中小企業と中部制圧
ああサンマ食べたい。
マジで1匹10円で買えた時代が懐かしいです。
ヘンゲラとアポニスは柚木を中心とする挙国一致内閣を組織して12月1日金集めに走った。
禿山党とフサフサ党は党主催のパーティで祖国の危機を訴え募金を募るのである。
日本の借金は返す必要があろうがなかろうが、帳簿上0にする必要はあるので賛同する。
「あの中小企業の株を買っていただけると聞いたのですが、柚木さん」疫病で疲弊した中小企業7社が資金提供をお願いするが、党主催の参加費500万円もするパーティで3千人も集めて150億円も荒稼ぎして軍資金を集めたが中小企業を救済する資金は出ないのだ。
取り敢えず政党党助成金を受け取らずに自力で何とかするようにしようと思っていたが、何処の世界でも組織を強化する為には上納金の強化が一番手っ取り早いので禿山党もそうしたのだ。
フサフサ党も支持母体である宗教団体アポニス教からお布施をかき集めているのだが助成金を拒否して自力で国の為党を運営して儲かったら国にお金を上納しようかと思っている。
「柚木さんは困窮度の高い中小企業の株を買う。このパーティに出て来れるような村の名士にはとりあえず融資は出来ない。3千億円しか余剰金はないし農水省も儲けるつもりなんだ」
「そんなぁ。柚木さんに直訴出来ると思って村で資金集めてやっとパーティの代金手に入れたんですよ?一点豪華主義と言う奴でして。結論を急がずにちゃんと我らの村を精査して欲しい」
取り敢えず総理の許可を取るべく議案を持って帰る柚木ちゃんだ。
あゆみはどうせインフレにはならないだろうとお金を20兆円ほど刷らせ軍資金にしたのだ。
「的場総理。我々は柚木さんと挙国一致内閣を結成する事に同意しました。総理には挙国一致内閣の盟主に就任して頂き、日本を救うべく旗揚げをしていただけると嬉しいのですが。
「お前ら柚木ちゃんに当てられて本気で日本を救うつもりになっちゃったのか?」と的場。
まあ俺の政治生命が伸びる分には一向にかまわないのだがでも少し考えればわかるよねぇ。
「別に的場政権を失脚させて柚木ちゃんだけ農水大臣に留任とかでも良いんですけどね?」
説得に当たったあゆみと美優は最後の切り札に内閣不信任案をチラつかせるのだ。
的場に恩を感じている柚木を説得するのは困難だが、あの人がもう10年早く生まれていれば日本初の女性総理として柚木政権による日本救済委員会を立ち上げるところではある。
「折角の権力を失いたくないでしょう?柚木ちゃんは農業と林業で忙しいから的場さんには漁業をやって欲しいんですよ。漁業は枯渇している漁獲高の回復と資源の保護に熱中しないと」
海は他国との資源獲得争いだから外国との交渉は未成年の柚木ちゃんには出来ないから。
「分かった分かった。この条件呑んでくれたら真面目に仕事しよう」総理は養護施設の困窮度ワースト100店舗に国費で寄付するように要求したのだがまあ問題はないので引き受けた。
「養護施設って自活出来るようになってくれると有難いんですがね。何とかしましょう。節約したお金で助成金の大幅増額と学習用漫画を大量に発注して送り届けさせておきます」
「適当に有名漫画のヒーローの名を騙ってプレゼントを届けて置け」覆面ヒーローだぞ。
「OK。じゃあこの書類の山我々が帰ってくるまでに片付けておいてください。総理。的場さんがその気になれば多くの人が救われますよ。我々もそれが出来るなら的場さんのお手伝いがしたい。あんな小娘が本気で日本を救おうと頑張っているんだ。大人の俺達がのうのうと利権を追い求める訳にも行かないだろう。俺達が私腹を肥やすのは日本が平和になったその時だ」
ヘンゲラとアポニスも説得に加わり的場のやる気を出させようとお願いするのだ。
「分かったから。中小企業に節約した1兆円で寄付してやるよ。疫病の犠牲者は95名か?」
だんだん減っては来てるんだけどまだまだ疫病は収まらない。
「じゃあ中小企業の立て直しやっちゃいますよ?上手く行けば数十兆円は儲かりますよ」
国が私腹を肥やすと何言われるか分からないから程々にしないといけないが税金下げようよ。
あゆみは取り敢えず来年の予算成立の時に仕えであろう借金の返済の為に紙幣を増刷した。
こんな事やってるとインフレになるのだが、日本デフレだし総額50兆円の増刷でインフレになる事はないと思うが、一応閣議決定で借金の一括返済を認めさせないと困るのだ。
「良いですよ。早速決定します。挙国一致内閣ですからね。借金を返済するまでは付き合いますよ。まあ借金返済する必要はないと考える一派もいるけど可能なら返済しますよ。俺らは頭の古い人間ですからねぇ。借りた金は返済しないとですが1200兆円は多いですなぁ」
「部下に命じろ。失業者を救済して生活保護を削減する。税金を納めさせれば赤字が黒字に早変わりですし、この疫病鎮圧したら株価が上がるの分かってるから中小企業救済と称して株を買い漁れば・・・」こんな本心国民にバレたら即刻失脚なので墓場に持って行こうと思う。
