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研究の代償

「もうすぐ、この人が犠牲になる」

この部屋で食事を終えた、私達はもう一人の人間を手術台に固定していた。

「目が冷めたら始まるのですね」前ような失敗作がワイデルを傷つけないように注意しなければ、「ええ、でも起きたら少しだけ話がしたいわ」

「こんな人間話しても意味はないでしょう?」

「そうとも限らないわ、あなたも人間の感情がわかるようになるかもだし」と言うとアルダーには感情がないのだろうか?

「私に感情など必要ないでしょう?」冷たい声が部屋を枯らす。

「起きたようね」ワイデルの一言で部屋の空気がガラッと変わった。

「ここが、どこだかわかるかしら?」ワイデルは女に話しかける。

「ちょっと!ここはどこなの!?私を家に返して!」声を荒げて、女は言う。

「あら、彼のことより自分のことが最優先なのね、姉さんもうこの人やっていいわね?」「ちょっと、待ちなさいアルダーこの人に聞きたいことがあるの」一体何を聞き出すのだろう。

「姉さんの言うことなら必要なことなのでしょう、いいですよ好きなだけやってください」ワイデルなら、許可を得なくてもやるだろうけど…

「じゃあ1つ目よ、あなた何次元の人?質問に答えてくれたら見逃すかもね〜」

相変わらず恐ろしい娘だ。

「うちは、フェアリー次元よ…目の色を見ればわかるでしょ?」「嘘ね、あなたそれカラーコンタクトでしょ?本当の目の色隠しきれてないわよ?」「その通り、流石ですねワイデル…この女はミュート次元、姿、声、性別でさえ自由自在に変化させられる生物です」胸元から声がする…またビルトスが勝手に私の声で喋っているようだ。

「ミュート次元ということは、この世界では差別対象ね、隠してて当然だわでも、それだと不思議なことが生まれてくる」

そう、この女にはおかしな点が一つある。

「あなた、なんでミュート次元なのになんでカラーコンタクトなんてしてるの?目の色を変えればいいじゃない」

しばらく、沈黙を決め込んでいた女は顔をあげ、不敵な笑みを浮かべた。

「よく、気付いたね小さなお嬢さん、うちはアンティークマジック次元のルッシュさ、まあもう気づいても遅いけどね」そう言うと、女は聞いたことのない呪文を唱え始めた。

「ははは、もうあんたは終わりよ…まずはそこのオッドアイのお嬢さんからよ!」女の拘束具が灰となって消えていき、地面に黒いシミが広がっていく

「ワイデルこれを!」私は首にかかっているビルトスをワイデルに向かって投げ渡した。

「ちょっと、なにこれ!」ビルトスを受け取ったワイデルは黒いシミに吸い込まれていった。

「ビルトス…ワイデルを守って」「姉さん!…生きてかえって」


この次の章で、バトルになります!

どんな風にワイデル達が戦うのか、次の章にご期待ください!

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