営業一課課長鷹宮様のご子息様でいらっしゃいますね?お待ちしておりました。私、こちらの店舗の責任者をしております、加納と申します。本日は宜しくお願い致します」


「ああ、いえ、ご丁寧に……。こちらこそ宜しくお願いします」


 母から話が通っているのはよかったが、品の良さそうな男性店員加納さんに丁寧なお辞儀をされ、恐縮しつつ、俺はお辞儀を返した。


「本日は、『大切な人に贈るオーダーメイド(ラブ)注入!カスタマイズボクサーパンツ』二品ご注文でよろしかったですよねっ?」


 !?


 店員の加納さんに、真面目な顔でそんな仰々しい名前の商品名を読み上げて確認され、(※「(らぶ)注入!」のところでは、両手でハートを形作りウインクをしてくれた)俺は目をパチクリさせた。


「あ、あの、オーダーメイドとかカスタマイズとかも凄いんですけど、『(ラブ)注入』って一体……」


「ハハッ。それは、文字通りでございますよぉっ。さあ、早速採寸して参りましょうか?」


「ええっ。あのっ!」


 質問するも、加納さんにニッコリ流され、頭に疑問符がいっぱい浮かぶ中、俺は採寸室に急き立てられたのだった。


        ✽


「ふ〜む。ウェスト78cmと細身でいらっしゃいますが、太ももの骨格がガッシリされているので、Mサイズの太ももゆったりタイプをお勧めさせて頂きますよ?」

「ありがとうございます。では、それでお願いします。」


 下着の上から採寸してもらい、サイズが分かったのはよかったが……。


「では、(ラブ)注入に時間がかかりますので、3週間後にご自宅に郵送させて頂きますね?」


「そんなにっ?(ラブ)注入って一体何なんですか?」


 加納さんに商品の言われ、さっきからものすごく疑問に思っている事を尋ねると、彼は少し言い辛そうに答えた。


「ええ……、ですから、(ラブ)注入というのは、大切な方の画像プリントと文字入れの事になります。画像も文章も、鷹宮様から全て頂いておりますので、問題ございませ……」

「?! その画像と文章、ぜひ見せて下さい!」


「はい……。こちらへどうぞ。」


 俺は急き込むようにそう頼むと、加納さんは渋々……といった様子で、レジでパソコンの画面を見せてくれた。


「こちらが、お伺いした2点の画像と文章を元に作成した下着のイメージ画像になります」


 !!??


 俺は2点の下着のイメージ画像が表示されたパソコン画面を見て目が点になった。


 一点目は、下着のフロント部分に、人さし指を突き出して何か文句を言っているましろの画像と吹き出しに『MASHIRO'S PROPERTY !(ましろのモノ!)』とセリフが書かれたもの。


 二点目は、下着のフロント部分に、両手を広げて涙目になっているよしのの画像と吹き出しに『Keep your hands off my brother!(私のお兄様に手を出さないで下さい!)』とセリフが書かれたもの。


「なんだ、このイカれたデザインはぁっっ……!!////」

「た、鷹宮様っ……」


 加納さんが心配げに声をかける中、あまりにひどい趣向に俺はその場に崩れ落ち、男性用下着売り場に行く時母さんとましろの母親がニヤニヤ怪しい笑いを浮かべながら見送っていたのを思い出した。

 ましろとよしのは不思議そうな顔をしていたので、よもや、自分の画像が俺の新しいパンツにプリントされようとしていたとは知らなかっただろう。


「くっ……。///母達で画策していたな?全く子供の意見も聞かないで凄いモン注文しようとしやがって!」


 俺は怒りのあまり、母さんに電話をかけたが繋がらず……。


 ※この時、下着をめぐってましろとよしのが大喧嘩をしていたので、母、着信に気付かず……。


「出ない……。仕方がないな」

 

 俺ははぁっとため息をつくと、加納さんに向き直った。


「あの、大変申し訳ないのですが、2点ともキャンセルでお願いします……」


「やっぱりそうなりますよね……。お勧めの商品で、残念ではありますが、了解致しました」


 加納さんは苦笑いしながら商品のキャンセルを受け付けてくれ、申し訳ない俺はその後、キャンセルした注文と同じ金額の下着を購入すると、何度も加納さんに頭を下げ、店を出た。


「全くエラい目に遭ったぜ……」


 疲れた顔で女子軍と連絡を取ろうと、スマホを出すと……。


 ピンコン!ピンコン!

 LI◯Eの着信音が鳴り、スマホの画面を見てみると、よしのからメールが入っているようだった。


 パンツの画像の件がバレて、俺に連絡して来たのかと、LI◯Eメールを開いてみると……。


 !!!???


 そこには、赤いセクシーな下着を身に着けたましろの姿のよしのの画像とメールの文面が表示されていた。


『今、私の送りました!どうです?似合いますか?』


「ぶふうっ……!////どど、どうですって言われてもっ……」


 俺は周りをキョロキョロしてスマホの画面を隠すと、必死に頭を巡らせた。


 な、何をどう言えば正解なんだ?「す、凄いエロ可愛い」とか…いや、違う!「こんな画像を送られたら困る」と、兄と一言言ってやらねば……!


 そう思い、返信メールを打とうとした時……。


 ピンコン!


!!!!????


「ぶほうっ……!!/////」


 青いグラマラスな下着を身に着けたよしのの姿のましろの画像が続けて送られて来て、流石に俺は鼻血を吹いたのだった……。

✽あとがき✽


読んで下さり、ありがとうございます!


来週はHPを減らしてしまった義隆&よしの&ましろ、三人の買い物デート(?)の話を予定しています。


今後ともどうかよろしくお願いします。m(_ _)m

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