「本当にやるんですか?まあ利益が出る取引なら部下を説得するのも国民を説得するのも楽ですよ。疫病は結局のところ待つしかないですからねぇ。特効薬が出来るのをですが」
「分かっている。国内だけも鎮圧すれば他国へ経済協力と称してお金を貸し付けられるじゃないか」このシリーズは貧乏な国を描こうと思っていたが、結局こうなるのかと作者は思う。
「まあ取り敢えず中部地方の植林が終われば間伐も兼ねて数千億円儲かりますよ。確かに林業は儲かりますが、日本の山禿山にする訳には行きませんからなぁ」豪快に笑うヘンゲラだ。
「ほら終わったぞ。ハンコ押すだけなら3時間で十分だ。国王陛下にサインをお願いしろ」
「おお真面目にやって下さると仕事がはかどる。中部地方の耕作放棄地を買い上げ食糧の増産に励んでくださると嬉しいのだが。我々は党の構成員を説得するため戻ります」
ヘンゲラとアポニスが退室すると的場は暇になったのか外国に漁業協定を交渉する為の全権団を送り込む事にしたがまあ対象なのが大国と元大国の今は小国だから日本が譲歩しないと。
「まあお気持ちは分かりますけど日本で魚が取れなくなるのは困るんですよね。高値でも良いですから今の水準に抑えて頂けないでしょうか?」この大国Aは俺様気質の国民性なので高飛車に接しても無駄だが、サンマだけは確保しないと国民に何て言われるか分からん。
「資源を管理しないとサンマが時期に取れなくなりますよ?7対3でどうですか?」
「日本が7で大国Aが3なのか?ふざけるんじゃない。資源を枯渇させたのは日本じゃないか」
「我々は国力の違いから我慢するのは日本の方だと理解してるつもりです。でもサンマが取れなくなるのは困るんですよ。我々2国で資源管理を行いサンマの利益を分け合おうかと」
「ああ大国Aが7で日本が3ですよ。この条件国内向けにはデモの嵐になるでしょうけどね」
大国Aにここまでゴマすりに徹して無碍にされたらこの使者スローニンはクビだろうな。
「日本の譲歩など考慮してやる気はないんだが、俺も一応外交官だからな。だが大国Aの国民を黙らす為には8対2だな俺達としてはこれでも譲歩してるつもりだぞ」
まあ大国Aとしては譲歩何だろうが、日本に言わせれば無条件降伏に等しい要求である。
「分かりました。要求を呑みましょう。ただ日本国民を納得させる事が出来るかは・・・」
「日本の国内事情など我々の知った事ではない。大国Aが反日教育してるの知ってるだろう?日本に譲歩する事は出来ないんだ。それに公海での漁は自由だから協定を守らんかもだぞ」
「協定を守る気あるんですか?資源開発と領土問題で争う仲だが約束は守って貰わないと」
スローニン外交官は外交問題を片付けてサンマを確保しないといけないが養殖出来るのかな?
サンマ1匹10円で買えた時代が懐かしい。
今千円出しても買えるかどうか知らないが値段確認する気にもなれなかった。
食べる気ないし、でも国内の漁業は廃れているし川魚とかの消費を拡大させてみようかなぁ。
「ああ合意で良いのか?交渉に失敗したらクビにされかねないのはこっちも一緒なんだ。資源管理やろう。甘い汁は皆で分け合わないとな」と大国Aも同意するが、お互い自国の民を宥めるのが大変そうだなと思いサンマの数を増やすべく禁漁に励む決意をしたのだ。
「サンマが食べられない。ふざけるなぁ」と農水大臣である柚木に抗議の電話が鳴り響く。
「そりゃ抗議したくなるでしょうね。スローニンさん。土下座外交ってこう言うの言うんです」
「仕方ないだろう。大国Aだぞ。サンマが高いのはもう諦めろ。海産物が安い値段で食べられる時代は終わったんだ」てスローニンは開き直るがこの抗議の嵐私が宥めないといけないのか。
「全漁獲量の2割は確保しました。サンマが増えるように祈るばかりです」
どうせ協定を守る気はなさそうだが資源管理はする事にしようと思う柚木である。
「仕方ないじゃないですか?今の国力では大国Aと争ったら確実に負けますから・・・」
でも豊富に海に生息してる生き物もいるから商売代えてそちらで儲けたらどうだろうか?
取り引き先を農水省の役人に命じて探させても良いと漁師に打診したのだ。
「我々が禁漁して大国Aと小国Aが好き放題サンマ漁に励んだら我々の立場はどうなるんですかねぇ?ただのお人よしにしか映りませんよ。大国Aのサンマの需要は増えるでしょうし」
それでも禁漁はしないといけない。それと捕鯨だけど調査捕鯨ってどう考えても商業捕鯨だよね?他国が漁を止めろと言うんだけど、流石に私が命令して禁漁にする訳には。
まあそれはゆっくりと考えるとして、当面は植林と間伐だが、中部地方を制圧したのは12月4日、3千億円儲けて中小企業救済の株の買い占めに6千億円で走り一時的に株価が上がった。
そして中部地方を制覇した林業部隊は留守部隊関東5千、中部3千を維持管理において残りの2万2千人とボランティア5万人と共に東北の植林に向かう事にしたのだ。
東北攻略の予定です。




