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NTRビデオレターを送り付けてきた元カノと妹が入れ替わった瞬間、俺は妹への猛烈な愛に目覚める  作者: 東音


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3秒から0秒になった男

※注意書き※


今回、暴力表現があります。苦手な方は

ご注意下さいm(_ _)m

 もうすぐ警察が来ると上原に知らされ、ましろは、よしのと俺に向き合った。


「姉だってのは認めないけど、よしのさん。私を守ってくれてありがとう……ね?」


「ましろさんっ……!///(私の妹が可愛すぎます件!!)」


「義隆先輩もありがとう!助けに来てくれた時、王子様みたいにかっこよかったよ……?」


「ましろっ……!///(俺の妹が可愛すぎる件!!)」


 はにかんだ様子で礼を言ってくるましろに、よしのと俺が妹萌えしていると、ましろはずいっと一歩を踏み出した。


「でも! 私も、いつまでも守られているだけの姫じゃいけないと思うの。

 このままだと、怖い思いをした体験がトラウマになりかねないわ。


 もう二度とこんな事が起こらないようにしておかないと!」


「「え」」


 俺とよしのが目をパチクリさせている中、ましろは、縛られ、寝ている寝取の方へ歩み寄って行った。


「全ての元凶はこの男の煩悩から始まったとするなら、()()を断てばいいのよ」


「「いや、あの、ましろ(さん)……?」」


 何やら恐ろしい予感がした俺とよしのが、ましろを呼び止めようとした時……。


「ふんっっ……!!」


 ダダッ、ダァンッ……!!


「「……!!」」


 ましろは、寝取りを前に少し助走をつけ、両足で強く地面を蹴り……。


「やぁーーっっ!!!」


 ドズン!!(グシャッ!!)

「ガッ!? グワギャアァァーーーッッッ!!!!」


「「!!!!」」


 ましろが寝取りの股間に着地すると、打撃音と共に、何かが壊れるような湿った音がした。


 それと同時に寝取の口から、断末魔の様な叫び声が上がるのを、俺とよしのは青褪めて見ているしか出来なかった。


「ガッ、ガアアッ!!ガギャアア!!ガクッ」


 激痛に一度飛び起き、辺りを転げ回っていた寝取はそのまま失神し、ましろは、ツインテールの髪に手をやり、すっきりとした笑顔を浮かべた。


「えへ♡ また寝ちゃったみたいね。3秒から0秒になったかしら?

 これで悪さも出来ないし、安心ね?」


「「まま、ましろ(さん)……!! 俺(私)の妹が猟奇!」」


 ツンデレ可愛い猟奇な妹の爆誕に俺とよしのは震え慄いたのだった……。


 ✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽


《寝取拓郎視点》


「姉だってのは……けど……、よしのさん、私を守って…………がとう……ね?」


「ましろさんっ……!///」


「義隆先輩も……とう!助け……た時、王子様みたいに……かったよ……?」


「ましろっ……!///」


 体中が痛む中、何か不快と恐怖を感じさせるような声が聞こえて来た。


 ううっ……。俺、どうしたんだ?


 確か、NTRビデオレターの件から何事もなかったかのように、寧ろ以前よりもイチャラブになったましろと鷹宮の仲を見せつけられ、持続時間3秒と皆に噂され、不登校になって……。


 その後は風紀委員長上原と副委員長の荒木が毎日家庭訪問して来て、付き合い始めのイチャイチャを見せつけられる地獄に、家を飛び出して……。


 街をうろついていたら、チャラい奴らに女の子がいる楽しいところに行こうと声をかけられて、付いて行ったら変な薬売れるか女の子調達して来いって脅されて……。


 仕方なく、鷹宮の筆跡真似た手紙を出して、ましろを呼び出したら本当に待ち合わせ場所まで来て……。


 奴らに煽られて、全ての苦しみの原因になった奴らに復讐してやろうと、ましろを襲って……。


 それから、どうなったんだっけ?


 殴られる痛み。何か不吉な黒い影……。 火花……。 


 全ては思い出せないが、断片的記憶と共に強い嫌悪感と恐怖心が沸き起こった。


 ううっ。なんでこんなに不快で怖い思いをしなくちゃいけないんだよ。


 俺はちっとも悪くない。


 ただの被害者だ。


 悪い奴らに誘われ道を踏み外す羽目になったのも、NTRビデオレターを送ったのも、全ては鷹宮が俺の手に入れる筈だったものを掠め取っていきやがったから。

 ましろが俺ではなく鷹宮なんかを選びやがったから。


 だから、俺が奴らに危害を加えたとしても正当防衛なんだ!


「(そうだ。俺は正しい……)」


 そう小さく呟き、ぼんやりと瞳を開けると………。


「やぁーーっっ!!!」

「?!!」


 宙に舞うましろが、ツインテールを靡かせてスローモーションのようにゆっくりと俺の《《大事な一部分》》に下りていくのが見え、目を見開く。


 ドズン!!(グシャッ!!)

「ガッ!? グワギャアァァーーーッッッ!!!!」


 ましろが俺の股間に着地すると共に、熱い痛みが電撃のように走り、俺は獣のように叫んだ。


「ガッ、ガアアッ!!ガギャアア!!ガクッ」


 い、痛い!痛い!!痛い!!!


 た、助けてくれ!!持続時間3秒でも俺の大事なモノがっ!! 助けっ……




痛みに辺りを転げ回っていた俺はまたそのまま意識を失い……。





 



 気付いた時は警察に囲まれ、厳しい取り調べを受けた。


 殴られたところや、俺の大事なモノは手当てされており、機能的に破壊される程の怪我には至らなかったという事だが、その後、どんなに頑張ってもピクリともしなかった。


 それなのに、危害を加えた奴らは正当防衛でお咎めなしだとか言いやがる!


 おかしいだろ?!


 退学になり、罪状が付いた俺は、3秒から0秒になっちまった悲しみにくれ、これからの人生に絶望するしかなかったのだった…。



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